アニメ人形のページ 48

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魔法の妖精 ペルシャ


こんにちは〜
ラブリーペルシャです〜>うそ

みんな、ボクのこと、覚えているかな?
え、モンチッチ?
違うってば〜

え、ペルシャにはカッパしか出てなかったって?
そんな〜
みんなボクのこと忘れちゃったのかな
え、そういえばカッパの他になんかいたような気がするって?

そうそう、ボクの名は
「妖精ボンボン」だってばさ〜
声なんかあの菅谷政子さんだぞ

まあぁ、10年以上おもちゃ屋さんのガラスケースに残っていたのを
先代管理人のあけだが「なんか見たような気がするヌイグルミだわ」って
買っていってくれたおかげでここに出れたわけだけどさ

あ〜話し長くなっちゃったね〜
そろそろ本物のラブリーペルシャを紹介しないと
待っている人にボコボコにされそうだから紹介するね

でも、ボクってさ 意外と珍しいと思わない?

ラブリーペルシャ人形
〜見知らぬ国のトリッパー〜


わーのわーの 前回紹介した「クリィミーマミ」からスタートした「スタジオぴえろ魔女っ子シリーズ」

その第2作目として放映されたのが「魔法の妖精ペルシャ」ですの〜
他の3作は新人歌手が歌と主人公の声をアテてるんだけど
ペルシャだけは声優の冨永みーなさんがやってるの
一応「ペルシャが好き」という原作もあるそうなんだけど読んだことないですの

アフリカで育った野性少女ペルシャ
服は毛皮のワンショルダー
ライオンを友とし、必殺技は「ペルシャ大切断」ってそれアマゾンじゃないかしら>ウソですわ〜の

日本へ来る飛行機の中で異世界ラブリードリームから変身魔法を授かり
日本についてからは、魔法の力でさまざまなスペシャリストに変身することができるんですの〜

前作のマミがどちらかといえば芸能界という狭い世界を舞台にしていたのに対し
ミンキーモモを強くイメージさせる魔法少女モノへの原点回帰を目指したのかもしれないですわ〜の

…疲れたのでペルシャ語やめますね>や〜のや〜の

人形のサイズはマミと同じ1/6くらいのスタンダードなサイズです
顔は、まああまり似てないですがカワイイです
というか、ヘッドの型って、マミ・ペルシャ・エミ共通のような気がします

変身後に等身やルックスが変化する魔女っ子をドール化する場合方法は概ね3通り
@無理やり変身ギミックを持たせる…マミパターン
A変身前の姿を人形化する…ペルシャパターン
B変身後の姿を人形化する…エミパターン

というわけで、この「ラブリーペルシャ」は変身前の姿をドール化しています
着せ替え用の毛皮の服が入っていますが、それだけではあんまりウリが弱いんで
魔法のバトンを持った手首を回転させて変身ポーズを再現させるギミックがついとります(詳細は後述)

まあ、「赤ずきんチャチャ」みたいに変身前後を2体発売しちゃうパターンもあるんですが
それはちょっとコストがかかりすぎますし

それでセーラームーン以降の変身少女物は
等身が変化しない、コスプレ的な方向へ向かっていったのだと思います
箱に入った状態です↓

付属品は、クルクルリンクル・カッパ・ワンショルダーのアフリカ時代の服など
箱の左右サイドには、平服と毛皮服を着たペルシャの写真と
変身呪文「ペルッコラブリン クルクルリンクル」がでっかい字で書いてあります
カッパ:プリプリだそうです


タカラと違って、リカ・ジェニーという素体を持ってないバンダイは
その都度ボディを開発、製造しないといけないというハンデがありましたが
その分、人形ごとに違うギミックを仕込むということが可能でした

このペルシャに仕込まれたギミックは
右手首に魔法のバトンクルクルリンクルを持たせて左腕を回転させると
あ〜ら不思議 右手首とバトンが回転するというもの
いったいどんな構造のギミックなのか謎です


この継目のところから先が回転します



実はうちにはペルシャも2体あるんですが、服の材質が違います
左はサラッとした感じの生地、右は伸縮性のある生地です
どちらが先かはわかりませんが、少なくとも1回は再生産されていることが分かります

…と思っていましたら、人形界の味皇といわれるドールマスターさまから
写真左が後期、右が前期とのご教示をいただきました
どーしてそんなにお詳しいんですか〜
サラッとタイプの生地(後期) 伸縮性のある生地(前期)

カタログ
魔法のバトンとペンダントなどが載っています


魔法を授かったペルシャは、ラブリードリームのために毎回変身して活躍します
ただ、このパターンは、既に当時魔女っ子アニメとしての地位が確立しているミンキーモモと
完全にかぶる形となりました

また、魔法を人に見られた場合のペナルティーとしては
ボーイフレンドの学と力が何と「女の子」になっちゃうという
いまいちぱっとしない設定でした(途中で消滅)

そんなこんなで、マミほどの盛り上がりもなく、何となく最終回を迎えてしまった印象があります
さらに次回作のマジカルエミがかなりハイレベルな作品であったため
その谷間に挟まれるような形となってしまいました

日本テレビ系列で1984年7月〜1985年5月まで放映:全48話
詳しい解説はこちらを見てね

…ちなみに最近発売されたDVDボックスの箱絵
当時のキャラデザの岸義之さんの絵なんですが
かなり画風が変わっちゃってますね〜

次回はとーぜん「マジカルエミ」へと続きますんで待っててね


(2007年7月16日ページアップ)