2001年5月13日に書きました

ふつう性別は見ればわかるもの。しかし、中にはそれがわかりにくい人や
逆の性別を望んでいる(?)人もいるらしい。


今年度に入ってから所属が変わったため行かなくなってしまった事務所がある。
その事務所が入っているビルには同業他社がたくさん入居しているのだが、
私のいる業界(コンピュータソフトウェア業界)には、けっこうアヤシイ人がいる。
例えば朝の電車でほぼ毎日顔を合わせていた男性。間違いなく男性。しかし・・・
背負い&手提げの2ウェイバッグのほかに、いつも小さなトートバッグを提げている。
弁当か?いや、それにしては厚みがない。
気になって注目していると、手にはごく薄い色のマニキュアを塗ってある様子。
あれ?なんだかへんだぞ・・・気にしだすとどうも仕草が女性っぽい。
寒さが緩み始めたころに着ていたコートはどう見ても女物。あの人はいったい?


最近は電車に乗っている時間が長く、また、けっこう座れるのでウトウトしていることが
多くなっている。そんなときに大きな話し声に驚いて目を覚ますのは意外に不快なもの。
つい最近のこと、女性2人と思われる話し声で目が覚めた。
一人はアルト、もう一人はソプラノ。目が覚めた原因はソプラノらしい。
ソプラノが誰かに席をゆずっている。もちろんいいことである。
ところがゆずられたアルトが「いいから、お兄ちゃん座ってて」というではないか。
お兄ちゃん?聞き間違いか?大きな声なので聞き間違いとは思えないが。
顔を向けてみると、たしかにそこにいるのは若い男性、いや、少年か?
しかし女性は高校生ぐらいはいってそうである。話の内容とかみ合わないなぁ。
ソプラノはたぶん声変わり前の少年で、「お兄ちゃん」は単なる愛称だろう、きっと。


会社近くの地下街を歩いていて急にトイレに行きたくなった。
この地下街のトイレは、平行して走っている2本の通路の連絡通路部分にあり、
通路の両側で向かい合わせになっている。
数カ所あるどの部分でも南側が男性用で、北側が女性用。
当然のように男性用に入ろうとしたのだが、一瞬入るのをためらう事態が起きた。
中から女性(?)が出てきたのだ。ごく自然に、なんら変わった様子もなく。
これが掃除のおばちゃんとかいうオチかと言うとそうではない。
きれいなワンピのお姉ちゃんなのである。(注:「きれい」はワンピにかかっている)
数瞬の間を置いて我に返り振りかえったが、もはや後姿が人ごみに消えるところだった。
彼女(彼?)っていったい・・・


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