俺の好きなプラレール:第3章


−プラ汽車セット&プラスチック夢の超特急−

またまたお久しぶりとなってしまったな!元気か?
いろいろとネタはあったんだがいろいろいそがしくてスマン!
だが待たせた分、今回は超大物を2点まとめて紹介するぜ!
おそらく今までだれも見たことが無いプラレールだぜ


それは、去年(2001年)の秋のことだった
…このところあまり新しいプラレールが手に入らなかったこともあり、なんとなくおれはテンションが下がりぎみだった
「古いプラレールもめっきり出なくなってきた、もう限界なのかな」
そんなある日、プラレール博物館の「探しています」を見たという方から一通のメールが届いたんだ
その内容はなんと、プラ汽車の単品を持っているという内容だった
続いて送られてきた画像を見て、おれはマジに驚いた
「本物だ…間違いなく当時の」

プラ汽車の単品は、あの「プラレールのすべて3」のリストにも載っていない、存在すら未確認の幻のアイテムだった
譲ってもよいというその方と何度かの交渉の末、話しがまとまり
数日後、その「プラ汽車セット」が送られてきた
はじめて見るその箱は、その後の上下箱のように写真を使ったものではなく
小型の蒸気機関車のしゃれたイラスト入りのものだった
まだカラー写真を印刷する技術がなかったためとはいえ、鮮やかな色使いのその箱は、かえって新鮮に見えた



さらに、驚くべきことが先方から伝えられた
何と…動力無し4両のひかり号「夢の超特急」単品も手元にあるという
数回の交渉の末、こちらも無事譲っていただけることとなった
手元に届くまでの数日間の待ち遠しかったこと!



そしてほどなくして「プラスチック夢の超特急」がやってきた
その箱を見た時、オレはその美しさに息を呑んだ
プラ汽車セットと同じデザインセンスでまとめられた箱
そして…その箱に描かれているひかり号は、普通のものではなかった
よく見てくれよな!



一瞬、オリジナルデザインかと思ったが、どこかで見た事があるような気がしたのさ
ネットで検索した結果、驚くべきことがわかったぜ!


そう、このデザインは開業前の走行テストに使用された先行試作車A編成のものだった!
営業車の塗装は、窓に青帯というB編成を元にしたデザインになった
この製品の発売は新幹線開業と同じ昭和39年だから実車のデザインはすでに決定していたはずだろう
あえて当時のトミーのデザイナーは、採用されなかったこちらのデザインを選んだとしか思えない
今見直してみると、このデザインはスマートで悪くない
こちらのデザインの方が、流線型の車体のフォルムを美しく見せているような気もする
そうそう、「プロジェクトX:執念が生んだ新幹線」にも登場していたぜ

この塗装のひかり号の長い編成が走行しているところを描いた箱絵は、
まさに「夢の情景」!
このプラレールはオレがいままで目にした中でも、間違いなく最高のものの一つと言えよう


プラ汽車と夢の超特急
片や最新鋭の新幹線、そして片や当時終焉のときを迎えつつあったSL
実車ではその2つが並んで走ることはほとんどなかっただろう
せめてプラレールで同時期に発売されたその2つを並べてみよう

この2つが加わったことで、プラレール博物館もさらに充実したコレクションとなった
残すはあと数点…
全国の古いプラレールをお持ちの方、連絡を待ってるぜ!