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プチドリーム あまえんぼチビ猫 ビスクドール
(TAKARA ・2006年)


チビ猫ビスクドールシリーズのラストとして
「プチドリーム あまえんぼチビ猫」を紹介します

前回の「ホワイトドリーム 夢見るチビ猫」の予想外の売れ行きっぷりに
タカラも次の企画を考え始めました

ホワイトドリームの白服タイプでも企画すればよかったのにと個人的には思いますが
おそらくそれは次回に取っておこうと思ったのでしょうね

今度は「実際の子猫サイズ」のチビ猫というふれこみで新たな企画を立ち上げました
生産数は1000体、身長約12センチ、服は人気のある白服…
前回のホワイトドリームには既にプレミアが付き
買い逃した方からも再販を望む声が「タノミコム」に寄せられる状況の中
タカラも「絶対行ける!」と踏んだのでしょうね

案の定、予約は約2日で埋まってしまいます
おそらくその中には、複数申し込まれた方や、プレミア狙いの方もいたでしょうが…



そして



そのまま予定通り発売されれば、また大当たり…となったのでしょうが
発売直前になってタカラは大ミスを犯します

それは、某大手玩具店のオンラインサイトでタカラとタイアップで
青服とピンク服が各1000体発売されることが発表されてしまったことです

おもちゃメーカーとしては通常の玩具を万単位で生産する考えを安易に踏襲し
1000体が3000体になっても問題ないと考えたのでしょう

しかし、購入希望者の考えは異なっていました
人形のマーケットと言うのは、そんなに大きなものではありません
3000体も発売されるということは、もう限定品としての価値を失わせてしまいました

ある意味では怒り、ある意味では失望から
白服のキャンセル(特に複数予約をしていた方)が多数発生したことは
想像に難くありません…
2日で予約完売したはずの白服は、今でも購入することができる状況に逆戻りし
青服とピンク服もまだ購入可能な状況です


そして一番不幸なことは、おそらく次に企画されていたであろう
ホワイトドリームの白服の企画が潰れてしまったことです

当初熱心に開発経過を報告されていたタカラの担当の方のブログも
「あまえんぼチビ猫」の企画発表あたりから全く更新が途絶えています
あくまで想像ですがおそらくその方としても、大好きなチビ猫が
だんだんと「商品」として自分の手から離れて行くのを感じられていたのだと思います



長々と余計なことを書いてしまいました
あくまで主観で書いておりますので、事実と相違する部分がありましたら
どうかご容赦下さい また、メールいただければすぐ訂正いたします


それでは、人形の紹介に入ります〜


↓箱は某サイトで「ブドウの箱みたい」と評されたほど、造りが甘く
前回のホワイトドリームの箱のような上品さには程遠いものでした

私は原作に詳しくないので断定はしませんが
箱のあちこちに散りばめられたイラストも、過去の作品からの流用のようです

また限定と言いつつ、シリアルナンバーが入っていない
ポストカードのようなプレミアムグッズも入っていないなど
16000円もする商品としてはちょっと…といえますよね
箱の展開写真
箱側面のイラストアップ



お人形自体は、個人的にはちょっと中途半端なな感じがします
かわいらしさを強調するなら、逆にもう少しヘッドを大きめにした方が良かったと思います

中央が「タノミコム」限定白服 両側が某ショッピングサイト限定の青服ピンク服



お顔のアップ
手造りに近い工程があるため、それぞれ微妙な差があります

白服

青服

ピンク服

ピンク服は、今回初登場ですが、意外とカワイイです〜





それでは、チビ猫のいる日常生活 (^_^;) の写真をば…

ティーカップと  パチリ!


アイリッシュドレスデンキティちゃんと2ショット  パチリ!

パフィードールと2ショット  パチリ!

うーん、全然「日常生活」になってないですね〜

そしてこの直後、タカラはトミーと合併し「タカラトミー」となってしまうのでした
合併前の最後のメモリアル作品群としてこの「チビ猫ビスクドール」シリーズを
記憶に残してゆきたいと思いつつ、このシリーズ締めくくりとさせていただきたいと思います


作成年月日2007年1月20日