月刊YOSHITAKU創刊号・電子復刻版

全曲解説

side-A

1. drowned world / substitute for love / Madonna

 記念すべき1曲目はマドンナの新作レイ・オブ・ナイトの1曲目。ルルドちゃんの母となった39才女マドンナは本作でついに「いやし」を歌うまでになった。マドンナのことを単なる変態金髪美女と見るのは大きな間違いで、音楽性の高さ&商業的・イメージ的戦略を含めたプロデュース能力の高さはすごい。正に闘う女(腕太い)。

2. bachelorette / Bjork

 アイスランド出身の変な歌姫ビョークの3rd ”Homogenic” からの2ndシングル。ジャケ写の変化にも驚かされるが、このアルバムは本当にすごい。

3. Let down / Radiohead

 田辺に似ていると巷で噂のトム・e・ヨーク率いる五人組(イギリス出身)、レディオヘッドの3rd “OK Compter” から。この吐き気をもよおす程の美しさは何なんだろう。

4. intermission / The Cranberries

ちょっとお休みのための一曲。クランベリーズの3rd “To the Faithful Departure” から。けっこう社会的なことも歌うvo. のドロレスさん(女)は、男のプレスから嫌われているらしい。

5. Stay / Burnard Butler

 スェードの元ギタリスト、バーナード・バトラーの1st solo “People Move On” からの2nd カット。90年代のニール・ヤングと言われているらしい。(すごさはよく分からない)が、アルバムはおだやかなトーンながら、かなりいい(この人のギター好き)。

*タイトルが ”Not Alone” になっていました。間違いだと思います。5年後に訂正。

6. soon / my bloody valentine

 ‘91発表のマイ・ブラッディ・ヴァレンタインの2nd “LOVELESS” の最終曲。(ちなみにこのバンドはその後一切作品を発表せず、今年new albumがでる?)当時のイギリスのマッドチェスターブーム(要するにロックとダンスの融合みたいな)を意識したリズム。彼ら独特の轟音ギターの中を浮遊する甘いメロディーなど、’90sに多大な影響を与えた(らしい)。

7. Teardrops / massive attack

 つい最近発表された彼らの3rd “MEZZANINE” から。何だかすごいグループらしいと聞いて買ってみました。まだ「何じゃこれ」という感じで、よく分からないが、気に入った曲を一つ入れておきます。

 

side-B

1. 1979 / The Smashing Pumpkins

 世界と日本で最も評価と人気のギャップが大きいバンドの一つ。ニルヴァーナ、パール=ジャムの影に隠れたグランジ時代を経て、今作”Mellon Collie & the Infinite Sadness”2

枚組み28122分)を全世界で1500万枚売った彼らだが、日本ではほぼ無名。

5/23new albumが出ます。みんなまず視聴しよう)

2. you oughta know / alanis morissette

 僕らが高2の時のグラミーを総なめにした衝撃のdebut album ”Jagged Little Pill”からの1stカット。う〜ん、すごい歌詞だ。

(でも可愛いリスのできそこないみたいな人です)

3. if God will send his angels / U2

来日公演でやってくれず残念だった1曲。最新作”POP”は聴けば聴くほど味のでる松岡みたいなアルバムです。

4. Across the Universe / The Beatles

ビートルズのラストアルバム”Let it be”から。ちなみにLet it beはリリースされたのは最後だが、レコーディングは”Abyroad”が最後で、後のプロデューサーのフィル・スペクターが彼らが残した音源を何とか集めて編集してアルバムにしたそうで、このアルバムで4人が一堂に会した曲は一つもないらしい。

5. The Swamp Song / oasis

名盤”Mornig Groly”を聴いた君なら、どこかで聴いたことがあると気づくはず。そう、11曲目の無題曲のブルースハープではないですか。実はこんな題名でしっかりシングル”Wonderwall”B面に入っていました。かっこいいっす。

6. come together / primal scream

‘91発表の名作”screamaderica”から。前作のハードなロケン・ロールから一転、プライマルズはダンス、ハウス、ダブへの接近を見せたのでした。ちなみに歌っているのはvo.のボビー・ギレスビー君ではなく、デニス・ジョップリンさん。

YO.オリジナル版ではここでテープが足りなくなり、”The Next Life”というsuedeの曲が入っていました。本当はこちらを入れたかったんだ。

7. ramshacle / beck

 beckの歴史的名盤”Odeley”の最後を飾る美しいバラッド。メロディーメーカー・ベックの魅力がここに。あぁ、美しい。

 

5年の後に(You’re a big boy, now !

 このコンピレーション・カセットは1998年春,相川が京都で一人暮らしを始めたころに製作されました。トム・ヨークが今年のSummer sonic”Creep”を歌いました。雑誌のインタビューでこう言ってました。

「この曲を作った人のことは知らないけれど、この曲はとても好きなんだ」

トムにあやかるのは大げさですが、ぼくもこのテープを作っていた人のことはもう知りません。でもこのテープは結構好きです。

あれから5年がたって、曲順等何も変えずにCD化してみました。テープで作っていた時は、前の曲の終わりの「余韻」で次の曲を決めていました。曲が終わってちょっとの沈黙、その間に浮かんだ音で次の曲を決めていました。しかもテープのいいところは「余韻」の長さも変えられるところだったのですが、CDで作ると曲間が短くなり、その「余韻」が消えてしまうようです。もっといいソフトを使えばいいのかもしれませんね。

初めて作ったYO.でした。今聴き返してみると「どうだ、こんなすごい音楽があるんだぞ」ということを言いたいあまりに、気合が入りすぎていると思います。A面前半の流れはいいけれど、あとは一曲一曲の主張が強すぎて、全体の流れが損なわれていると思う。それでも音楽が好きな気持ちが伝わってきて、ぼくは結構好きです。あなたは5年前どんな音楽を聴いていましたか?