すてきな本


この子達を救いたい

ISBN487208067X  定価:本体1600円
著者:濱井千恵   発行:エフエ−出版

滂沱の涙で読みきれるか、自身がないので買うのを控えていた本ですが、挑戦してみました。
読み通すことができました。
内容は、捨てられた犬を自分の飼い犬とした、涙ぐんでしまうお話と、動物実験の実態を知った著者らの実態を知らせる活動が書かれています。始めの章を越えれば泣かずに読みきれます。

この本の焦点は動物実験の禁止に置かれていると思います。
「不用になった犬」という言葉で、保健所に連れて行かれる犬たち。
飼主に裏切られ、本来の生をまっとうするチャンスを奪われてしまう殺処分。絶対に許せませんが、動物実験の対象となって苦痛と恐怖に震えながら生き続けるよりは、まだいいかもしれない。
そんな風に思ってしまうほどの惨状です。
書かれていることは少ないですし、私の理解も表面的なものでしょう。それでも何故そんな実験が必要なのか理解に苦しみます。
動物実験の現状を知らない方や、殺処分といったことを知りたいと思われたら読んで見てください。

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