2才の お誕生日

WOODYの連れ合いさんからの投稿です。


 去年は まだ 僕の口が 小さかったので (縦に チョコッとしか 開かなかっ
たので) ご馳走は 少しだけ ケーキも ステーキも 少しだけ あとは 匂いだけ でした

とても 悔しかったです 

 それで 興奮のあまり 座布団の 隅っこを ガジガジしたあげく
ついでに 部屋の中を 走り回って チビチビッて しまいました
 来年は うぅんと 大きく なってやるっと 必死で 心に 誓いました

 来年は 好きなだけ 食べていいよ と 言われていたのを 
僕は まだ しっかり 覚えていました
 でも お誕生日の前に 下痢をしたので 少しは 心配しましたが 大丈夫です
ケーキとステーキを 前にして 尻込みしたら オトコが すたります

 ハッピバースディ トウ ユウ と 歌ってもらいましたが それどころじゃ あ
りません
ちゃぶ台の 上には 僕のケーキが デンッと 置いてあります
僕が 立って 食べやすいように お母さんが ケーキを 端っこに 引き寄せて くれました 
 ちゃぶ台に 手をかけ 僕は スタンバイ しました ドキドキ しました

 龍麿呂 2才のお誕生日 おめでとう さぁ 自分で 食べてもいいよ 
と お母さんの 声が したので
ヤッタァーー と 思いっきり 頭から 突込もうとしたら 

 いきなり 僕の身体が 宙に浮き ケーキが 下のほうに 見えました
お父さんが 僕を つまみ上げたのです

 一生懸命 暴れたり 舌を ベロベロと 伸ばしたりしましたが 残念無念 届きません
僕が あまりの勢いで ケーキに 飛び込もうとしたので
さすがに 1個 丸々 ダメになる と 思ったんだって・・・
  結局 ケーキは 一口ずつに 切って いつもみたいに お箸で 食べさせて もらいました
イマイチ 納得出来ないけど しっかり たくさん 食べたから まあっ いいかな

 そうしてるうちに 待ちに待った ステーキタイムです
僕の為に 手のひらくらいのが 2枚 ありました
 10月の お兄ちゃんの 誕生日の時に 僕は お相伴したので
今度は お兄ちゃんも 当然 お相伴するべく 横に 並んでいます
 端っこから 僕 お父さん お兄ちゃんの 順番です

 お母さんが 手を抜いて 小さく 切ってないので お父さんが 噛みちぎって くれました
でも なんか 変 すごく 変なんだけど・・・・・これって 普通 変 じゃない
のかなぁ

お父さん 僕・・ お父さん お兄ちゃん・・ 時々 お父さん お父さん に なって
お父さん 僕・・ お父さん お兄ちゃんって 
お父さんが  なんか 数が 多いような 気がするんだけど
と 言ったら 食べやすく 小さく してあげてるんだよって 言われたの
 でも お父さんの 口の中に 入るのと 出て来るのと 
大きさが 違うもん 小さく なってるもんーーーー

 仕方ないでしょ また 食べ過ぎて お腹 こわしたら 困るでしょ
と 説得され あとは 匂いで 白いご飯を 食べました
 いつもより 余計に 口を 開けて いっぱい 食べました
お母さんが お箸で くれるのが トロいので
膝に 飛び乗って お茶碗に 顔を 突込もうとしたら お行儀悪いから ダメ っ


 来年は 一人で 好きなように 好きなだけ 食べたいです
約束は してもらえなかったけど
僕も もっと 大きくなることだし 自分の事は 自分で しなきゃぁね

 そうだ サンタさんに クリスマスプレゼントに 僕用の ナイフとフォークとお
箸を お願いするってのが いいかも・・・
 そして 一生懸命 練習して 一人で 食べれるように なったら
いいよって 言ってくれるかも・・・
 でも お兄ちゃん 12才にもなるのに あぁーーンって 今も お口 開けてるから むずかしいのかなぁ でも やって みなくっちゃね

 あとで お父さんの 顔を舐めながら サンタさんに お願いがあるの って 
言ったら
あっさり 冷たく うちは 仏教だし エントツもないからね だって
 全く 夢も希望も ないんだから 
誰か 僕を サンタさんに 紹介して下さい 薄謝 致します          

龍麿呂




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