プラレール幻の逸品展示室(その13):弁慶号VS弁慶号

1998年10月14日、それは「第2回プラレールの日」!この日を記念して復刻版第2弾として「弁慶号」が発売されると聞いた時、思わず「トミーやるじゃないか!」と思う一方で「まさか黒ミッキーポッポじゃ…」と思ったものでした。いよいよ発売されたその「弁慶号」は…(一部ちがいますが)やっぱり黒ミッキーポッポだった!
まあー、去年の「ちんちん電車」は、復刻第1号ということで、かなりコストをかけていたわけで、(おそらく、ファンクラブのプレゼント用にも使用することを最初から予定して作ったのでしょう。来年はきっと江の電仕様かな)それと比較するのは、申し訳ないのですが、(本来は、限定品ということで、今回位の仕様変更と価格が妥当なのでしょうが)やっぱり形態的に少々無理があったかな…というのが正直な感想です。(決して、このようなマイナーチェンジによる限定品を否定するものではありません。ただ、もう少し上手い処理は出来なかったのかな…という事です。一歩間違えば、かつて踊り子号等で受けた「本物と違う」というクレームを受ける可能性があるということです。)
まあ、堅い話はこのくらいにしましょう。今回の企画は、新旧の「弁慶号」を徹底比較してみようというのが本題ですから。

側面(上:旧、下:新)

上面(上:旧、下:新)

前面(左:旧、右:新)

ななめ上より全景(手前:旧、奥:新)

後面(左:旧、右:新)

箱上面(上:旧、下:新) 箱側面

やはり、旧製品は、最初から弁慶号として製作されただけに、プロポーションは復刻版に比べかなり原形に近いです。
特に、キャブ廻りと、テーパーのついたボイラーの再現がポイント高いですね。(ただし、形にこだわるあまり、煙突が高くなり過ぎ、高架下を通過できずかさあげ用のパーツ(内箱の右にある黄色いコマ状の物)まで作ってしまったのはご愛敬。)
もう、やはり古い金型は残っていないんでしょうね…

独断と偏見の採点表(あまり本気にしないでね)
プロポーション 雰囲気 走行性能 こだわり パッケージデザイン 手に入れやすさ 総合評価
旧製品 Δ X
復刻版 Δ Δ Δ Δ Δ Δ