今回は、1981年7月版から1985年9月版までを掲載します。
この時代の特徴としては、表紙に「○○年版」という表示がされなくなり、随時発行のような形態になったこと。
メーカーとしては、価格や商品の改訂に合わせて随時発行することで、情報の更新がしやすいと考えたのだろうか。
発行年月は裏表紙にちいさく「MAR、82」のように表示されている。
表紙デザインは3種類あり、81〜83年、84年、85年で切り替えが行われている。
サイズは全てB6版ブックタイプ。発行順に並べてみると、微妙な車両の入れ替わりなどが読みとれて面白い。
またこの時代は、セット品にもれなくカタログが封入されていたので、比較的入手し易い。
1986年版からは、旧来の「19○○年版」という形に戻った。(次回以降紹介)
各カタログの車両紹介のページは、クリックすると拡大表示します。(重いですけど…)
1981年7月版カタログ
サイズはこの時期定番のB6版、ブックタイプ。
寝台特急や急行電車、特急電車など古き良き時代の車両がまだ生き残っている。
車両は3両編成18種、機関車4種を紹介。
1982年2月版カタログ
約半年をおいて発行されたもの。
車両は全く変化なし。情景部品が高原の湖、田舎のトンネルが追加されているのが目を引く。
1983年5月版カタログ
1年2ヶ月後に発行されたもの。
メロディ東北、メロディD51、シュッポーD51、おどりこ、リレー号、ミッキーポッポが追加され、3両編成は24種に増加。
落ちた車両がないため、まさにすし詰め状態。情景部品もプラレールファミリーが追加。
表紙 |
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車両紹介のページ(クリックすると拡大表示します) | |
部品紹介のページ |
表紙 |
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車両紹介のページ(クリックすると拡大表示します) | |
部品紹介のページ |
1984年8月版カタログ
わずか3ヶ月後に発行されたもの。
RC地下鉄が追加され、リレー号は早くもカタログ落ち。情景部品は全く変化がないため、掲載省略。
表紙 | 車両紹介のページ(クリックすると拡大表示します) |
1984年10月版カタログ
さらに2ヶ月後!に新版カタログが出た。たぶん最短記録であろうか。
RC6種(L特急、東海型、東北上越、ひかり号、ブルトレ、地下鉄)が勢揃いした。
巻末にRC専用のページも追加され、トミーのRCにかける意気込みが感じられる。
通勤特急がひっそりとカタログ落ちしている。情景部品は変化がないので掲載省略。
表紙 |
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車両紹介のページ(クリックすると拡大表示します) | |
RCプラレール紹介のページ |
1985年6月版カタログ
85年に入り、再度表紙が変更され、イラスト調のものに。
85年2月版というのもあるらしいが未入手。
車両の変化はあまりなく、RC6種も生き残っている。
スカイライナーが新色に変更、通勤電車初代が追加されて3両編成は25種に!
情景部品は灯台トンネル、ミッキーの駅、ジャングルランド、ブロックビルが追加。
1985年9月版カタログ
3ヶ月後に発行されたもの。
ライト付きニュー新幹線が追加され、3両編成は最多の26種に!
カタログのレイアウトももう限界に達している。
RC絶滅、新動力切り替えという激動の時代を前にした旧動力世代最後のカタログ。
これも短命に終わるプラロードの301、302、303セットの紹介も巻末に。