それはまだ私が高校生だった頃
同じクラスに、ニキビ面、頭チリチリの大柄な番長風の男がおりました
彼の趣味はカツアゲ …じゃなくて少女漫画(^_^;)
頼むと学校に持ってきて、気軽に貸してくれるんですわ
萩尾望都の「ポーの一族」
木原敏江の「銀河荘なの!」
弓月光の「ボクの初体験」などなど、
みんな彼から借りて読みました
その中に大和和紀の「はいからさんが通る」ももちろんありました
大和和紀も一番脂が乗っていた頃で、大正ロマン漂う紅緒ちゃんのハイカラ生活
少尉との出会いと別れなど、のめり込むように読んだものです
そして、いよいよアニメ化が決定!
制作は名作シリーズで有名な重鎮日本アニメ!
わくわくしながら待った放映日
OPが始まります
「は〜いは〜いは〜い はいからさんがとお〜る
やさしい心を〜ふりまきなが〜ら〜
ちょっとたるい歌のOP終了
OPが大和和紀のイラストばかりだったのがチョット気になりましたが
本編始まってビ・ッ・ク・リ
だってあまりにも絵がヘ・タ
演出もかったる〜
「ごきげんいかが〜紅〜緒で〜す
はいからさんと〜呼んでください〜
またたるい声のEDが始まったときにはもう放心状態でしたね
そう、日本アニメは2線級の作品のスタッフは、名作シリーズとは
全く別物なんだと強烈に思い知らされました
(当時のスタッフの方々がいたらゴメンナサイ)
数回はガマンして見たものの、あえなくリタイア
そう思った方々が多かったのか、原作半ばの42話で終了
(放映期間:1978年6月3日〜1979年3月31日)
今でもたまにオクにセルが出るけど、ことごとくヘタですよねっ(スマン)
原作は良い作品なので、一度は読んでみる事オススメです
それでは人形の紹介に 〜るるる
スポンサーはポピー
人形はスタンダードサイズのものは発売されず
大きな抱き人形タイプと中型サイズの抱き人形タイプ
そしてミニサイズの3種のみ発売
大きな方がこの「はいからべにおさん」です
箱は大和和紀のイラストバリバリの格調高いモノ
今見てもほれぼれする絵です
このレベルでアニメをやってくれたら…
定価4200円
でもジョージィの時も書きましたが
こういうタイプの箱って、中が全く見えないので
小売店としてはあまり歓迎されなかったと思います
そのため、箱から出して飾り、箱は処分というパターンになりがち
私も数年前に、伊豆の戸田という漁港のおもちゃ屋さんで
同じ人形を買いましたが、やはり箱から出されて、
長年ショウケース内に放置されていたので汚れ放題
箱はもちろんありませんでしたわ〜
あまりにも美しいのでイラスト部分のみアップにしてみましたわ〜 |
アップ 絶妙なバランスが何とも… |
以上、アニメの絵を使った商品が1点もないことに
みなさまお気づきいただけましたでしょうか?
やっぱりね〜(^_^;)
その他ハンカチ関係のグッズの写真を数枚(これも借り物)
大和和紀ってやっぱり絵がうまかったと思いません
いつの日か、原作レベルの絵で
リメイクして欲しいものです
13本位でいいですから、最後まできっちり
「ガ●フロン●ィア」なんかよりよっぽどいいと思うんだけど
(あれはあれでまあまあだったんだけど、
原作はあんな使命感あふれる話じゃなかった
あの頃の松本零士の絵だけで何となく読ませちゃうパワーが好きだったわ)
締めくくりは、やっぱり「面」ということで〜 んちゃ!
(2006年2月20日ページアップ:2007年9月29日袴タイプ追加))