071007 銚子、犬吠崎

午前8時前くらいでしたか、徹夜明けでしたね。
ちょっとどっか行こうと思いまして。

  すごく頭がはっきりしなくて
適当に飯田橋駅でちょっと考えてみます。
でもそういう時って、考えても無駄なんだぜ。
頭がはっきりしないから。

どっちに行くか決めてなかったのですが
とりあえず千葉方面の電車にしてみましょうかね。

津田沼行きに飛び乗ったのですが
途中で寝てしまい、隣の高校生風の兄ちゃんに
2,3回肩でぐいっと押されました。

おれは基本的に寝て寄り掛かる人は
押しのけない派です。

いや・・・だから人に寄り掛かっても
押しのけるなとは言いませんよ

おれは、女の子だったら押しのけません
だからオッサンも押しのけないんですよ

おれ、どっかおかしいか?おれはおかしいと思う。

そうさ
オッサンを押しのけ、女の子は放っておく
そういう行動が取れない奴は
どこか、おかしいのかも知れないな

  津田沼駅到着。

とりあえず朝飯にしようと思ったけど
そば屋の食券自販機が札を返しやがったので
マックでグリドルってのを食べてみる事にしましたよ

・・・こっ・・・これは・・・
新たな味覚を体験してしまったが
どうしろというのだろう
いちおう全部食いましたよ。首をかしげながら

あっ、あのっ、ドクターペッパーとかも慣れたら
コーラよりこっちがうまいとか
言ってる人も居るわけですし。ねえ

おれ納豆カレーとか好きですし。

何が言いたい。

とにかく東を目指します。海に到着したら目標達成ということで。
銚子行きというのに飛び乗りました。



途中何度も寝て、起きる度に「あー田舎だ。地元に帰ったみたいで落ち着くわー。じゃもう一眠り」
とかやってるうちに、総武本線終点こと銚子に着きましたよ。

  改札出ようとして驚いたんですが
自動改札が無いので
suicaやpasmoでは出られなかった。

前の姉ちゃんも何かもらってたので
ははあ、あれが勝利の鍵だなと思ってたら
清算済みの紙を渡されましたよ。

電車は、総武本線と成田線が
1時間に1本くらいずつあるので
千葉行きなら30分に1回くらいといった感じかな?

本数が無い分、銚子駅の
待合室は充実していました。

時刻は正午過ぎ。
この季節とはいえ、晴れると結構日差しは肌をさしてきますな。

    とりあえず、駅前とかぶらぶらします。

ヤシじゃなくてソテツじゃなくて
ええと・・・・
まあ、あれが出迎えてくれました。

千葉科学大学ってのがあるのか。
加計学園グループとでた。

加計勉さんは学園企業家で
予備校とかから初めて
保育園から大学まで幅広く手がけている
ということです。

駅前結構きれいに整備されてますな。
車止めが、あの、船を係留する
ええと・・・
まあ、あれになっていますね。 

あればっかりだな君は
はい、どうもすんません

 

一回りして、海に行くには銚子電鉄が便利だぜ?という情報をゲット。おれは何ゴンクエストをやってますか。

左。銚子電鉄乗り場は2番線ホームの先なのですが
いきなり何も言わずにJRの改札を通って入って行く事が出来ます。

普段、人間性を喪失した自動改札に(もとから人間性なんかないけど)
ピポーン!バターン!とかやられてるのでドキドキする。すげえ抵抗ある。

右。銚子電鉄の、えーと、昔はここが改札だったのかも知れませんね。

  建物の中。

あーローカル線っぽいアピールだ。

この、鉄道むすめってのはなに?
へー、フィギュアですか。

ほほう、みぶなつきという人ですか。
あ、キャラじゃなくて絵描きさんね。
この、イラストの制服が水彩っぽくて
影の筆の入れ方とか色の広げ方の感じが
素敵でかっこいいなと思いました

さすがに作画はデジタルなんでしょうけど。

どうせ潰れるんなら最後に女子に
萌え制服を導入して潰れてやる!という
発想は正義です。やるべきです。

 

左。ワンマン。一両。電車でDってこんな感じなのかな?

右。などと思いながら回ってみると、桃太郎電鉄の広告打ってあった。
車内もポスターが満開でした。

銚子電鉄も銚の字が桃に似てるな

あ、銚子(ちょうし)と書いてさしなべと読むんですか。
取っ手と注ぎ口の着いた鍋のことだそうで。へー。

一日乗車券を買いました。発車間際に結構人が乗ってきて満員に。

 

左。途中の駅の向かいのホームに、えのんこと貧乏神を発見。
「桃太郎電鉄は銚子電鉄を応援しています!」と車内の広告に書かれていたんですが
応援しまくっているなあ。

・・・結構シリーズ長いと思うんですけど、この桃太郎電鉄自体が、
開発者やプレーヤーの層に鉄分が濃縮されて、一つのカルチャーに
なってたりするんですかね。

貧乏神は、犬吠駅にも置いてあったんですが、そっちは頭に犬が乗っていました。

右。君ヶ浜駅で降りて、走っていく電車を見送ります。



この君ヶ浜駅、片側ホームで駅舎を撤去して、残骸が残ってるようなつくり。
実に良い。
 

左。駅からの田舎道を歩いていくと、防砂林が見えたあたりで耳に潮騒が入ってきた───海が、近い。

何だその文体は。

この防砂林の、節操無く生えまくった林って感じがいい。
でも、遠景は、大体林の高さが一定で、巨大な緑のスポンジみたいな?
うーん、うまい表現が見つからんけど、一種の秩序みたいなものも感じるつーか。

材木用の植樹林にも、庭園の木にも、防砂林にも、原生林にも、それなりの味があるんだよねえ。
そんな感じがしました。

右。木漏れ日の中を歩いていくと目前に海が見えてきました。



左。防砂林の中を浜に並行して走る道。
おれ、こういう道が何となく好きなんだよね。

うん・・・中学生に戻って、ジャージのままチャリンコで走りたいな。
そして、エロ本見つけて、ドキドキしながら持ち帰りたい。

中と右。君ヶ浜前の看板とバス停です。本数少ねえな!

女とイチャイチャしながらさ
「あーバス行っちゃった」「もー○○くんがゆっくりしてるせいじゃん」
「えー?次でいいじゃん次で」「しょうがないなあ」
とか言いながらだらだら遊んでるうちに夕方になって
「寒いか?」とか上着なんかかけてやったら
女が「あたし・・・何だか、帰りたくないなぁ・・・」なんつってな

・・・そういうのも、面白いのかもわからんね。

小説とかアニメとかで、人のセリフを「これをこう解釈すると伏線になってる」
みたいな、パズルみたいな対象としてしかみない傾向が、おれにはあってさ・・・

でもそれって、何といいますか、言葉を心情の吐露とかに使う
そういう経験が、絶対的に不足しているという事でもあるんだ

気持ちを伝えるとか、表現するために言葉を使ってないんだよ。
突然泣くとか、叫ぶ人とかっているけど、そういう事なんじゃないのかね。


左。浜とはいいながらも護岸工事をされてて、このコンクリを水が侵食するには
長い時間がかかるでしょうね。おれは侵食させたいのですか?わかりません。
携帯のカメラのディレイを見越して、波がはじける瞬間をキャッチ。

右。浜を眺めます。秋の入り口といいながらも、いい天気だし、気持ちが良いです
家族連れとか来てますね。バーベキューやってる人たちがいて、あー、いい季節だなと思いました。

  右をみたら、犬吠崎灯台が見えます。

観光名所だし向かってみる事にします。

バショ イドウ

結構犬連れてる人多いけど
今の犬って、ちゃんとしつけ出来てるんだな。
人の顔見ても全然平気でさ。
まあ、都会で生活して人を見慣れてるってのも
大きいかも知れないけど。

子供の頃、縄付いてない犬とか見たら
とりあえず飛び掛られるか
噛まれるか覚悟ないと近づけなかった
・・・ような気がするんだよなあ


田舎って、犬のしつけなんかてんでしない、というかする必要が無いんだな
愛玩とかじゃなく、番犬として飼ってるわけだし。
狂犬病予防の注射しとけば、噛んでも平気、みたいな、その程度の感覚だと思う。

大型犬とかだとしっかりしないと大変だけど。

 


左。灯台近くの浜に下りてみます。
ちょっと演出的意図の写真を撮ってみたりして。

右。このあたりは岩場になっています。
右端に、白い発泡スチロールのゴミが見えますが
こんな感じの漂着物とおぼしきものを
子供が波にさらわせて、捕まえてヤッター!という遊びを
延々繰り返していて、そうだ、これが子供だ、良いものだなと思った。

子供はこうやって遊んだ方がいいんだと、本当に思う

あーやべえ、何か泣きそう

 

灯台はかっちょいい岩場の上に建っているぞ!

右。入場券は150円なので良心的。

この空撮映像を見てふと思ったのは
何かこのあたり、エロゲとかアニメの舞台になってそうだよなー
銚子電鉄とかおいしいネタあるし。

という事でした。

    左。灯台を撮ってみたら
なんか青空が深い色になったので本日の作戦を蒼穹作戦と
名づけたい考えだ。

この携帯のカメラ、一番輝度?
が高い所で露出あわせる
ようになってんのかなあ。
などとニブいおれの頭も
考えだした。遅っ!

空が綺麗に写った試しが
無かったんだけど
ちょっと久しぶりに気に入った
1枚になったぞっ。
こういうのが人生には
大事なんだよ。

右。階段を登りきったら
灯台の13の秘密が
明らかになったぞ!

フレネル式レンズのモデル?が
下の資料館に展示されていて
光るのを見ることが出来る。

適当に展望台からの映像を。

   
   

めちゃめちゃ高いというわけではないんだけど、かなり足が震えてしまった。
外のてすりとか怖くて触れないし。

まあ、究極超人あ〜るで「とうだいは狭き門」だと言っとったんで
入る事が出来て良かった。

  灯台の上は思わず景色に見とれてしまうけど、
それに心を奪われていては真実を見通すことはできないぞっ!

というわけで
後ろを振り向けば光る所が見えます

はっ・・・駄目だ・・・こっ、この窓の前の網になってるやつ
コレ見るだけでかなり怖い・・・
あのっ・・・こ、これあれでしょ・・・
窓拭く為に登る人の足場でしょ・・・

潮風が運んできたほこりや何かを拭くんだよね
うっ・・・だめだおしっこちびりそう

降りる時に、どんどん登ってくる人が居て
ハシゴみたいな階段の前でぐずぐずしていたら
おばさんに「どんどん行かないと!止まってって言わないと!」
と言われたので
リストカッター健一な気持ちになりました。

そうそう、灯台の前でアレが発生しましたよ。アレが。
いつか来ると思ってたんですが。

カップルが出て来てデジカメ渡されて
「すみませーん、この、灯台背景に写真とってもらえませんか?」

バキューン!ぐわーっ!
パープルハート勲章を授章。

    光学的灯台の横には
電子の灯台、ディファレンシャルGPSの
アンテナが立てられています。

高電圧が掛っているとの注意書きと
金網が張ってあります。

左の画像。
落雷時のアークホーンが見えます
左の細いのは接地線かなあ
電圧は地中から加わってるんでしょうかね

無線の理屈とか知らないから
送信アンテナの、この、電力が
電界になるっていうのが、
何つーかすげえ不思議。

右。3方向からのワイヤーが
柱を支えています。


  犬吠駅のホームから、銚子方向を眺めます。

この、田舎町の単線の線路が、遠ぉ〜くまで見えてさ
左右をちょっとした木々がはさんでいて
その間をガタンゴトン走っていくんだよねえ

いやー、ローカル線って本当にいいものですね

あ、そうそう、カップルとか多くて
ダメージ受けるかと覚悟してたけど
はっきり言って全然そんな事ないです。
鉄道ファンが巡礼にきてるので。

iPodからシャカシャカ音楽聴きながら
時刻表ババッ!とめくってる人とか居て
気持ちがやすらいだ。
ま、あの人たちにも友達は居るんでしょうけど

あっしまった、またおれ変な子になってる・・・

夕方も近く、帰る人たちで1両しかない電車は満員でした

銚子駅前で、結構おなかが空いてきたので一杯やって帰る事にしました。

目光唐揚げってのに心引かれたのですが残念ながら品切れ。

そこで、焼きさんま800円というのが目について
ほう、どんな高級さんまが出てくるのだろう、と注文してみたら
・・・2本きましたね。

なるほど、そういう事ですか。
でも、焼きたてだけあって、ホクホクでおいしかったですよ。


キング・クリムゾン!時をふっとばす!

とか言ってたら、思わず電車も1本ふっとばしてしまいましたよハハハ
しょうがないので豚もつ煮を追加注文。

反射的に注文してから「しまった、魚だろ、魚を頼まないと駄目じゃん」と後悔。
普通においしかったですけどね。

帰りは成田線に乗りました。

デザートポッキーとか食って座席でふんぞりかえってたら
ビールの酔いと疲れで眠気が襲ってきて
あっという間に寝てしまいましたね。

いきあたりばったりで出発したにしては結構楽しめた。

やるな千葉。やるな日本。って感じですね。