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遅い午後の日差しを浴びるビッグサイト。 コミケもトンと行かなくなりました。 幕張になってたのも、おれが高校生の頃だから20年前。 |
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千葉の何区か忘れましたが、もうとっぷり暮れる寸前。 だがおれは、この時すでに、 房総半島を暴走しようと決めていたのです。 |
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また記憶があいまいなんですが、 姉ヶ崎とかそのへんでしたかね。 夜の闇の中に炎を上げる煙突。 火力発電所です。たぶん。 あのう、今までもこうだったんですけど、 おれが写真を撮ってるときって、 「あれ?何してたっけ。ああそうそう、散歩ね」 という意識に目覚めた時です。 迷いにも似た感じ。 そこで、散歩らしい記録を残そうとするわけ。 散歩に集中している時は 我を忘れてただ黙々と進み続けられるのです。 |
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そんな道の駅とみうらにある、にゃんだパーク。 ここでは、150坪に放された100匹以上の 猫ちゃんたちと遊べるんですよ!だそうです。 夜の10時だととっくに営業時間は終わってますけどね。 おやすみなさい。 おれはまだまだ休みませんよ〜。 |
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そんなフラワーラインの中にある 道の駅南房パラダイス。 真っ暗でガランとした駐車場の奥に トイレの照明だけが輝いていました。 BGMはXファイルのテーマで。 |
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館山市白浜のあたりでは、フラワーラインからの道と、 国道410号線というのが一緒になったり分かれたりして どっちを走ってたのか定かではない。 おれは、基本的に迷うまで道なりに進んでみる者ですが、 ふと海沿いの道に出たくなって一休みしつつ道を確認。 時刻は午前0時近く。 真っ暗な岩場に打ち寄せる波の、ゴーッという潮騒が 響いていました。 |
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明かりに誘われて建物に入ると、 お店の営業はもちろん終わってましたが、 誰も居ないのでトイレとベンチは使い放題です。 ひょっとして、貧乏旅行の学生とか居るかなと 思ったりしたんですが、ガランとしたもんです。 |
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岩場に降りられるんですが、 そこの通路にこんな告知が。 サザエさんは元気な主婦だけど アワビさんはちょっとアレな感じ。 んっがっんっぐっ。 |
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岩場は真っ暗でしたが 月が結構明るかったので、 岩と水の区別くらいは付きます。 でも濡れてヌルヌルかどうかが判らない。 コケて怪我とかしてもアレなんで 様子だけ見て上がります。 |
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ここも、トイレとベンチが使い放題だったのですが、 扉が付いているので、雨風があったらしのぎやすい。 そしてテーブルがあるので一杯やることも出来ます。 泊まるには良い場所かも知れませんね。 |
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一宮か白子か、そのへんだったと思うんですが、 空が白みはじめました。おれの限界も近い様子です。 |
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道の駅オライ蓮沼に到着。 白い月を眺めながら、ここでゴールだなと思いました。 |
近所のコンビニで一杯やるセットをみつくろって、 夜明けのベンチでいただきます。 そこに車が到着、大学生と思われる若者達が はしゃいで写真撮ったりしています。 夜中に移動して来て、こっからノンストップで遊ぶぞ! という勢いを感じる。 すげえな・・・若さって。 オッサンの体力はもう火が消えます。 ・・・ベンチで寝て数時間後、 道の駅のスタッフが出勤、開店準備が済み、 ベンチャーズのWalk don't runが ノリノリで掛けられて叩き起こされました。 おはようございます。 |
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というのも、遊泳禁止だからですな。 波が荒いなど、危険な場所だと判断されたようです。 |
高く盛られた砂を超えると、ビーチに出ました。 やっぱ海を観ると気持ちいいですね。 初めて海を観たと思われる子供が 「広ぉおおおーーーーーーーい!」と 思い切り叫んでたのが印象的でした。 あ、おれも九十九里浜を観るのは初めてかも。 あと浜でバーベキューをやってた人達が居て いい所選んだもんだなと思いました。 |
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あっ、こんな所に萌えるゴミが捨てられています。 いけませんなあ。 |
緑の中を走り抜けてく真っ赤な日焼けのオッサン! とか思ったら、トトロの居そうな丘陵の向こうに ニョッキリと顔を出した風車がゆっくりと回ってました。 写真だと「あーこんなもんか」と思うんですけど 実物を見るとでかいなと思って少し驚きますね。 |
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展望館が高台にあることもあり、 駐車場から段々になった中庭を通って 登っていかねばなりません。 天気が良かったせいもありますが 小奇麗な感じに見えましたね。 |
展望館の入口付近で、 パッと開けたところから 町が見下ろせます。 そういう風に切り開いたのかも 知れませんけど、 でも、高台がある街っていいですね。 |
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屋上の展望台から屏風ヶ浦が見えます。 見る間に波で崩れ落ちていく様、圧巻の一言ですな。 そんなわけねーだろ!千葉が無くなっちまうよ。 |
ふと見かけた成田線の踏み切りが えれえいい感じでした。 こういうのを見てる時に おれの散歩らしいなと感じます |
踏み切りに立って線路を眺めます 枕木が本当の木なんですな コンクリートのも混じってますけど。 |
踏み切りの先は、田んぼと農作業路。 これもいい味出してます。 おれの夏休みです。 |
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参道前には売店が並んでいるのですが、 その中の、骨董品屋さんかなあ? 昭和って感じの造りで渋かったです。 裏が竹林なのがまたいいですね。 |
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炎天下ーっ!てな感じの日和なんで 少しの木陰でもありがたい。 境内の池には鯉でも居るんでしょう たまに水音がします。 今写真を見ると、涼しくなりそうな気がするけど この時は水を見て涼しくなったら世話ねーよとか 頭から被りたいわとか思ってた |
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うわー、お手々が真っ赤だー(真っ赤だー) リアル気味なブラックジャック先生の 顔みたいになってますな。 神社の清めの水で冷却してみたりしましたが ずっとチクチクいってました。 帰って風呂に入ったら結構しみましたね。 このあたりから、疲労感で 散歩の終了宣言が出ました。 利根川沿いはスイスイ進みましたが、 さすがに東京に近づくと渋滞するし もうそうなったら、単なる移動ですよね お疲れ様でした! |