アニメ人形のページ 53

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明日のナージャ
〜み〜んな笑顔で会えたら〜

ナージャ 君の瞳には
ナージャ 何が見える〜

こんにちは〜
わたしはナージャ
みなし子だけど出生の秘密があるみたい
ダンデライオン一座と楽しく旅を続けながら、その秘密を探すの
でも私の周りの人って
突然よそよそしくなって性格が変わったり
突然事故で死んじゃったりもう大変なの
どうしてかしらね〜

そんな私の大活躍に期待してねっ

それから、このシリーズは大ヒットして
「明日のナージャ」→「明後日(あさって)のナージャ」→
「明々後日(しあさって)のナージャ」と続くからずっとずっと見てね〜


明日のナージャ…
それなりの安定した人気を保ち、4年間続いた「おジャ魔女どれみ」シリーズの後番組として
イメージを一新し、東映としては久しぶりの変身しないヒロインのアニメでした
舞台は約100年前のヨーロッパ
孤児院で育ったみなし子のナージャが旅芸人のダンデライオン一座と共に旅をし
さまざまな人々との出会いとナージャの成長を描くという
かつての世界名作シリーズを意識した設定の物語となるはずでした…が
やはり作り慣れない作風のせいか、どんどんストーリーはあらぬ方に向かっていってしまったのでした

一番問題なのは、ナージャの性格が今で言うところのKY>空気が読めない痛い性格だったこと
空気が読めない→周囲の人間を振り回し、場合によっては不幸な目にあわせる
…いえ、某首相のことじゃないですよ

私も放映当時2本ほど見た記憶があります

ひとつは、フラメンコダンサーのカルメンが昔の恋人の闘牛士ホセと再会し
昔の自分を取り戻しこれから再出発しようと盛り上がっているさなかにホセが事故死しちゃう話

もうひとつは、孤児院時代の仲間と再会して喜んだのも束の間、
彼女がメイドとして働いているお屋敷に招かれたナージャがパーティードレスで現れ
それを見た彼女の心を深く傷つけ人格崩壊させてしまう話
しかも傷つけた事に全く気付いていないナージャが痛すぎ

子供が見たら絶対トラウマになります>私も危ないところでしたもん

特に2本目の話、あとで調べたらナージャの山場の一つでした
幼馴染の彼女の名前は「ローズマリー」…
この事件をきっかけに心がダークサイドに落ちた彼女は
ナージャ史上最強の悪役になってしまいます

ちょっとデンパでデンジャラスなローズマリーはことごとくナージャの母親探しの邪魔をし…
あげくにナージャになりすましてプレミンジャー公爵家の娘にまで登りつめてしまいます

この辺の展開はもはや子供向けではありませんね
その一部を再現してみましょう

38話、屋敷にいるローズマリーと窓下のナージャが会話するシーン…

窓からナージャの帽子やトランクが投げ捨てられる
ナージャ(以下ナ)「ひどいわ…」

見上げる窓辺にはローズマリーの姿が
ナ「ローズマリー!」

ローズマリー(以下ロ)「ローズマリーですって、それ、だれのことかしら…
私はプレミンジャー公爵の孫娘、ナージャ=プレミンジャーよ」

ナ「ローズマリー…」
ロ「想像もしなかったでしょう…この、お人好しが!」

ローズマリーはナージャの母のドレスを引き裂きながら話し続けます

ロ「やさしくて、かわいくて、だれからも好かれてるってだけじゃ…」
ナ「やめて!」
ロ「幸せになんかなれないのよ!」

引き裂いたドレスを窓から投げ捨てるローズマリー、それを大切そうに拾うナージャ

ロ「さようなら、どこの誰だかしらない、お嬢さん」
笑いながら窓辺から去るローズマリー

ナ「お母さんのドレスが…お母さんのドレスが〜!!」
絶叫するナージャ

もはや狂気の世界です
映像が見たい方はこちらを>リンク切れになっていたらスミマセン

こんな状態ですから、おもちゃのセールスも良くなかったようで、名作路線も1年で終了

そして急遽ピンチヒッターとして登場した「ふたりはプリキュア」がヒットし
既に5年目というセーラームーンに並ぶロングシリーズとなりました
やっぱり東映は、美少女変身ものが得意ということでしょうか

どれみシリーズとプリキュアシリーズの谷間に咲いた1輪の花
ちなみにOPは本田美奈子さんが歌っていましたっけ

そんなナージャも、ドールはなかなか良くできておりました


ナージャギャラリー:エプロンドレス

ナージャの定番服ともいえるエプロンドレスです
設定に忠実で良くできていると思います
顔もカワイイですし
帽子やペンダントなどの付属品もちゃんと作りこんであります

顔アップと全身
バンダイさん久々に力が入ってます



パッケージイラストもカワイイです




ナージャギャラリー:バレリーナドレス

オープニング冒頭で、ひざまづいた姿勢から立上り、光に包まれながら
ドアに向かって駆け出してゆくシーンで着ていた衣装です

ぽーんと脱ぎ捨てるブルーのオーバードレスも入っています
ナージャバトンも付属してなかなか豪華です

これで定価2500円はなかなかリーズナブル!
顔アップと全身
バレリーナ姿もなかなかいいですね〜
このバトンでナージャはへんしんするぞ>しないって




イラストがカワイイです
とくいわざ:はやきがえ>ってなに〜

不振だったといわれるナージャシリーズのおもちゃの中で、
このドール2種だけは放映後見かけた記憶がありません
生産数が少なかったのか、それとも意外と売れたのかも


でも、その後のヨーロッパ向けセールスは好調だったそうで、
今では作品としてはそれなりの評価がされているそうです>よかったね、ナージャ

さあ、次はプリキュアかなっ>(^_^;)

(2009年1月10日ページアップ)