平成１６年も やっとかっと 終わろうとしていました そのまま 何事もなく 終わって欲しかったのに なんと僕は 最後の最後に パパに捕まり 朝から丸洗いされ 押さえ込まれて 大嫌いな 爪きりまでされ ドライヤーで 追いかけ回されるという 悲惨な年の瀬となりました それは 耳クソのせいなんです ３０日に ママは昼から ちょっとお正月の支度してるかどうか 様子見てくる と言って ８２才でノーテンキな１人暮らしを楽しんでいる 伯母さんちへ行きました 僕はひとりで 半日 お留守番をしていました でも 昨夜から うんちが なんとなくヘン・・・元気なんだけどさぁ 真っ白に固かったり（ほねっこのせい） 急につまめないぐらい 柔らかくなったり 固いのは お尻から重力と引力を使って 部屋のあちらこちらに ほっ散らかすから いいんだけど （トイレシーツの上で お尻とその回りの毛から落っこちるまで 待ってられないから 部屋に戻って 走り回りたくなるの ここが すこたえもん なのよね） 柔らかいヤツが やっと お尻から振り落としたはずなのに しっぽの先や お尻の毛の下の方に ねっとりと暖かくまとわりつくのが 気になって 気になって 気になって 気になって ママの椅子に 飛び上がって こすりつけてみたり パパのザブトンの上で のたうち回ってみたり したんだけど ・・・何故かしら そのうちの一つが 耳の毛にしっかり絡みついちゃって こんな時 みんなは どうするんだろなぁ 聞いてみたいなぁ ちょっと耳が重いので 夕方 ママが帰ってきた時に コンドーです コンドーですを して見せたら （古いけど 近藤正臣さんが 顔をかしげて 髪をかき上げてたじゃない） そこいらに落ちてる固フンと トイレシーツの回りに なすくりつけた 柔らかな手触りの 芸術の香りのする 黄色いラクガキを ぞうきんやスプレーで やっつけ終わったママが おどろおどろしい声で コタツ布団の中に潜りこんだ 僕を呼んだの ・・・コラ クソタツ テメエ 自首シテモ許サネエゾ ソコカラ 出テコイッッ・・・ んでもって 自首なんて難しいことは出来ない僕は 抵抗を試みたんだけど あえなく とっ捕まり 耳クソも取ってもらったけど まだクサイッッ ので 耳だけは お湯で部分洗いをしてもらいました あとは ぞうきんで 身体中をお湯拭きされ 臭い取りスプレーもかけられ 証拠隠滅は うまくいったはずだった・・・のですが 口数が多いママが パパにチクッたので 大晦日は 朝から 大騒ぎで 丸洗いされたのでした パパは 僕のおかげで 朝風呂に入れて良かったね ママも 朝からしっかり 掃除機がかけられて 部屋の中がキレイになったんだし・・・ まぁまぁ マチガイナク 新しい年もやって来たし めでたしめでたし？？だよね |