恐怖のコロコロが 走る

WOODYの連れ合いさんからの投稿です。

今日の晩御飯時 うちの茶の間から トイレめがけて
コロコロが ゴットンバッタン音を立てて 走って行きました
目は つり上がり 声にならない 悲鳴をあげて・・・・

龍麿呂が 例のごとく イスに座っている 私のひざに 飛び上がり
私の 口の中から ウインナーを 強奪しようと しました
ひざの上に 立ち上がり 私の首を 手で押さえ付け 
無理やり 舌を こじいれて 来たんです

ちょうど 電話が鳴ったので(手の届くところに 子機があるので)
取ろうと 私が 身体をひねったとたん・・・・・・・・・

タツが 私のひざから 落ちました
後ろ向きに 背中から まっさかさまに
運悪く 落ちたところに 私が さっき使った コロコロが・・ 

あ゛ぁっ と言うヒマもなく タツは コロコロを 背中にくっつけ
体制を立て直そうと 立ち上がりかけたところで
コロコロの上に なんと シリモチを ついてしまいました

私も しまったぁ と 思ったんけど・・・・・
もっともっと ビックリしたらしく しっぽに コロコロ 巻き付けたまま
そのまま 自分の個室へ 走りこんで 行ってしまいました
廊下の向こうにある トイレは タツの お気に入りの場所で
なぜかしら ガムを持ち込んだり 昼寝をしたり 床に穴掘りをしたり
私達より 長い時間を のんびりと 過ごす お気に入りの場所なんです

ハデな音を 立てながら 逃げていったものの 
自分では どうしようもないのが 分かっているらしく
おいで と呼ぶと 性懲りも無く また 私のひざに 飛び上がりました
でも 目は見開き ハァッッゼェッ という 呼吸音も すさまじく
過呼吸状態なのに なぁんでか 私の頭の上に 登るたいらしい
肩に しがみつきたいのに 足が ガクガクして 上がれない状態で

落ち着いてよね 今すぐ はずしてあげるからね と 言いながら
薄情にも 声が 笑っている私は
せっかく伸びた毛を 一本でも ムダに失いたくはなく
でも 恐怖に震えている タツは 早くしてぇぇ
切ってくれぇぇ と いった ありさま
目が 早くして さっさとして と 訴えています

なんとか タツにとっては 長過ぎる時間が かかりましたが
やっとの思いで はずすのに 成功しました

よかったねぇ これで 普通の狆に 戻れたねって
言っても 分るはずもなく シッポを 振返り振返り 気にしながら
(やっぱり ちょっと 薄くなったのが 気になるのかな)
部屋の中を めくら滅法に走り回る 元気だけは変わらず 
コロコロの上に落ちると痛い目に会う というのが
分ったかどうかは さっぱり 分りません・・・

でも 少なくとも 私には 分りましたよ
タツに コロコロくっ付けて うちの中 走らせても
畳も タツも きれいには ならない って ことが・・・

そうして やっと タツも 落ち着き
一段落ついて やっぱり また 膝に飛び上がり
立ち上がって 首をかしげ
さっき 食べそこねた ウインナーちょうだい ってさ
懲りないヤツなんだから まったく・・・・


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