070917 高尾山登山

去年の春先に、突然高尾山に登ろうとして断念していたのですが、
再挑戦してみました。

今回判った事。前回あのまま山頂まで行ってたら確実に体壊してたね。

   

というわけで左。高尾山口駅。
天気予報では、東京は15時の段階で32.7度Cあったようです。
これは13:30くらい。一瞬、帽子要るか?と思ったけど、結構林の中歩くから要らないんだよね。
といっても万一の事故などで頭部防護の観点からは、被って損はないんですが。

右。高尾のトリックアート美術館は、剣重和宗という人が監修していたとのこと。
もう10年くらい前に亡くなってるそうです。
那須にも美術館があるようで、そっちの方が先なのかな。
この人、銀行員を38歳で辞めて、40から環境デザイナーに転身したってのがすごいね。

これは、サンプル観るだけでも「ちょっと入りてえな」と思ってしまう。
早朝から登って、降りてきて、ついでに観る感じだな。
誰かと来れる日がくるだろうか。

   

左。国道に沿って流れている川。案内川という名前らしい。何を案内するのか。なかなか水はきれいです。

右。1号路登山口からレッツゴー。前回は展望台に辿り着いた所までだったので、今回は山頂を目指しますよ〜。
まだ日差しは強いのですが、どことなく傾きはじめているのでちょっと心配でもある。



1号路のくねくね部分を、後ろを振り返ってパチリ。
くねくねの手前で軽く坂がきつくなってくるんだよね。

結構汗をかいています。
気温のせいもだけど、なんか久しぶりに体動かすと、調子に乗ってしまうところってあるよね。
そうやって体はぶっ壊れて行くのです。

ちなみに、それぞれ乳母車を押しながら登っている外国系女性が二人居たのですが
それはキツ過ぎるだろう!どうなったのやら・・・階段は登れないだろうから展望台までかな。

   

左。ビアマウントとやらよりちょっと先の見晴台から。ほーいい天気じゃん。

右。鳥居みたいなの、というか鳥居か。
上の看板には「霊気満山」と書いてある。言葉の意味はよくわからんが何かスゴイ満ちています。

昔の人は山に登ると、何か別の世界に近づいたような気持ちになったんだろうね。
あー、天孫降臨とかってあったな。

ところで、日本神話とか仏教とかの知識ってぶっちゃけ、教養だと思う?
ああ、言い方が変だな・・・ええと、誰かが認める教養とか、そんなんはどうでもいいんだ、うん。
つまり、そういう知識持って、寺社仏閣めぐりとかしたら、目茶目茶面白いと思うんだよ。

そこなんだよ!その、自分が面白くなれるかどうかなんだよ、大事なのはさぁ・・・

でも、それだけの動機で動く事が、時々人間には難しいんだなあ。
余計な事をどうしても考えちゃうからねえ。

ふーん・・・歩くって意外と頭にいいかもわからんな!

   

左。108段の国境無き石段。駄洒落を言いたかっただけです。

これは階段のたもとに、旧石段の残骸と説明碑があって、
108の煩悩から解放されるために、1段ごとに何か真言みたいのを唱えながら
登れと書いてあったけど忘れた。でも、数えたら、ちゃんと108段あったよ!

右。杉の苗木を奉納した人の名前がズラリと並んでいます。
通りがかりの人が、実際は1000本で10万円奉納って事なんだと説明していて、なるほど。
そりゃそうか。本当に植えてたら大変な事になるし。花粉症の人も大変だよね。

   

左。参道から見えるドでかい杉。太いんだこれが。
おれが見上げるように写真を撮っていたら、通りすがりの人も釣られて見上げて
「あーたいしたもんだ」などと言っていた。

右。ええと、薬王院。こっから神社の境内みたいな感じ。てゆうか境内です。お札とか売ってます。
写真撮って無いのが残念だけど、天狗と小天狗のスキの無いポーズがカッコイイ。

ずっと上り坂から平地に出ると、えれえ楽になって疲れも取れる。

   

左。境内から地上の町並みを眺めます。

右。Google Earthで、それっぽい方向を向いてみた画像。どうかな?
厚木の方向かなあ。違うかも。

   

左。ここはまだまだ山頂じゃなくて、さらに階段で登ります。
ここを登らないで左に進むと、お寺の方に行く。そっちは立ち入り禁止。

右。ええとこれ本尊?本尊のようです。飯縄大権現堂って書いてあるね。
線香一束100円で焚くことが出来ます。

あ、真言宗智山派って公式に書いてあるわ。
で、wikipediaによると、寺社の中に神社がある、神仏分離以前の形態なんだって。へーなるほどね!



登ったことある方は御存知かも知れませんが、この高尾山の表参道、
いわゆるRPGのラストダンジョンのような構成になっていまして、
鳥居からこっち、やっと着いた!と思った人の心を、登っても登ってもまだ山頂じゃないという形で
打ち砕くように出来ているんですよ。

段階を経て天辺に辿り着くというか、まあ、高い山を、より高く感じさせる
演出みたいなのを考えてあるのかも知れませんね。
霊山ならそういう事をすると有り難味が増すかも知れないけど。

   

左。山頂の看板です。ヤッター。
時刻は14:46。案内では1時間30分程度と出てたので、大体予定通りですな。

日差しも強くて木陰は満員。カキ氷がバシバシ売れています。

あずま屋には、バテてゴロ寝している人たちが大勢居ます。
若奥さんがヘタれて無防備なだらしないポーズで椅子に仰向けになってるのとか
変な気分になるね!

右。見晴台のプレートに山の稜線と名前が書き込んである。
富士山が見えるそうですが雲で拝めなかった。

500mlのサントリー烏龍茶を飲み干して、水を汲んで進みます。



稲荷山コースというので降りられるようです。

せっかくだから。と選んでみたものの、これが結構大変な道だったのです。



疲労感が高まってきたので、買ってきた紀州うめプレッツェルを開封。
これ、すっぱさが疲れにいいかなと思ったんですけどドンぴしゃ。

だるかった口の中に食欲を誘う唾液がピューと出て、進むこと。
深夜まで働いたとかの肉体疲労時にもお勧めかも。

ビールのおつまみにもいいんじゃないでしょうか。
以上。お菓子の宣伝でした。

   

1号路、表参道は舗装されているのですが、稲荷山コースは土の道です。
普通の山道って感じですね。通行量はそれなりなんだと思います。

全体的に、すべりやすいですね。晴れてて本当に良かったです。
足をくじいたり、土砂が崩れたりとかの万一まで考えると舗装路が安全だなあと思います。
トレッキングシューズとか、杖とかもってくるべき。

途中で、この道を駆け下りてる女の人に追い抜かれたんだけど、信じられなかった。
徒歩で苦しいこの道、トレーニングで走ってるのかよ!みたいな。

   

下山には小一時間かかりました。
通好みの質素な登り口が人を惑わせます。

稲荷山コースからの登りは、相当きついと思われます。
下っただけでかなり体に来ました。でも、いつか登ってみたいな。