2004年1月9日に書きました

出番だ出番だ〜ぃ。
あけましておめでとう。今年もよろしくのソルである。
今日は少々アングラな話をしてみたいと思うぞ。

DVD。PSXの発表以来、各メーカとも急激にDVDレコーダの価格を下げてきた。
それも手伝ってDVDのユーザがまた一段と増えたような気がするな。
DVDプレイヤーの絶対数増加にPS2が関与してたこともあわせて考えると、
この分野におけるソニーの影響力っていうのはとっても大きいな。
さすが「技術のソニー」である。ああ、懐かしいキャッチコピー。
大学生の人気投票で技術力のあるメーカのトップには選ばれなくなったが。

アングラな話はここから。
市販のDVDはコピーできない。これ当たり前。
ビデオでおなじみのマクロビジョンが使われてるってのもあるけど、
これはビデオ時代にも使われていたコピーガードキャンセラーで・・・
おっと、今はスタビライザーとか画質安定装置って呼ばれてるんだな、
ま、とにかく回避できるわけだ。
問題なのはCSSっていうプロテクトのほうね。

CSSはけっこう厄介なプロテクトだ。
例えばDVDをパソコンのDVD系ドライブにセットして中を覗くと、
VIDEO_TSフォルダの中にDVDの画像データやインフォメーションデータが
普通にファイルとして確認できる。
でも、これをコピーしようとしてもコピーできない。
見えるけど触れない・・・まるで幽霊である。これを実現してるのがCSS。
しかし今ではこいつも解析されてますな。

とあるソフトウェアDVDプレイヤーのガードが甘く、
本来なら一般に公開されないプロテクトの解除方法が漏れたわけだ。
今ではCSSを外すことのできるリッピングツールが簡単に手に入る。
で、この「CSSプロテクトを外す」という行為が違法かどうかが問題。

著作権法で取り締まるのはコピーコントロールを解除する行為。
ところがCSSは「見ることができないようにスクランブル処理してある」
ものだから、コピーコントロールではないという解釈ができてしまう。
となれば著作権法でCSS解除を取り締まることはできないよね。

じゃあ、不正競争防止法はどうか?
こいつは確かにスクランブル処理の解除についても触れてマス。
しかし、自己使用におけるスクランブルの解除は刑事罰対象外。
というわけで、不正競争防止法でも取り締まることはできないハズ。

あくまでグレーな話であって、絶対シロではないです。
DVDのコピーに挑戦するときは、必ず自己責任でよろしくです。

ま、うまいことファイルを抜き出せたとしても、
今度はそれをDVD-Rに焼くって作業があって、それをやるためには
容量の問題を解決しないといけないわけだが。
ほとんどの映画作品は片面2層。
アメリカ版のT2初期ロットだったかな?両面1層が問題になったのは。
とにかく片面2層のDVDがほとんどで、容量が4.7Gを超えることを意味してる。
つまり市販のDVD-Rには収まらないってことだよね。
DivXなどで再圧縮するか、VideoCDに変換するか、DVD-R2枚に収めるか・・・

ブランド品のDVD-Rだと一枚500円はするから、
ヘタに焼きを失敗してるともう一枚オリジナルが買えたりするんだよね。
もっとも、そこまで高価なDVD-Rを買ったりはしてませんが。

お、長くなったなぁ。
最後に1点。DVD-Rには「For Data」と「For Video」があるよね?
あれって使い分けてる?
ウチにあるのは「For Video」ばっかり。データもコピーしてるけど。
実質的には違わないんだよね、あれ。
For Videoは画像のダビングに使われることが前提だから、
保証料ってのが含まれてて、本来はFor Dataより値段が高い。
なのになぜだか、ほとんどの店で同価格かより安く売られてるので、
使うんだったらFor Video♪。でも買う前に値段は確認してね〜。

これがなんで忘備録に書かれているのかって?
それはカンタン、ほかに書くところがなかったから。(^^)


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