天文研と星を見に行く (1999年度 東京工業大学天文研究部プラネタリウム番組)
構想1年。製作2週間!
超豪華キャスト20人を使った前代未聞のキャスト数!
しし座流星群の夜、富士山新5合目を舞台に、天文屋のさまざまな想いが交錯する。
あの「天文研3分クッキング」の監督、阿部佳宗がお送りする
天文系ラヴスペクタクルロマン!
君はきっと星の涙を見る。

などというふれこみで製作された作品であります。
はじめはもっと地味な作品だったのが、推敲のたびになぜかヤバイ方向へ。
まわりの貴重な意見をとりいれて、気がついたらこんな風になってました。

コンセプトとしては天文屋の生態を笑いをまじえて伝えようと言うものです。
客層として成人の世代をターゲットにしたところ、結果として子供にもうけたところがうれしかったです。
ただ熟年層に対しては不満がのこるところもあったと思います。
ギャグに走りすぎて科学的な話題が少ないのが問題です。

個人的にはギャグ路線のひとつの形として良い作品だと思っています。
それでは「天文研と星を見に行く」をおたのしみください(タイトルはいまいち)。
天文研と星を見に行く ver.5.4


1.前説(前振り)
前説 「プラネタリウムを上映するにあたってお客様にいくつかの注意がございます」
 
(トゥルルルル〜トゥルルルル)(ピッ)
新入生「はい、もしもし」
教官「ばかもん!プラネタリウムでは携帯電話、ポケベルの電源はoffだ」
副部長「ところで君、このあと暇かな?」
お姉さん「私語は他のお客様のご迷惑となりますので、ご遠慮下さい」
「なに!星がきれいじゃないか。くらえ流星フラッシュ!」(カシャ)
部員2「写真撮影はだめですよ」
(せんべいを食う音)
先輩「喰うな〜、プラネタリウムでは飲食は禁止だ!」
後輩「(食いながら)僕が間違ってました」
 
前説「それではみなさん最後までごゆっくりお楽しみ下さい」
 
2.イントロダクション 富士へいたる道(17時から20時)
お姉さん「本日は東京工業大学天文研究部プラネタリウムにおこしいただき、まことにありがとうございます。本日、みなさまをご案内するのは私「星のお姉さん」です。どうぞよろしくお願いいたします。さて、今回の番組は「天文研と星を見に行く」です。もしみなさんが天文研と一緒に星を見に行ったらこんな体験ができるかもしれません。なおこの作品は半ばフィクションであり、我が東工大天文研究部や一般の天文ファンの方々とは何ら関連がないわけではないかもしれないことをお断りしておきます。それでは、天文研の方々が観測会に向かうまでを見てみましょう」
 
部員1「11月17日(火)晴れ
 季節はもう秋から冬の支度をし始める頃、僕は観測に行く準備を始めた。たぶん明日の授業は休むことになるだろう。でも人生には時としてどうしてもやっておかなければならないものがあるのだ。
 (ガチャ)星を見に行くにはまずは荷物を車に積み込まなくてはならない。望遠鏡に防寒具、テントや寝袋、そして人間も(バタン)。こうして車は後部車輪を沈めながら出発する(ブロロ〜)。行き先は富士山。国道246、それは高速道路を使うお金のないわれわれの、富士にいたる道である。
 富士山新五合目。標高2400m。こんな所にくるのは都市の光をさけ、我らが宿敵「雲」の上にでてしまうためである。いったん雲の上に出てしまえばもはや下界で雨が降ろうが槍が降ろうが問題ない。むしろ下で曇った方が地上からの光が遮断されて星が良く見える。そしてこの場所は星空を愛する人々が集まる場所でもある。
 星空を愛する人々、彼らを総称して天文屋さんと呼ぶ。いったい何を売っているのか。それはいまだ闇のベールに包まれている。しかし今夜、すこしづつ明らかになるであろう。
 そうこうしているうちに夕食の時間になる。夕食はもちろんインスタント。お湯を入れて3分たつころ、星がひとつふたつ輝き出す。いよいよ天文屋さんの時間の始まりである」
 
3.秋の星座 天文屋さんの主張(20時から22時)
お姉さん「あたりもすっかり暗くなって、夜8時。どうやら天文研では今年の新入生のために星空の説明を始めたようです」
 
教官 「私が指導教官、通称コーチだ。星を見るにはまずは方角確認。方角といえば北極星。今出ている星空は秋。ということは北極星を探す星座はカシオペア座だ。今の時間、ちょうど真上あたりにあって、アルファベットのMの形に見える。こいつがカシオペア座だ。」
新入生「ということは、ここをこうして、こうして、こうのばして、これが北極星ですね、コーチ!」
教官 「そうだ。だからこちらが北、反対が南、東、西となるわけだ。」
新入生「今どんな星座が出てるんですか?」
教官 「うん、そうだな、星座をいきなり見つけるのは容易なことではない。まず手がかりになる星を見つけよう。はじめに北極星とカシオペア座のMの一番西側の星を結ぶ。この線を南の方にのばしていくと、幾分明るい星にぶつかる」
新入生「えっと、あの星ですね、コーチ!」
教官 「この星から南、西、北、東といくと、4つの星が大きな四辺形を作る。またここから東の方に3つの明るい星が並んでいる。するとこれら7つの星が大きなひしゃくの形をつくっている」
新入生「これが北斗七星ですね」
教官 「ばかもん!北斗七星はとっくに沈んでおるわ。ひしゃくの水をすくう部分の4つの星がペガサスの四辺形。柄の部分の三つの星がアンドロメダ座の一部だ。最初に見つけたこの星はペガサスのへそでありながら、アンドロメダの頭でもある。いいか星座の世界には数々のダミーが潜んでいる。今後気をつけるように」
新入生「すいません、コーチ!」
教官 「まあいい。そしてそのひしゃくの柄に沿っていくと...」
新入生「なんだか星がごちゃごちゃしてますね」
教官 「この辺にあるのがペルセウス座。漢字の人っていう字の形に見える」
新入生「星座が沢山でてきて、いっぺんに覚えられないです」
教官 「確かに。でも今まで説明してきたカシオペア、アンドロメダ、ペガスス、ペルセウスといった秋の星座はギリシャ神話の登場人物だ。ただ星座での位置関係は実際の神話と一致しない。星座に神話を無理矢理当てはめたものだからだ。そこで実際の星座の位置をリアルに再現した教育的ギリシャ神話を紹介しよう。」
 
教官 「むかしむかしあるところにカシオペア(カシオペアon)とアンドロメダ(アンドロメダon)という親子がおったそうな。親のカシオペアが神様に向かって言ったそうな。」
カシオペア「私の娘アンドロメダは神様の奥さんなんかより超かわいいのよ」
教官 「怒った神様は罰として娘のアンドロメダに怪しげな呪いをかけたそうな。(呪いソング)(カシオペアoff)。するとアンドロメダの頭から天馬ペガサスがにょきにょきとはえてきたそうな。(ペガススon)」
アンドロメダ「きゃー。だれかたすけて」
教官 「そこにあらわれたのが英雄ペルセウス」
ペルセウス「3億円払えば、その頭のペガサスを斬ってやる。世界中探してもこのオペができるのは俺しかいない」
教官 「そしてアンドロメダに斬りかかるペルセウス、めでたし、めでたし」
 (星座off)
 
新入生「ギリシャ神話ってそんな話でしたっけ?ただ先が思い浮かばなかっただけじゃないんですか?」
教官 「まあいい。だが星座の位置関係はよくつかめただろう。」
新入生「はい、コーチ!」
教官 「こんなところが秋の星座のスタンダードな説明だ。だが私に言わせれば、秋といえば三角座だ。さっきのひしゃくの柄の下。ここに3つの星が三角形をかたちづくっている(三角on)」
新入生「どの3つの星をつないでも三角座じゃないですか」
教官 「ばかもん!それはすべてダミーだ」
新入生「すいません、コーチ!」
教官 「まあいい。他にもいいたいことは山ほどあるが、時間の都合上、秋の星座の説明はこれで終わる」(三角off)
 
4.謎の天文屋1 G-shock 天文屋(22時から1時)
新入生「そういえば今日、副部長を見かけませんね」
教官 「今頃、彼女とこちらに向かってるんじゃないのか。」
 
お姉さん「富士山新五合目、そこは天文屋さんの集うところ。その中には星座を使って女の子を口説こうとする人もいるようです。今富士山に向かっているカップルははたしてどうなることやら」
 
副部長「はじめての君とのドライブ。助手席に君を乗せて夜のルート246を突っ走る。
「ほらごらんあれが東工大長津田校舎だよ」
 君の横顔を見るだけでボクの心はオーバードライブ。ギアチェンジについ力がこもる。熱い走りに君の視線を感じながら気がつくとそこはMt.Fuji。思いっきり引いたハンドブレーキもボクの心は止められない。カローラの外にはふたりだけのプラネタリウムが待っている」
 
副部長「今はちょうど冬の星座が出てこようとしているところさ。ほら南東の方向にあるのがオリオン座。真ん中の3ツ星が目印さ」
彼女「そんなの小学生でもしってるわ」
副部長(カツン)「いやいやオリオン座を紹介したのは、そこからいろいろな星が探せるからさ。たとえばオリオン座の左上の星ベテルギウスと右下の星リゲルを結んだ延長上には双子座のポルックスがあるんだ。すぐ近くのちょっと明るい星がカストル。カストルとポルックスは双子の兄弟で互いにこんな近くに寄り添っているのさ。まるで僕たちみたいに」
彼女「こうしてみると近くに見えるけど、実際は何百光年も離れているんでしょ。あの2つの星。」
副部長(ガーン)「他にもオリオン座から探せる星を挙げると、オリオン座の3ツ星の並びを右の方にのばしていくと、まずおうし座のアルデバランにぶつかる。さらにのばしていくと、これがプレヤデス星団、日本でいうすばるにあたる。すばるっていうのはギリシャ神話では7人の娘とされてオリオンが必死に追いかけているという形になっているんだ」
彼女「へ〜。娘を7人も追いかけているの。浮気っぽいあなたみたいね」
副部長(ドーン)「それからオリオン座の3ツ星を今度は左の方にのばしていくとおおいぬ座のシリウスにあたる。このシリウスの左上にはこいぬ座のプロキオンがある。プロキオン、シリウス、そしてオリオン座のベテルギウスを結んだ三角形を冬の大三角形というんだ」
彼女「ふ〜ん。私とあなたと彼女の三角関係みたいね」
副部長(サクッ)「それじゃとっておきのがあるんだ。冬の大三角形の中にはいっかくじゅう座というのがあるんだ。一角獣っていうのは清純な心をもった乙女にしか見ることができないといわれていて…」
彼女「じゃあ私には見えないわね」(パリーン)
 
お姉さん「まあ実際はもう少しうまくいくと思うのですが。それはみなさんの腕次第です」
 
5.謎の天文屋2 戦隊もののお約束(1時から3時)
お姉さん「さて天文屋さんにもいろいろなタイプがあります望遠鏡で星雲や星団を見るタイプ、双眼鏡で星を見るタイプ、ただねっころがって星空を見るタイプ、そしてこんな方も」
 (歩く音)
部員2「やっぱり副部長ふられちゃったな。一人に決めときゃよかったのに。(ぐにゃ、いてっ)あれ?何か踏んだぞ」
Red「敵襲! 全員、戦闘配置につけ!」(ざざっ)
部員2「な、何なんですかあなたたちは?」
Red「よくぞ聞いてくれた! いくぞ、みんな!」
Pink「闇夜に迫る文明の光」
Green「流れる星に希望をのせて」
Yellow「地球の暗闇を守るため」
Blue「愛と正義の悪を貫く」
Red「われわれは、流星戦隊ナガレンジャー!」
解説員「説明しよう!ナガレンジャーとは流星の数を数えることによって地球の平和を守る謎の戦隊だ。東西南北の空をそれぞれ一名の隊員が担当して流星をもれなくチェック!それを記録することで彼らのエネルギーはチャージ!流星数が10万を越えると、次元波動超弦元励起縮退半径跳躍重力波超光速航法、略してワープを実現することができるのだ!」
Green「リーダー!あんな所にネオン灯が!帝都電力の仕業です」
Red「なに!流星を数えるのにじゃまじゃないか。くらえ、しし座流星群アタック!」(どーん)
Red「どうだ、君もわれわれとともに戦わないか?」
部員2「...じゃ」
Red「まてい!君は今日11月18日が何の日だかわかるか?そうだしし座流星群の日だ。隊員達よ、そもそも流星とは何だ?」
Yellow「大きさにして2〜3ミリの砂粒が大気との摩擦により燃えて、光って見える現象であります」
Red「そうだ。では流星群とは何だ?」
Green「まずハレー彗星のような彗星は砂粒をまき散らしながら地球の近くに通過。この砂粒の軌道と地球の軌道がクロスすると、特定の日に多くの流星が観測されます。これが流星群です」
Red「それではなぜしし座流星群と言うのだ?」
Pink「その流星群の流星がしし座から放射状に現れるためです」
Red「今年のしし座流星群が注目される理由は?」
Blue「しし座流星群のもととなるテンペル・タットル彗星が33年ぶりに帰還し、地球に接近。そのため地球の軌道上にはは大量の砂粒が存在し、そこに地球が突入。ゆえに今年は特に大量の流星が観測される可能性があるわけです」
Red「そのとおりだ。そして今日、今この瞬間、地球は彗星のまき散らした砂ぼこりの中に飛び込もうとしているのだ。君も何か熱いものを感じないか?」
部員2「あ、流れた」
Red「なに! 誰か確認したか」
Yellow「いいえ、確認しておりません」
Red「やるな!おぬし。今日の所は見逃してやる。シーユーアゲイン!」(ざざっ)
部員2「なんだったんだ?今の」
 
6.春の星座としし座流星群 天文研の青春(3時から5時)
お姉さん「別に秘密にしていたわけではないのですが、実は今日11月17日はしし座流星群の日。星がいっぱい流れるはずです。こんなロマンチックな夜の最後をかざるのは誰でしょう?」
 
先輩「寝るな〜!寝ると死ぬぞ〜!」
後輩「先輩、後は頼みます」
先輩「おまえの力はこんなものか!あの日流星を一緒に見るって誓ったじゃないか」
後輩「僕はもう駄目です」
先輩「貴様!何をしにここまできたんだ!」(どかっ)
先輩「見ろ!獅子の大がまを!レグルスがおまえをよんでるぜ」
後輩「セ、センパイ」
先輩「おまえにはあの猛々しい姿が見えないのか!」(ししon)
後輩「僕が間違っていました(泣きながら)」
先輩「下を見るな!いつでも上を見ていろ!あの獅子の大がまから星が流れだすはずだ」
後輩「センパイ!」(ししoff)
 (流星投影機「散在流星型」投影)
先輩「さあ、あの流星に向かって走るんだ!」(だっ)
 
お姉さん「ここにいるとなんだかいろいろな人の声が聞こえるようです」
 (流星投影機「流星雨型」投影)
お姉さん「そのころあの新入生と教官は」
新入生「あっ、流れました!コーチ!」
教官「それでいいんだ。君に教えることはもうない」
お姉さん「そのころ彼女にふられたあの副部長は」
副部長「星が俺のかわりに涙を流してくれるのさ」
お姉さん「そのころ流星戦隊ナガレンジャーは」
Red「数えきれーん!」
 
お姉さん「あなたは流れ星が願い事をかなえてくれるって信じますか。私は信じています。流れ星の正体がたった2,3ミリの砂粒だと知っていても。流れる星の中、あなたは何をお願いしますか」
 
7.エンディング さらば天文屋(5時から7時)
お姉さん「さて、長かった夜もようやく明け方。東の空がだんだん明るくなってきました。観測会の最後に天文研究部の部長からありがたいお言葉があります」
 
部長「みなさんおはようございます。昨日は星がよく見えましたか?流れ星に願い事をちゃんとしましたか?「みんなの願いがかなったらいいね」それが天文研の願いです。それではみなさん家に帰るまでが観測会です。気をつけて帰りましょう。解散!」
 
お姉さん「いかがでしたか?長い間おつきあいいただき、まことにありがとうございました。今度は本物の星空の下でお会いしたいですね。それではまた」
 
CAST
前説小倉誠一郎
星のお姉さん中尾綾子
部員1飯森弘和
教官島田洋一
新入生田村涼子
部員2関口尊文
先輩藤本直也
後輩森田純太郎
副部長阿部佳宗
彼女安藤暢枝
部長西濱啓史
Red 松村秀敏
Blue杉本崇
Green松村暁彦
Pink 真島知里
Yellow西山朋子
解説員坂本圭
カシオペア岩永麻里
アンドロメダ齊藤有由美
ペルセウス森沢祐介
 

あとがき

展開が指数関数的にヤバクなっていくというのがお気に入りです。
ただキャストが多すぎて、人物をわかってもらえたかは疑問であります。
本当はもっと主張らしきものを取り入れたかったのですが…
番組のテンポを考えて主張や科学的説明は控えてあります。
控えたと言うより取り入れる力量がなかったと言うべきでしょう。

基本的に短編を積み上げて1本の番組にしたという具合です。
それゆえ短編と短編のつなぎの部分がややぎこちないと思っています。
ただ短編がゆえ観客を飽きさせない展開に成功したといえるでしょう。

教官と新入生編は「トップをねらえ」の影響を受けていると思われます。
いわゆる「エースをねらえ」と「トップガン」をあわせたガイナックス製作のアニメです。
コーチと新入生の間に師弟愛が生まれるには至らなかったようです。
「すいません、コーチ」のセリフは幾度となく録音しなおしたことで有名。
じつは製作陣の趣味といううわさ。
この場面の欠点は天球をまわしすぎること。
はじめに説明したペガススの四辺形がペガススの星座絵が出るころには沈みかかっていたりする。

副部長失恋編のはじめの部分はもともと新歓用パンフの前書きだったもの。
あまりに過激な内容だったため前書きとしてはボツ。
本当は副部長の車の助手席には彼女の代わりに望遠鏡が乗っていた。
その後、中島さんあたりからスマスマのG-shockっぽくしたらどうかという提案が。
そのころ僕はG-shockというものを知らなかった(今も知らない)。
どうやら女の子にきつい一言を言われつづけるらしい。
そんなわけで採用。
この場面、何がいけないかって言ったら副部長の演技であろう。
本番に弱い副部長(自分)。
一方、相手の女の子は演劇部だったりする。
ところでこの場面の最後、いっかくじゅうがよく見えないという苦情が。
それは純粋な乙女じゃないからである。

ナガレンジャー編は安易な思いつきが大変なことに。
思えばあのころ、しし座流星群に颯爽とあらわれるヒーローを探していた。
そのときひらめいた。
そうだ流星戦隊ナガレンジャー!これしかない!
でもナガレンジャーだと星が流れないんじゃない?
これが戦隊物のお約束である。
しかしナガレンジャーは僕の想像を超え進化していく。
小玉さん製作によるナガレンジャーポスター。
松村(秀)の熱いナガレンジャーレッド。
藤本さんのデザインでプラネタリウムの背景にも登場。
観客の子供がナガレンジャーと口ずさみながら帰っていったという話もある。
ただこの場面で説明に使いたかったスライドが間に合わなかったのが悔やしい。
ちなみに次元波動超弦励起縮退半径跳躍重力波超光速航法の元ネタは「トップをねらえ」
はたして続編はあるのだろうか?
戦え僕らのナガレンジャー!

先輩と後輩編は青春ドラマっぽくしようということで坂本氏と話し合って執筆。
もともとは星のお姉さんの独白が延々と続くはずがこんなことに。
ここはテンポの良さがたまりません。
定評のある藤本さんの先輩の演技と森田君のよわよわしい演技が当たりました。
この場面の最後の方に主張らしきものがあります。
おまけとしてギャグバージョンもつくってあったりする。
「あ、流れましたコーチ!」
「ばかもん、あれは人工衛星、ダミーだ!」

前説編はもとは菅又先輩、中島先輩、高田先輩が企画したもの。
それを前説(前振り)として脚本化。
音響が一番楽しかったところです。
携帯電話の音は本当の音らしく聞こえないように高周波をカットしてあります。
杉本氏によればテレビドラマとかで使われるテクニックだそうです。
カメラのシャッター音も実際に録音。
せんべいを食う音も森田君をパシリに使ってせんべいを買ってこさせて使用。
音がいまいちとか言って、森田君にせんべいを何枚も食わせた気がする。

この脚本が完成したのは本当にいろいろな人の協力があってこそです。
この場を借りて東工大天文研の皆さんにお礼を申し上げます。

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