20110716 ぼうそう大作戦

どうも3連休だそうですね。
いや、しかし君ィ、世の中には色々な方がおられる訳だ。
例えば忙しくて3日とも出勤だったり、その前からもその後もずっと休みだったりと。

えっ?おれですか?あのう・・・3連休です。どうも。やったあ。
その初日、何もしないで午後も結構遅い時間になってしまいました。そーいうの、あるある。
とりあえず久しぶりに散歩に出かけてみます。



晴海客船ターミナル。
早速ここから三宅島に出かけてみましょう・・・嘘です。
でもちょっと面白いかもわからん。いつかやりたい。

久しぶりに空き地になった展示場を見たら
BMWのフェアなんぞやってます。ふーん。



遅い午後の日差しを浴びるビッグサイト。

コミケもトンと行かなくなりました。
幕張になってたのも、おれが高校生の頃だから20年前。


ふとここからあてどない冒険を始める気になりました。



記憶がもう薄れているのですが、稲毛かどこかの公園。
夕暮れの気配が強くなっています。

カエルが鳴くからかーえろっ!否!我、旅立たんとす!
いえ、別にカエルは鳴いてませんでしたが。
そんなソフト家出感覚。



千葉の何区か忘れましたが、もうとっぷり暮れる寸前。

だがおれは、この時すでに、
房総半島を暴走しようと決めていたのです。



また記憶があいまいなんですが、
姉ヶ崎とかそのへんでしたかね。

夜の闇の中に炎を上げる煙突。
火力発電所です。たぶん。

あのう、今までもこうだったんですけど、
おれが写真を撮ってるときって、
「あれ?何してたっけ。ああそうそう、散歩ね」
という意識に目覚めた時です。
迷いにも似た感じ。
そこで、散歩らしい記録を残そうとするわけ。

散歩に集中している時は
我を忘れてただ黙々と進み続けられるのです。


注意。グロテスク画像です。注意になってねーーっ!

道の駅とみうらの高速バス待合室に居たクモ。

つーか、場所一気に飛びすぎですな。

袖ヶ浦で「ここにアクアライン通ってるのか」と思ったり、
木更津を過ぎたあたりで「星が見えるようになったな」
と思ったり、「あーこれが鋸山かー」と思ったり
してるんですが、夢中になって通り過ぎてましたね。


そんな道の駅とみうらにある、にゃんだパーク。
ここでは、150坪に放された100匹以上の
猫ちゃんたちと遊べるんですよ!だそうです。

夜の10時だととっくに営業時間は終わってますけどね。

おやすみなさい。
おれはまだまだ休みませんよ〜。


館山市内を適当に進んでいたおれが踏み込んだのは
夜霧が立ち込める幽玄な雰囲気の房総フラワーライン。

本来は道の脇に花が咲いた状態を
お楽しみいただけるのだと思うのですが、
季節的にハズしていた様子と、夜なので
眺めとかもよく解りません。

塩のかおりがしました。
あと、ところどころで、意外と風が冷たかった。
夏場でなかったら上着無いとヤバイかも。


そんなフラワーラインの中にある
道の駅南房パラダイス。

真っ暗でガランとした駐車場の奥に
トイレの照明だけが輝いていました。

BGMはXファイルのテーマで。


館山市白浜のあたりでは、フラワーラインからの道と、
国道410号線というのが一緒になったり分かれたりして
どっちを走ってたのか定かではない。

おれは、基本的に迷うまで道なりに進んでみる者ですが、
ふと海沿いの道に出たくなって一休みしつつ道を確認。

時刻は午前0時近く。
真っ暗な岩場に打ち寄せる波の、ゴーッという潮騒が
響いていました。




適当に進んでいると、道の駅 ちくら潮風王国に到着。

国王陛下!?国王陛下はいずこに!?
あ、さすがにもう寝てますか。嘘です。


明かりに誘われて建物に入ると、
お店の営業はもちろん終わってましたが、
誰も居ないのでトイレとベンチは使い放題です。

ひょっとして、貧乏旅行の学生とか居るかなと
思ったりしたんですが、ガランとしたもんです。


第一千倉丸は、多分本物の船だとは思うんですが
ひょっとしたらそれっぽく建てたものかも知れない。

白砂の敷いた池の中に鎮座しており、
デッキ状のところから乗り降り出来ます。
乗りませんでしたけど。


岩場に降りられるんですが、
そこの通路にこんな告知が。

サザエさんは元気な主婦だけど
アワビさんはちょっとアレな感じ。
んっがっんっぐっ。


岩場は真っ暗でしたが
月が結構明るかったので、
岩と水の区別くらいは付きます。

でも濡れてヌルヌルかどうかが判らない。
コケて怪我とかしてもアレなんで
様子だけ見て上がります。


さらに進むと・・・というか、基本は進むんですけどね。
鴨川オーシャンパークに到着。

駐車場には、エンジン掛ったワンボックスカーが
何台かありました。
こう、起きたら目の前が即海ってワクワクしますな。
おれが子供だったら、そんなん眠れねーよ。


ここも、トイレとベンチが使い放題だったのですが、
扉が付いているので、雨風があったらしのぎやすい。
そしてテーブルがあるので一杯やることも出来ます。

泊まるには良い場所かも知れませんね。



国道128号線を北上中。

房総はトンネルが多い。お子様も大喜びです。


一宮か白子か、そのへんだったと思うんですが、
空が白みはじめました。おれの限界も近い様子です。



蓮沼海浜公園の入口付近。
もやの掛った中に、ソテツの樹が並ぶ南国風味です。
まだ海岸に通じる?ゲートが閉まっていて
若者が車を並べて早速順番待ちしていました。


道の駅オライ蓮沼に到着。
白い月を眺めながら、ここでゴールだなと思いました。


近所のコンビニで一杯やるセットをみつくろって、
夜明けのベンチでいただきます。

そこに車が到着、大学生と思われる若者達が
はしゃいで写真撮ったりしています。
夜中に移動して来て、こっからノンストップで遊ぶぞ!
という勢いを感じる。
すげえな・・・若さって。

オッサンの体力はもう火が消えます。

・・・ベンチで寝て数時間後、
道の駅のスタッフが出勤、開店準備が済み、
ベンチャーズのWalk don't runが
ノリノリで掛けられて叩き起こされました。

おはようございます。


天気がとてもいい。適当に流しますかね。

とりあえず浜に出てみたい気がするので、
堀川浜という所に行くと、これが穴場でしたわ。
見て見て!駐車場がガラガラ。


というのも、遊泳禁止だからですな。

波が荒いなど、危険な場所だと判断されたようです。


高く盛られた砂を超えると、ビーチに出ました。

やっぱ海を観ると気持ちいいですね。

初めて海を観たと思われる子供が
「広ぉおおおーーーーーーーい!」と
思い切り叫んでたのが印象的でした。
あ、おれも九十九里浜を観るのは初めてかも。

あと浜でバーベキューをやってた人達が居て
いい所選んだもんだなと思いました。


浜辺の道をずっと流していくと、突然目の前に
グイッと盛り上がったガケが登場します。
ここで九十九里浜は終了し、屏風ヶ浦になるそうです。

飯岡の港を避けて、道はやや内陸を進みます。


あっ、こんな所に萌えるゴミが捨てられています。
いけませんなあ。


緑の中を走り抜けてく真っ赤な日焼けのオッサン!

とか思ったら、トトロの居そうな丘陵の向こうに
ニョッキリと顔を出した風車がゆっくりと回ってました。

写真だと「あーこんなもんか」と思うんですけど
実物を見るとでかいなと思って少し驚きますね。


地球の丸く見える丘展望館に来ました。

過ぎた手助け
伸びる子供の 芽をつまむ

・・・いきなり中学生による
ハイレベルな標語が胸を打ちます。
これを書いた子も、もう人の親ですかね。


展望館が高台にあることもあり、
駐車場から段々になった中庭を通って
登っていかねばなりません。

天気が良かったせいもありますが
小奇麗な感じに見えましたね。


 

展望館の入口付近で、
パッと開けたところから
町が見下ろせます。

そういう風に切り開いたのかも
知れませんけど、
でも、高台がある街っていいですね。



展望館は350円取られますが、
天気が良ければお値段十分です。

なぜかフィリピンと友好関係にあるらしい。


屋上の展望台から屏風ヶ浦が見えます。

見る間に波で崩れ落ちていく様、圧巻の一言ですな。
そんなわけねーだろ!千葉が無くなっちまうよ。

   
ふと見かけた成田線の踏み切りが
えれえいい感じでした。
こういうのを見てる時に
おれの散歩らしいなと感じます
踏み切りに立って線路を眺めます
枕木が本当の木なんですな
コンクリートのも混じってますけど。
踏み切りの先は、田んぼと農作業路。
これもいい味出してます。
おれの夏休みです。



香取神宮は緑に囲まれた神社です。
見物っていうか、暑いんで一休みですね。


参道前には売店が並んでいるのですが、
その中の、骨董品屋さんかなあ?
昭和って感じの造りで渋かったです。
裏が竹林なのがまたいいですね。


地震の影響か、灯篭がバンバン倒れています。
祀ってる神の香取、鹿島の二人で
地震の原因のなまずを封じ込めたのが
境内にある要石だそうです。

ちょっと今回、なまず暴れちゃいましたねー。


炎天下ーっ!てな感じの日和なんで
少しの木陰でもありがたい。
境内の池には鯉でも居るんでしょう
たまに水音がします。

今写真を見ると、涼しくなりそうな気がするけど
この時は水を見て涼しくなったら世話ねーよとか
頭から被りたいわとか思ってた



うわー、お手々が真っ赤だー(真っ赤だー)

リアル気味なブラックジャック先生の
顔みたいになってますな。

神社の清めの水で冷却してみたりしましたが
ずっとチクチクいってました。
帰って風呂に入ったら結構しみましたね。

このあたりから、疲労感で
散歩の終了宣言が出ました。

利根川沿いはスイスイ進みましたが、
さすがに東京に近づくと渋滞するし
もうそうなったら、単なる移動ですよね

お疲れ様でした!