プラレール幻の逸品展示室:その29
電動プラ汽車セット


電動プラ汽車」
プラレール初のモーター車両です

満鉄のタブサ号をモチーフにしたとも言われるその独特の形が印象的です
プラレール博物館としては初のレールセットを入手しましたので御紹介します


電動プラ汽車のセットは数種類あると言われています、今回入手したのはセットとしてはかなり後期のものと思われます

既に紹介した「電動超特急ひかり号セット」と同じパッケージデザインとなっており
年代的には1960年代後半の発売と思われます


電動プラ汽車と貨車2両、初期のストレートな坂レール、Y字レールや駅などパーツがぎっしり入っています
中の台紙もプラ製ではなくまだ紙製で、パーツを輪ゴムで留めているのが何ともいい雰囲気です

セット内容:プラ汽車、貨車2両、えき、坂レール、Y字レール、信号、遮断機、立木


箱ラベルのレイアウト写真のアップです
電動プラ汽車、電動超特急ひかり号、プラ汽車、夢の超特急とこの時代のプラレール達が揃い踏み
まさに夢のような情景です



箱の側面部分に、発売当時の値札が!
「大丸」とは大丸デパートのことでしょうか
当時の定価は1200円!今の物価で考えると、3〜4000円位でしょうか




プラ汽車もほぼ未走行のピカピカで、グッドコンディション!
リード線を半田付けしている動力ユニットは、まさに手作り感覚で時代を感じさせます

動力ユニットは最初期のタイプ、付属の貨車も、電動プラ汽車とプラ汽車にしか付属しない独特のタイプ





せっかくですので、以前から博物館で収蔵している単品の「電動プラ汽車」も合わせてご紹介します

40周年復刻で、新動力の電動プラ汽車が発売されたましが、やはりオリジナルの良さにはかないません
オリジナルの動力で復刻されることはもうないでしょうから
プラレール博物館で大切に保存してゆくつもりです


また、博物館ではプラ電動汽車の色違い「赤色」を探しています
どなたかお譲りいただける方がいましたらぜひ御連絡下さい
(2004年7月11日ページ作成)