超・合金のページ3
マグネモ11 超人戦隊バラタックシリーズ 
〜好きなんだ! 強いんだ!〜


いわゆる「スーパーロボット物」の元祖
それはやっぱり「マジンガーZ」!>独断

それまでも散発的に巨大ロボットアニメというのは存在したが
やっぱりマジンガーZの魅力といえば

@単純にロボットのスタイルがカッコイイ
A主人公が乗り込むことで起動する
B主人公との一体感がステキ
Cロボのピンチ=主人公のピンチ
D敵のパワーアップに合わせて自分もパワーアップ
E敵も味方もシリアス


などなど、それらはスーパーロボットのお約束として脈々と受け継がれてきた

マジンガーシリーズのスポンサーはポピー(現バンダイ)だが
もう一つ、同じ東映動画製作でタカラがスポンサーとなったロボットシリーズがあった

それは、ちょうどタカラが展開中だったミクロマンの磁石を利用した球体関節の技術を取り入れたため
通称「マグネロボットシリーズ」と呼ばれるちょっと異色のシリーズであった

オモチャとしては、球体関節の直径が11ミリのため「マグネモ11シリーズ」として商品化された
(他に一回り小さな8ミリの関節を使った「マグネモ8シリーズ」も展開)

まあ、主人公がわざわざサイボーグに変身してからくるっと回ってカボチャ頭になって
ビッグシューターから打ち出された他のパーツと磁力で合体する「鋼鉄ジーグ」とか

複雑な発進プロセスとマグネマンになってもあまり変わらない猛と別人になっちゃう舞が空中で合体し
バックルみたいなパーツになってロボと合体する
やたらマッチョでお首のないスタイルの「マグネロボ ガ・キーン」とか>すごいネーミングよねこれ
ちょっと変わった作品が続く中

3作目として登場したのがこの「超人戦隊バラタック」
キャラデザはガ・キーンと同じ小松崎一男ながら、ちょっと昔のアニメを思わせる作風となったが
実はこれがスーパーロボット物のセオリーにことごとく反するトンデモ作品だったのだ>失礼
昭和52年7月3日から昭和53年3月27日までテレビ朝日系で毎週日曜日18:00 - 18:25に全31話が放送されたのだが

マジンガーと比較すると

@ロボットのスタイルがカッコ悪い>あくまで主観 (^_^;)
A主人公が乗込まず遠隔操縦
Bしたがって一体感がない
Cだからロボがピンチになっても平気平気
D最初から4タイプの変形パターンが決まっているのでパワーアップがない
そしてとどめはE敵がギャグ>まあこれはこれで面白かったけどネ

大塚周夫演じるゴルテウス長官と永井一郎の演じる部下のガエルの掛け合い
「パンダがほしい」「チリ紙交換でーす」「ニンジンたべたい」とかトンデモ話の数々…
なんつったて最終回のタイトルが「もう終わりでーす」だもんね (^_^;)

なぜか敵の中で唯一シリアスなジュリアス(こいつだけ8頭身by野田圭一)>途中で死んじゃうんだけどね
けっこうシリアス話だった「虹の勇者ジュリアス」って回でさ〜
本当は地球と友好関係を結びたかったのに、派遣されたゴルテウスが勝手に侵略を始めてしまい
ひとりジュリアスだけがその使命を全うしようとしていたわけね


しかし、オモチャ的に見ると、ジーグでも出し切れなかった
陸・海・空・地中の4形態全てがマグネモ11シリーズで商品化されたこと
(ジーグではスカイジーグとアースジーグはマグネモ8のみ)

コントロール船となるトロッター1号から5号が合体した「ペンタゴラス」が大箱で商品化されたことなど
当初かなりタカラも力を入れていたことが推定される
しかし、アニメもあまり人気なかったみたいだし、オモチャもそんなに売れなかったと思われる>あくまで推定ですよ

しか〜し!
当時人気がない>生産数が少ない>残っている数が少ない>今ではレア化
というオモチャの図式どおり、今ではコンプリートするのが非常に困難なシリーズとなってしまった
さらに、出てくるものもシール使用の中古がほとんどでおまけに遊び倒されているものがほとんど

…というわけで、私も美品をコンプリートするのに5年かかりましたわ
ま、前置きはこのくらいにして、紹介するざんす
それではバラタック先生、あとはよろしくお願いします


おうっ、俺が超合金魂化も近いバラタック様だ>うそです
ふっ、なんたって、OPでロボット1人称なんて
同じアニキが歌うグレートマジンガー(オレはグレートマジンガー〜)とタメだぜ

好きなんだ〜強いんだ〜
大きな声でバラタック!みんなで呼べばバラタック!!
オレはロボット〜言葉は出ないが
身体に流れる〜正義の力
いくぞ悪党!怒りの一撃!!
くらえビーム〜受けろミサイル
大空 海原 地の底までも〜
変身 合体 突き進む〜
オレはバラタック!超人戦隊バラタック!!

(OP1番)


これからは水木アニキが歌うOP通り、俺がオレを紹介させていただくぜ
オレのカッコイイ姿をお見せするぞ
まずは赤いボディもまぶしい基本形態「バラタック」からだ



背中にローラー

シール・パーツ未使用だぞっ


右手にドリル、左手にクローというスタイルがデフォなんてカッコイイだろ>もはや主役といえるか微妙…
そう、俺には元々「手」がないんだ
だから超合金魂化されるときも>ないない
平手と握り手のパーツがいらないんだ
その分安く発売できるぞっ バンダイさん
コンディションもシール未使用、パーツ未切り取りというまさに奇跡的な状態だぞ
メッキ部分もキズ一つなく、きれいだろ

取り説ね バリアントアンカーとも合体できるぞ!


次は黒のボディが渋さを放つ地中戦用「ブラックバラタック」
地中戦用に、より長いドリルとミサイルが発射できるクローが付くんだ
地中を進みやすいように先頭部にもドリル、後部にはギアが付くんだ

そうそう、基本体からそれぞれの形態にフォームチェンジするときは、胴体の色が変化するぞ
それから頭が移動して胸にジョイントするんだ、カッコイイだろう>はは微妙 (^_^;)

取り説 これにもバリアントアンカーとの合体が書いてある>よっぽどバリアントアンカー売れなかったのね


次は水中戦用のアクアグリーンのボディ「グリーンバラタック」
コアになるボディパーツもグリーンになるんだ
水中を移動しやすいように、大型スクリューとイルカの様な整流パーツと水中翼がカッコイイだろ>微妙 (^_^;)
ボディも他のタイプとは前後を逆に使用しているのに気が付いたかな
これのみシールは未使用だがミサイルのみランナーから切り取り済みなのが惜しいな〜

取り説 これにもバリアントアンカーとの合体が書いてあるねー

最後はスカイブルーのボディのスピード感あふれる空中戦用「ブルーバラタック」
両腕と両脚にロケットを装着、可変するノーズコーンからはミサイルを発射
空気抵抗を極力排した姿が美しいだろっ>頭が思いっきり空気抵抗なんすけど (^_^;)
ノーズアートまでばっちり決まってるよな!

取り説 怪しい合体の紹介が数々… これにもしつこくバリアントアンカーとの合体が書いてある


ボディが変身するタイプごとにカラーチェンジするぞ!
こうして並べてみると我ながら美しさに惚れ惚れさ

レッド ブラック グリーン ブルー

俺は身体に正義の力が流れるスーパーロボットなのに、それなのに…
コントロール母船「ペンタゴラス」に乗った5人の「エスパー」と自称する輩に勝手に操られてしまうのだ トホホ

くやしいが、一応説明しておこう
マック・ユージ・ユリ・フランコ・ディッキーの5人が乗ったトロッター1号から5号が合体して
このコントロール母船「ペンタゴラス」になるのだ
ばら売りのトロッターも発売されていたが、当然この大箱の方が貴重だぞ


ついでだから、オレの関連商品も紹介しておこう

これが「パワーチャージロボ:バラタック」

マグネモ11シリーズとはなっているが
胴体は下半身を含め足の部分に電池を入れるために全く動かない
マグネジョイントは両肩と頭部の3箇所のみ>ちなみに通常品は8箇所もあるのだ
しかも設計上の無理があったのか、頭部を含め通常のバラタックより一回り大きくなってしまい
通常品と互換性が全くないのだ>マグネモの意味ないじゃん

胸や脚のメッキも省略とないないづくしだが、唯一のウリは肩のマグネモジョイントを介して
モーターが内蔵された腕部に電気が伝わり先端が回転することだ
回転部分に連射ミサイルやドリル、カッターやクレーンをセットすることが出来るぞ



そしてこれが全身合金という夢のようなアイテム「スーパーバラタック」
欠点は、サイズが極少(ミクロマンより一回り大きいくらい) なことと、出来がイマイチなこと
そして、最大の難点は手足が外せない…つまりマグネモではないことだ
>また外してるじゃん、タカラさん


以上、マグネモ11バラタックシリーズ+αを紹介したぞ
マグネモ8シリーズでもバラタック各種があるが、細かいところがほとんどシール再現で
いいところがないのでパスさせていただく>ホントは持ってない
いずれ近いうちにDVDになると思うので>ないない〜
そのときはオレの活躍をたっぷり堪能してくれよなっ!

(2007年5月4日ページ作成)