管理びとの・・・

〜心 霊 体 験〜

残暑厳しい夜長・・・涼しくなるお話なんぞ、いかがでしょうか・・・

管理びと、幼少の頃は・・・今思うといろいろな不思議体験をしております。

もちろん、歳を重ねる毎に霊感も薄れてきたのか、感じなくなってきましたが・・・

そんな、私の経験談です・・・

 

ラップ現象

パキーーン ピキーーン という音が鳴り響く現象。

これが「ラップ音」というモノであるコトに気付いたのは大分あとになってからですが。

中学生ぐらいの頃までは、当たり前の出来事でした。

自分の寝室だけのモノではないのです。

親戚の家に泊まりに行っても、旅行先でも、当然のように聞こえる音。

弟にも聞こえていたようです。

いつごろだったか・・・両親には聞こえない音であったことが判明。

当時の管理びとと、弟。この音のことを・・・

「夜、空が暗くなる音」「夜中になる音」と勝手に思いこんでおりました。

知らぬは仏・・・。

 

予 知 夢

よく、知らない場所へ行って「あ、ココ見たことあるよーな気がする」というのを

「デジャブ」と言いますが、管理びとのモノは・・・明らかにこれとは違っています。

その場面・風景・会話の全てを、自分の視点で記憶しているんです。

その場面において、自分がどの位置にいて、どこを見ていたか。

そして、どのような言葉を発するか・・・。これを記憶しているんです。

ですから、当然その場面に自分の姿は見えないんです・・・。

大体、1週間以内に起こる出来事です。

大抵は会話の途中で気付くのですが・・・

「あれ?そー言えば・・・あの夢は、この日のコトだったのかぁぁ」

気付いてからの1〜2分先までは、記憶していたとおりの会話が続きます。

時にはTVの映像であったりもします。

が。何かの重大事件であったり、ギャンブル性のモノでもなく、日常生活の

1シーンでしかないので・・・。この夢が何かの役に立った試しはありません。

 

物 心

管理びと、弟が生まれたばかりの頃の記憶があります。

自分がお姉ちゃんになったんだ、という喜びを覚えています。

いつも眠っていた弟を、ツンツンとつついていたのを覚えてます。

オシメを替えるとき、真っ赤になっていた弟のお尻を覚えています。

ひい婆ちゃんの顔を覚えています。

元気だった頃の、ひい婆ちゃんとの会話も覚えています。

そして、ひい婆ちゃんが亡くなった頃のことも覚えています。

蓋を開けて見せてもらった、死化粧をしたひい婆ちゃんの顔も覚えています。

火葬場に行ったのも覚えています。

その火葬場の風景や様子も、そのときの両親の様子も記憶しています。

弟が生まれたとき、管理びと2歳。

ひい婆ちゃんが亡くなったのは、弟が生まれてすぐのこと。

ちなみに、このとき・・・生まれたばかりの弟は火葬場の中に入るとひきつけを起こし、

出ると治まるといった現象を起こしていたのも記憶しています。

今思うと・・・こんな2歳児、気持ち悪いです・・・。

先日、覚えてるコトを両親にいろいろと話したら・・・やっぱり驚いてました・・・。

 

幽体離脱

寝ている自分の姿を見たことがあります。

上から見下ろしたこともあるし、隣りに寝ていたこともあります。

なんか、ふわっとした感じがして目を開けると、目の前に天井がありました。

ふと下を見ると、自分の体が寝ています。その間、まだ自分は上昇しています。

「おいおい・・・天井にぶつかるでぇ。勘弁してけれや・・・。痛ぇべや。」

そう思った瞬間に、ゆっくりゆっくり自分の体に戻っていきました。

あるときは、やっぱり浮いてる感じがして目を覚ますと、ベッドの横に浮いていました。

もちろん、何もない空間に浮いていて、ベッドの上には体が寝ています。

「寝相悪いにも、限度あるべやなぁぁ、あたしも・・・。」

そう思ったら、やっぱり・・・ゆっくりゆっくり戻っていきました。

ちなみに、小学生の頃の話です。

 

首を締める女

あるとき、夜中寝ているときに息が苦しいことに気付きました。

体は動かず、声も出ず、もちろん目を開けることもできない・・・。

ただ、「何か」が上に乗っている・・・そんな感覚だけがある。

精一杯目を開けようと頑張るが、薄目が限界。

瞼の隙間から見えたのが、髪の長い女の姿。やっぱり、自分の腹の上にまたがっている。

それに気付くと、今度は寝ているあちきの喉に、両手を重ねて置き、徐々に重心を

乗せて行く・・・。声どころか、ホントに息ができなくなる・・・。

このときは、さすがの管理びとも必死。

声が出せないから、頭の中で「南無阿弥陀仏」を繰り返す。

それでも力はゆるまない。どんどん首を締められていく・・・。

「ヤバイ・・・死んでまう・・・」そう思った瞬間、キレた・・・。

「てめぇ、いい度胸してやがんな・・・」

心の中でつぶいた途端に、体は自由になり、女の姿も消えていた・・・。

このとき、管理びと・・・中学生。

 

霊の通り道

今でも、自分の近くを「何か」が通りすぎたとき、すぐにわかります。

まず、キーーーン という、普段は聞こえないような耳鳴りがします。

これが聞こえると、目の前に薄く黒っぽい幕が張ります。

そして、悪寒が走ります。体が一瞬、動かなくなり、声も出なくなります。

「何か」の気配だけは感じるのですが、姿を見ることはできなくなりました。

気配が去ったあとは、瞬時に元通りになります。

・・・ごく日常の出来事なので、あまり気になることはありませんが。

 

心霊スポット

どうしても気味が悪い場所ってあります。

特に理由はないんだけど、どーしても近づきたくない場所ってあります。

「うわぁぁぁ、なんかヤだなぁぁ、ココ。」っていう瞬間があります。

これは昼夜、関係ありません。なんとなくイヤなんです。

 

頭を打ち付ける男

ある晩、寝ていた管理びとは突然の金縛りに合う。

このとき管理びと、短大生。「おぉぉ・・・久しぶりだぁぁ。金縛りなんて♪」

そう思ったら、胸倉を掴まれ上体を引っ張り起こされる。

途端に今度は、管理びとの頭を掴み、壁にぐいぐいと押しつけ始めた。

「痛い、痛い」そうは思っても、声が出ない。

一瞬、力が緩む。ちらっと見ると若い男。まだ子供のような感じ。

思った途端にまた、さっきよりも更に力を込めて壁に頭を押しつけられる。

「痛いってば!」やっぱり声は出ない。相手はおもしろがっているとしか思えない。

ココでやっぱりキレた管理びと。

「痛ぇつってんだよ、殺すぞ、コラ!」

霊とおぼしき相手に「殺すぞ」もないとは思うが、これで金縛りは解けた。

「・・・ったく」ぶつぶつと文句を言いながら、再度眠りにつきかけた管理びと。

ウトウトし始めたそのとき、またもや起こされた。

今度は、頭を壁に打ち付け始めた。・・・またまたキレた。

「眠てぇんだよ!眠らせろ!!」

さっきと同様、声は出ないが効果はあるのか、金縛りが解ける・・・。

もう1度横になると、間もなく次は、体を横に引っ張り始めた。

「おいおい・・・ベッドから落ちるっつうの・・・」

[うわ・・・マジ落ちるぅぅ!!」と思った瞬間、

「いいかげんにせーや。マジで殺すぞコラ・・・」

これは、さすがに声に出た。声が出たらこっちのモノ。

「あたしの眠りを妨げるたぁ、エライ度胸してるもんだ。」

・・・これが、管理びとの半生最後の不思議体験。

この後、7年間。1度も妖しい体験はしていません・・・。

管理びとの寝起きの悪さが、功を奏したようだ・・・。

 

どうでしたか?

少しは涼しくなりましたか?

ちなみに、管理びとの遠い親戚の中には、姿形はっきり見えちゃうヒトもいます。

良かった・・・あちきは中途半端で・・・(謎