人間〜Human〜

これもまた、管理びと24歳の頃に書いた文章です。

私は人間が好きだ。それぞれにいろんな考えを持って、さまざまな性格を持って、個々におもしろい魅力を持っている。

私のクセで、人間のいいトコを見つけるのが好きだ。あぁ、このヒト、スゴイなぁぁ〜〜。口に出しては言わないけれど、私の

周りにいる人間のいいトコはうらやましく思ってみている。

もちろん、私自身「良い子」ではないから嫌いな人間だっている。

他人のあら捜しをするヤツ、他人を見下しているヤツ、他人を妬むヤツ、他人の不幸を笑いモノにしてるヤツ。

これはどーしても許せない。

そして自分で自分の批判ばかりしているヤツも嫌いだ。自分自身の見方を間違ってると思う。

良いトコがあって、悪いトコもある、それが人間だからおもしろいんであって、どちらか一方しか見てあげられないのは寂しい

コトだと思う。

昔から自分の考えはどんどん口にしてきた私だが、言うべきコトと言わずにおくべきコトの判断が必要だということがわかっ

てきた。時折、失敗するコトはあるけれども、そんなときはちゃんと反省するし、二度とやらないように心がけている。

他人を傷つけるコトだけはしたくない。そういった行為は必ず自分に返ってくるものだ。

自分を守るためにも、他人を傷つけてはいけないと思う。

小学校の頃、上履きを隠したり、机に落書きをしたり、ヒドイのは上履きに牛乳入れたりしているヤツがいた。そういうのは

大抵1人ではやらないものだ。何人かが集まって、それに加わらないと逆に仕返しされる。

うちの母親がうるさいヒトだったというのもあって、私は一度も加わったコトがない。だから逆にイタズラされるコトも何度か

あった。そのたびに私は、そんな連中と向き合ってケンカしてきた。それが例え上級生であろうともケンカしてきた。

「生意気だ」と言って呼び出しに来る上級生たちもいたが、「1人ぢゃ文句も言えねーなら、最初から来るな!文句あるヤツ

が1人で来い!」と怒鳴り返してやったコトもある。今のように、子供が凶器を持っていない時代の話だが・・・。

人間、誰しもが「これだけは譲れない」という領域があると思うが、それを他人が侵してはいけないとも思う。

そしてまた、その自分の領域を守る強さや勇気も必要だと思う。

「自分がされてイヤなコトは他人にするな」子供の頃から何度となく周りの大人達に言われてきた言葉だが、これは今でも

心がけているコトでもある。自分の身に置き換えてみて・・・それでもまだ、他人というのは自分とは違うモノだから全て

完璧というワケにはいかないけれど、常に考えるようにしている。

自分の身に置き換えて見る・・・この考え方で他人を許せるコトもある。あぁ、こーゆーコトだったんだ・・・と気づくコトもある。

人間とは、自分も含めて到底理解できないモノであるからおもしろい・・・と私は思っている。