アニメ人形のページ 31

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リン・ミンメイ
〜超時空要塞マクロス〜

ガンダムブームの頃、「ロボット物は売れるっ!」ていうんで
ロボットアニメが乱立した時代がありました
そんな中で始まったのが「超時空要塞マクロス」
放映時間は日曜日の午後4時!
そんな時間にだれが見るんじゃぁ…と思いつつ、しっかり見てました(^_^;)

アニメ誌でバルキリーの設定を見たとき、バトロイドとファイターは別物だと思ってました
そうしたら、放映始まったとたん、いきなりOPで変形してびっくり
動きが早すぎて何が何だか判らなかった
でも、思った「こいつはスゴイぜ」

今にして思えば、作画のバラつきもかなりあり、実質的な最終回の
「愛は流れる」も結構絵は荒いんですけど、当時は感動して見ておりました
ええ、とりましたとも、「カセットテープ」に(^_^;)

そうしてしばらくして、劇場版マクロス「愛・おぼえてますか」が公開されました
どうせはやりの再編集物かと思いつつ見に行ってびっくり!(あけだと行きました)

だって・全・部・新・作・なんだもん

いきなり宇宙空間で、マクロスの両腕に付いた宇宙空母アームドT・Uからせり出してくるバルキリー
戦闘シーンも板野サーカス全開でもう目が回りそう

複座形バルキリー「スーパーオストリッチ」!
レドームの付いた「エリントシーカー」!!
そして止めの「ストライクバルキリー」!!!
さらに、三樹本晴彦氏のキャラも一段とグレードアップ

ちなみにリン・ミンメイの声は飯島真理
歌も歌えるのでもう最強でしたわ

もう文句の付けようがない作品でした
あ〜止まらないわー と思いつつ、この辺で人形の話に入りますわ


リン・ミンメイ(大里玩具版)

TV放映当時、バルキリー等メカ系の玩具はタカトクから出ていましたが
リンミンメイのドールは大里玩具から発売されていました

そのへんの分担をタカトクと事前に調整していたのでしょう
あの迷作、君もゼントラーディ文字がすぐ書ける「ゼントラーディスタンプ」も大里でした

人形の出来はかなり、かなり良いです

パッケージのデザインも「MISS MACROSS Lynn Minmay」とおしゃれなロゴが入っていたり
箱全体のデザインも黒をベースにしたなかなかシックなデザイン

服違いで3種、確認されています
チャイナドレスが出ていたという根強い噂もありますが、未だ見たことがありません

髪型も変えなくてはいけないので、きっと出ていないと私は思います

3体並べて、箱の表と裏面を撮ってみました 裏面、すごいインパクトですよ 美樹本さん
箱の上面と下面です なかなかシックなデザインですわ
なかなかかわいいですわ
箱のシール部分のアップ

歌手なので花束とマイクそして謎の紙製フィルムしおりが入っています
髪型は共通のようですが、服はフリル付ピンクと水玉入り水色のドレスと制服っぽいものの3種
おさげの部分のリボンの色を服ごとに変えてあったりしてなかなか芸コマです
ハイヒールは、ボディの材質と反応して溶けてしまうので脱がしてあります


リン・ミンメイ(イエサブ版)

数年前に発売されたイエローサブマリン版
さすがに現在の技術で造っただけあって、顔もドレスもよく出来てます

「愛・おぼえていますか」で歌った衣装と、幻のチャイナドレスの再現です
思わずイベントで買っちまいましたよ

製造元はタカラ…
ということはボディは「フルアクションジェニー」かよ


箱裏面
顔の表情、瞳の表現なんか良く出来ていますわ



しかしやはり、個人的には大里版が時代を表していて好きなんです
年代を考えると、スゴク出来がいいと思います


劇場版についてもう少し…
主人公(一応)一条輝クンは、パイロットとしての腕は抜群なのに
先輩のロイ・フォッカーや後輩のマクシミリアン・ジーナスに比べると女性関係はまるでオクテ

そんな彼が、突然変形を始めたマクロス艦内で落下するリン・ミンメイを救助し、
しばらく閉鎖区画に2人で閉じ込められた事から親密な関係に

一方、捕虜になりボドルザー艦から脱出する事には成功したものの
地球の無人島に早瀬未紗と2人で不時着、そこでしばらく生活するうちに
彼女とも何となく親密な関係に
(数ヵ月後、マクロスが遅れて地球に帰還したとき、それを見つめる未紗さん、
それまで下げていた服の胸元のジッパーを上げました
あ、これで2人はデキてるなと思わせる演出、なかなかのモノ)

こうして「両手に花」状態の輝くん
どうするのか輝、うらやましすぎる三角関係
でも輝くんはオクテなのでとても二股なんてかけられないのだ

そしてボドルザー艦隊との最終決戦が迫ります
ゼントラーディー人は戦闘民族で、文化を持たないので
キスシーンを見たり、歌を聴いただけでパニックになります
地球軍はそれを利用する作戦、通称「ミンメイ・アタック」を仕掛けます

「今・貴方の 声が聴こえる ここへおいでと〜寂しさに負けそうな 私に
今・貴方の 姿が見える 歩いてくる…
…おぼえて〜い〜ますか 目と目が合った ときを
おぼえて〜い〜ますか 手と手が触れあった ときを
I  LOVE  YOU!
もう〜ひとり ぼっちじゃない〜 貴方がいるから〜」

ミンメイが歌う!
劇場版のサブタイトルにもなった「愛・おぼえていますか」をバックに
反応弾を連射するストライクバルキリー!

そして勝利!!

そして最後に、輝は結局、未紗を選びます

「やっぱ恋人ならミンメイだけど、嫁さんにするなら未紗だよな〜ふむふむ」
なんて当時思いましたっけ
良く考えると、未紗さんって、今で言うなら典型的な「ツンデレ」ですよね

(「愛・おぼえていますか」の歌詞は、ボドルザーと面会したときに
「自分たちには理解不能だ」と渡されたファイルに入っていたものなんていう憎い演出もありました)

いやあ、マジ新しいタイプのロボットアニメが誕生したと思いましたわ
今でも大好きな作品です

一条輝を演じていた「長谷有弘」さんは、このあと若くして亡くなります
実は、ベテラン声優の「はせさんじ」さんの息子だったんですが
親より先に逝ってしまいました
そんな「はせさんじ」さんも、もう鬼籍に入られ、今では天国あたりで仲良く暮らしているのでしょう

…ちなみに、劇場版公開当時、ファミレスの「すかいらーく」で
何を血迷ったかタイアップフェアをやっていました
キャッチフレーズは「味・おぼえていますか」(爆笑)
テーブルの上に紙製のスーパーバルキリーのポップが置いてあったりしました
(もちろん、奪ってきましたわ、ホホホ 今でも家のどこかにあるはず)

(2006年2月13日ページアップ2月18日文章追加)