『YASの週報(99年9月)

9/1(水)

さて今週は、F−1のチームオーダー論議がまた再燃してきてますね。事の起こりは、日曜のスパでのレース。スタート直後の1コーナーでマクラーレン同士の接触、そして、ポイント争いでアーバインとチャンピオンを争っているハッキネンを2位で抑えて、クルザードが優勝してしまったことに端を発しています。F−1中継のコメンタリー陣や新聞での論調は「1コーナーの接触はよけなかったクルザードがいけない」「ハッキネンに優勝10ポイントを譲らなかったクルザードと、チームオーダーを出さなかったマクラーレンチームへの疑問」といった見方が主になっているようです。しかし、僕個人的には少し違って見えました。以下、あくまで僕個人的な意見として書かせていただきます。

レッドシグナルが消えてレースがスタート。しかし、ポールのハッキネンは明らかにスタートミスで車速が伸びません。セカンドグリッドのクルザードは絶妙のスタートでハッキネンを1車身リードしてアウト側から1コーナーのブレーキングに入るものの、フェアに徹してイン側にギリギリ1台分のラインをあけてハッキネンのスペースを残しています。これに対してハッキネンは、リードされながらもギリギリのブレーキングでインに飛び込む。…普通スタート直後の第1コーナーで引くドライバーなんていないでしょう。皆ポジションを上げる絶好のチャンスとして必死に飛び込むはずです。特にハッキネンと同じマシンのクルザードはスタートで前に出なければ優勝の可能性はほとんど無くなってしまいます。それでもチームメイトのハッキネンのためにスペースを残して接触を避けた。とは言っても完全に譲る必要はありませんから、1車身のリードを生かしてトップで抜けられるようにギリギリで飛び込みます。しかし、ハッキネンは無理な飛び込みがたたってか、譲ってくれると思ったクルザードが引かなかったので驚いたのか、完全にブレーキロックしてオーバーラン。イン側のハッキネンの動きを見ていたクルザードはアウト側によけますが、避け切れずにマクラーレン2台が接触。ダメージは深刻ではなく、クルザード1位ハッキネン2位でレースが進むことになりますが、ハッキネンはぶつけた左フロントタイヤにダメージを負ったか、ブレーキロックでフラットスポットを作ったかどちらかでペースを上げられず、クルザードについていけずに大差をつけられてしまった…と言う風に見えました。つまり、僕はハッキネンが無茶だったと思います。

 さらに、終盤で「クルザードがハッキネンにトップを譲るべきだ」というのには、そんな必要は全くないと思います。フェラーリのミカ・サロと違って、クルザードはセカンドドライバーとして契約を結んでいるわけはありませんから、勝てるときには優勝する権利があるはずです。今はどの論調もフェラーリ援護一色で、「最強マクラーレンに挑戦するフェラーリ」という構図のもとに、マクラーレンに対抗するためのフェラーリの必死の作戦は全て肯定されてしまいますが、スポーツとしての本来の姿は、力と力のぶつかり合いでしょう。力の足りない者が必死で策を労するならまだしも、最強チームが小技にはしるのでは、プロ野球で4番がスクイズするようなもので興ざめな事この上もありません。かといって、スポンサーからの膨大な資金提供をうけて運営されているF−1チームですから、勝つことは至上命題であることは疑う余地もありませんが、それだけになおさら、横綱相撲に徹したマクラーレンのロン・デニスは、僕は賞賛に値すると思います。それに、今回のポイントでマニュファクチャラーズポイントはもちろんトップだし、ドライバーズポイントでも1位2位独占の完全制覇の可能性が出てきたわけですから、これからどうなるかは解らないにしても、現状ではベストの選択だったと思います。

 セナ、プロストのマクラーレン・ホンダ時代はファーストドライバー2人体制が賞賛されていたのに、まるっきり一転してしまった最近の論調に疑問を持ちます。セカンドドライバーのブロックに合うドライバーの気持ちも考えて欲しいです。

(これはあくまで僕の個人的な意見で、事実とは違っている可能性も充分にあります。誤解や誤りがあれば謹んでお詫び申し上げます。)

9/8(水)

 さて今週は、バイクにブッちぎられました。いえ、峠道でバイクが速いのは分かっていたつもりですし、(某テストコースはバイク乗りには超メジャーな所なので)乗り手のレベルが高いのも充分承知していたんですが、それにしても完全に見えなくなるまでブッちぎられたのは初めてでした。(TへT)

 最初はいつも通りマイペースで流していました。しばらくすると、1台のバイクが追いついてきて後ろに張り付いたので、道を譲って前に出しました。(うまい乗り手ならバイクのほうが断然速いので、追いついてきたバイクには素直に道を譲ることにしてます。)最近のバイクの車種は分かりませんがあまり大きなバイクではないようです。400ccぐらいかな?青主体のカラーリングで、ヘッドライトがツリ目デザインの2灯式。「ん〜、結構カッコいい! ど〜れ、どのくらいついて行けるか、ちょっと追っかけてみよ〜っと。(^-^)」 軽い気持ちで追いかけてみることにしました。
(テストコースはバイクが多いので、結構こういうシチュエーションがあります。でも、追いかけるといってもバトルにならないように距離を開けて、その距離を保てるかどうかを見ることにしています。OBIさんも言っていましたが、目の前で転ばれたら避けようがないですから。大体の場合は徐々に引き離されるのがパターンです。NSXを見て追いかけてくる訳ですから、腕に自信を持ってる人がほとんどのようですね。)
 前を譲ってからフル加速。2速の右・左のコーナーを抜けると長めの直線です。「さ〜て、直線加速でどのくらいの勝負かな〜。……………ええっ!!?(゚O゚; 直線加速を競うどころか、既に遥か彼方に行ってしまってます。もう無茶苦茶すごい加速です! 直線あとの右高速コーナーも美しいばかりのハングオンを決めて見事にクリアしていきます。「だめだこりゃぁ。バイクは速いし乗り手はうまいし、まるっきり歯が立たないや。」結局、このあとコーナー3つで見失いました。

 家に帰ってきてから速攻で本屋に行きました。十数年ぶりでバイク雑誌を手に取って先程の特徴的なツリ目のバイクを探すと、意外なほどあっさりと見つかりました。
 『YAMAHA YZF R1』
車体が小さかったので400cc位かと思いましたが998ccです! それでっと…馬力は………ひゃ・ひゃ・ひゃ・ひゃくごじゅ〜ばりき〜!??なんじゃそりゃ〜!!バイクって60〜70馬力くらいで自主規制なかったっけ?150馬力って事は、車重が177kgだから体重70kgの人間が乗ったとして…、パワーウエイトレシオが1.65!! バ〜ケモノのですね。(^^; NSXでこのパワーウエイトレシオを実現しようとしたら900馬力前後必要になってしまいます。280馬力のNSXが敵う訳がないですね。しかも、この「R1」はサスペンションもエンジンレイアウトも全て峠にあわせた設計のYAMAHA純正峠最速マシンだそうです。

考えてみればWGPでは僕の記憶に残っている限りではズ〜と日本車の独壇場です。最近こそイタリアのアプリリアが強くなっていますが、500ccクラスではいまだにHONDA、YAMAHAが上位を独占しています。乗り手も日本人が最大勢力になってますし、125cc、250ccクラスではチャンピオンも出してますから、日本はいまやバイクでは(乗り手も含めて)世界一と言って良いレベルなんですよね。対して4輪は…、F−1でHONDAエンジンが一時代を築きましたが、シャシーは…、ドライバーは…。(-_-;) あ!そうそう、4輪でもWRCは日本車がここ数年メークスタイトルを取りつづけてますね。でも、ドライバーは…。(-_-;) う〜む、やっぱりバイクって凄いんですね。

9/15(水)

さて今週は、MK−Rさん企画の「HDさん掲示板残暑気払いオフミ」に参加してきました。今回は会場が会津若松なので、朝7時に出発して中央道→首都高→常磐道に入り、第1次集合場所の日立中央PAを目指します。時間的には十分間に合うので余裕でクルージングしていたんですが、常磐道に入った直後に集合場所直前で事故のため通行止めの表示が!うわぁ〜なんてこった〜!下道周ってたら時間に間に合わない〜! でも、ラッキーなことにドンピシャのタイミングで通行止めが解除され、時間通りに集合場所に到着できました。ここでまずは5台が集まる予定だったんですが、集まったのはHDさんご夫妻とまー目さんと僕の3台だけでした。早めに情報を取った2台は東北道を使っていくようです。では、ハイウエイカードを買って出発するとしましょう。最終集合場所は磐越道五百川SAにAM11時です。

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五百川SAには集合時間の30分前に到着しました。日立中央からここまでペース速かったもんなぁ〜。(^^ SAにはkakepiさんとまるさんが既に到着していて、その後MK−RさんとS2000のSさん、Kiyoさんとお連れさん、tamacatさんご夫妻が到着。久しぶりに集まった面々なので早速話が盛り上がってます。

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そうこうしているうちに、スーとSAに入ってくるセブシルバーのNSXが1台。「YASさん来たよ!」「ええ〜!ホントに〜!!」そう、この方こそみんなが待っていた今回のスペシャルゲスト、某H社のスーパースポーツカー2台の開発を担当したUさんです。来てくれるとは聞いていましたが、こうして本当にお会いできるとはもう感激です。MK−Rさんの人脈の深さには驚くばかりです。Uさんは愛車の初期型NSX(セブリングシルバー)で来てくれました。変更しているのはインチアップされたホイールくらいです。う〜む、カッコいい!自分の開発したスポーツカーに乗って、その車を愛する面々と会うなんて…カッコよすぎです。(^-^)

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Uさんを囲んでみんなで話をしていると、爆音を轟かせてこちらにやってくる車が1台…。ん?あれは〜!!ディアブロじゃないですか〜。おおお〜スゲー。なんでなんで?偶然?いや、そうではなく、まるさんの人脈で福島近辺のスーパーカーオーナーがこのSAに集まってくれることになっていたそうです。へぇ〜、ディアブロを間近で見るのって初めてですよ。ん?また爆音が…。ああ〜あれは〜!ハマのクロヒョ(*_☆)(-_-)バキッ!もとい、カウンタックじゃないですか〜。ディアブロとカウンタックの2ショットなんてそうそう拝めるもんじゃないですよね〜。(#^^#) ま、また爆音が…、まさかまだ来るんですか?おぅわぁ〜!!え・え・え・えふふぉぉぉてぇぇぇだぁ〜!!他にセブン2台にメルセデス1台(よく知らないんですがAMG・V12って書いてありました。)もやってきて、五百川SAは騒然とした雰囲気の中、関係者以外の一般の人も大勢集まってきて、異常な盛り上がりになってしまいました。(^^

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さて、今回の企画はバーベキューです。お昼も近づいていることだし出発しないといけませんね。スーパーカー軍団と別れて、一路会場となる高原のホテルを目指します。(途中で元TypeR乗りの方のF355と合流しました。)

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会場のホテルの庭でガーデンバーベキューで昼食をとり、みんなでお風呂に入ったあと、ホテルの一室でUさんを囲んで大質問大会となりました。個々の質問についてはここに書けない内容もあるので取り上げませんが、Uさんは「最近アメリカのオーナーさんたちと会う機会がありましたが、アメリカの方たちも皆さんとよく似てるんですよ。どう似てるかというと、日常で使うのも含めてよく走るということです。他のスポーツカー、例えば○とかはパッと見ただけでも色気を感じるくらい美しいものもありますが、動けなくなってしまっているものも多いと聞きます。そういうのに較べるとNSXは地味に写るかも知れません。でも、発売後10周年をまもなく迎える最近になって耐久性を再評価していただけるようになってきました。ですから、みなさんのように日常やサーキットなどでガンガン乗って楽しんで欲しいですね。」と言ってました。そうなんですよ。だからNSXを選んだんです。Uさんに様々なお話を伺って、ますます自分のNSXが好きになりました。ガンガン乗って永〜く付き合っていきたいです。(^-^)

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すっかりUさんを質問攻めにしてしまい、気が付くともう16時を回っています。夜には東京のホテルに行かなければならないというUさんとはここでお別れです。本当にありがとうございました。また、オーナーズミーティングなどでお会いできるのを楽しみにしています。

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(ちなみにこの中に僕はいません。本番撮影でしっぱいしちゃいました。(ToT)
Kakepiさん写真くださいね。<(_ _)>

Uさんと一緒に郡山の方4人(S2000・F355・アルファ)とtamaさんご夫妻がここでお別れです。残ったNSX7台は、これからオプションの喜多方ラーメンツアーに出発です。途中で休憩をはさんで、喜多方の来夢というお店に着いた時にはもうすっかり陽が落ちてしまっていました。

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ラーメンは結構あっさり味で美味しかったです。帰路は磐越道入り口でまるさんと別れ、磐越道→常磐道→首都高→中央道と通って、なんとか日付が変わる前に家にたどり着きました。合計805km。朝満タンにして出かけたんですが、もちそうになかったので首都高に入る前に給油が必要でした。結構フル加速もしましたからね。(^^ゞ正確な燃費は出せませんでしたが、10km/Lは余裕でこえてると思います。

いや〜盛りだくさんで大満足のツーリングでした。企画のMK−Rさん、喜多方を案内していただいたまるさんはじめ参加のみなさん本当にありがとうございました。また是非ぜひ、遊びましょうね。

9/22(水)

 さて今週は、間近に迫ったオーナーズミーティングに備えてオイル交換をしてきました。ついでに目視で確認できるところをチェックしてもらったんですが、特に問題は無いようで一安心です。(ブレーキパッドはそろそろ限界なので、フィエスタ前には交換になりそうです。でも、ひろさんに譲ってもらったノーマルパッドが残っているので、お金はかからずに済みそうです。(^-^)

 オイル交換したオートテラスでマグさんと合流しました。なんでも、ちょっと気になる事があるので、クーペに乗ってみたいんだそうです。僕としてもマグさんのTypeSを運転するのは久しぶりなので即OKで車を交換しました。マグ号に久しぶりに乗っての第一印象は…、内装がすっごくキレイです!!まるで買ったばかりの新車のようです。う〜む、僕のキタナイ車に乗ってもらうのが申し訳ないなぁ。NOM前にしっかり洗車しようっと(^^ゞ
 おっと、グズグズしてたらマグさんが先に行ってしまいました。よし、じゃあ、出発しなきゃ…ガクン!…「え?エンスト?なんで?」自分の車のつもりでクラッチをつないだら、あっさりとエンストしてしまいました。どうやら、クラッチのつながる位置が自分の車よりかなり奥にあるようです。(と言うより、YAS号のクラッチのつながる位置が手前すぎるんですが
(^^ゞ)
「こりゃあ慎重に運転しないと…」とは自覚したものの、カックンカックンしながらオートテラスを後にしました(恥ずかしかった〜(^^;)
 とりあえず、多摩セ○タ○方面に向かって流します。YAS号とももう1年半の付き合いですので、他のNSXに乗ると違いがかなり感じられるようになりました。YAS号との違いは、まず第一に…新しいって事ですね(*_☆)\(-_-メ)バキッ(当たり前じゃ!)。 いえ、でもまじめな話、新しさを感じました。そりゃあまあ98年式TypeSですから新しいのはあたりまえなんですが、各スイッチの操作感とか、きしみ音のしない内装とか、皮の具合とかみんなシッカリしていて、やっぱりYAS号は8年物なんだな〜と実感してしまいました
(-_-;)。 唯一勝っていたのは静寂性ですね。あのエンジン音、長時間はちょっとキツそうです。でも、峠道とかを走るんだったら雰囲気最高でしょうし、HONDAはそれ(+軽量化)を狙っているわけですからね。結局これも負けなんだろうな〜。
 走りについては「軽い」です。とにかく軽さを感じます。トルクアップしたエンジンと6速ミッション、さらにはちょっと固められた足回りの相乗効果で、加速、旋回、切返し、どれも軽くってヒラヒラと動きます。パワステも入ってるし、クラッチベダルも軽いし…「はぁ〜、スッゴイ楽ちん。」でも、信号発進のギヤチェンジは忙しいですね。とはいえ、走り出してしまえば低めに設定された3速がとっても守備範囲が広く、周りの流れが遅くなった時などにシフトダウンの必要性が減って楽ちんです。残念ながら市街地だったので、振り回すことができませんでしたが、新型の良さの一面は味わえたと思えます
(^-^)。 お?走っているうちにここら辺はちゃかいさん家の近くじゃないですか。となれば…、ちゃかいさん家襲撃!&911強制おひろめミニミニオフ緊急開催です!!ナビを見たいので自分の車に戻ることにしました。ナビで道を確認して、「よし、出発!」ウオォォォォ〜ン!!あれ?動かない(・_・;)。ギアがニュートラル?…1速入ってる。…あ!マグ号のつもりでクラッチ繋いじゃったんだ(^^ゞ。ははは、恥ずかし〜!

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ちゃかいさん家に到着。さっそくマグさんが呼びに行きます。

「ちゃーかーいーさ〜ん!」「はーあーい〜!」(*_☆)\(-_-メ)バキッ(創るな)

 ちゃかいさんの骨折した足の指はだいぶ良くなっているようでギブスも外れていました。歩く分には問題なさそうですね。さっそくカバーを取って911のお披露目をしてもらいました。99年式ポルシェ911(ホワイト)。う〜む、本当に買っちゃったんですねぇ〜(^^;。ボディーラインのセクシーなこと…。ちゃかいさんは自分の車を眺めながら満面の笑みが止まりません(^-^)

じゃあ、ちゃかいさん記念撮影をしましょう。…パシャ!

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な、何やってるんですかマグさんんっ!!

 気を取り直して今度こそ…。バシャ!

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 では、3人で911に乗って出発〜!!と、その前に、夕飯食べましょう。おなかペコペコです(^^;。途中のファミレスに寄りました。ファミレスで○○さんの悪魔の一言「いや〜、ひとの車でファミレスに来るのって、すっごくいいですね〜。だってド○○○チ気にしなくって良いですからね〜。」おいおい(^^;。「コショウ事件」「人妻事件」などで盛り上がりつつ食事を摂った後、再度出発。尾根環道路を流してもらいました。
 ポルシェ911。パワーも車重も全長もNSXとほぼ一緒。その足回りは、結構硬めでした…って、それは僕が固いリアシートに座ってたからですね(^^ゞ。はっきり言ってよく分かりません
<(_ _)>。3人乗車だったし、まだ慣らし中なのであまり上まで回してなかったし。でも、4人乗れるってのはすっごく魅力ですね。2人乗りだと使い道がかなり限定されちゃいますからね。内装もとても凝っていて、カッコ良かったです。でも、防犯対策でステレオのスイッチ部分が外れるというのは、やっぱり???です。
 ドライブの後は、ポルシェのノベルティーグッズ満載のちゃかいさんの部屋で、夜中まで騒ぎました。(マグさんの「戦術理論講座」今後の参考にさせていただきます。<(_ _)>)

 今回は全く行き当たりばったりの1日でしたが、とても楽しく過ごせました。こういう風にお気楽に集まれるってのは、とってもいいもんですね(^-^)

9/29(水)

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愛車?DIOで走り回る清水和夫特別講師(^^ゞ。

さて今週は、ツインリンクもてぎで開催されたNSXオーナーズミーティング・アドバンスコースに参加してきました。ご存知の方も多いでしょうがNSXオーナーズミーティング(以下NOM)はホンダ主催のドライビングスクールで、NSXオーナーを集めてNSXの特性を踏まえたドライビングテクニックを段階的に講習してくれるものです。ベーシックコース、アドバンスコース、アカデミーコースに分かれており、もてぎと鈴鹿でそれぞれ年間2回くらいづつ行われています。僕は昨年8月にベーシックコースを受けているので、今回はアドバンスコースに参加してきました。

今回のNOMの開催日は9月24・25日でしたので、何より一番の心配は…台風でした。開催日にあわせるように大型で強い勢力の台風18号が関東地方に接近しており、超ヘビーウエット路面でのハイドロ恐怖が増幅されていきました。なにしろNOMは台風が来ても中止にはなりません。去年の8月のNOMベーシックがまさにそうだったんです。台風直撃で、もてぎ近くの那珂川が氾濫して橋が決壊するような状況だったにもかかわらず、土砂降りの中で開催されました。まあ、そうは言っても、自分もそれに参加しているんですから、偉そうな事はいえませんね。もともと晴れでも路面を濡らして、低ミュー路を作った上でのトレーニングが多いし、車に乗りっぱなしで指導は無線を通しておこなわれるので、雨が降っても関係ないことは確かです。でも今回のアドバンスは、去年のベーシックと違ってGPコース走行などのハイスピードのメニューが多いので、ウエット路面だと危険度100倍増!お願いだから進路がそれてくれ〜と祈りながらもてぎに向かいました。
24日朝6時出発。中央道→首都高→常磐道を通り、水戸インターで一般道に下ります。なんとか首都高のラッシュ時間前にすり抜けることができたようで、ペースは順調そのもの。結局もてぎに8時過ぎには着いてしまいました。う〜む、こんなに近かったんですね〜。(でも、首都高の渋滞に巻き込まれていたら集合時間の10時にすら間に合わなかったでしょう。)水戸インターを降りるときに、今回一緒に参加するtamacatさんと偶然合流できたので、下道で迷わなかったのも大きかったです。

さて、集合時間まで、まだ2時間あります(^^ゞ。どうしましょうかね…、洗車かな?先週、マグ号を見て洗車しなきゃと思ったのに、実はまだやってません。集合場所のアクティブ・セーフティー・トレーニング・パーク(以下ASTP)の水道とバケツをお借りすることができたので、呑気に洗車を始めました。洗車しながら周りの様子を伺っていると、皆さん続々と集まってきます。どうやら常連さんも多いようで、いきなり常連グループが出来上がって盛り上がってます。う〜む、みんな上手そうだな〜。受付で貰った参加者リストを見ると、今回の参加人数は…10人?(定員20人) よっしゃ〜!狙い通り!やっぱりフィエスタ前で参加者が少ないみたいですね。これでみっちり練習できることでしょう(^-^)。

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 午前中は座学です。栃木研究所から白石さんという方がいらして、車開発のための基礎研究のような内容の話をしてくれました。内容は…ちょっと難しかったのでもうほとんど覚えてません(^^ゞ。普段はNSXに関することの講義なんですが、常連さんが多かったのでたまには違う話をということだったようです。その後清水和夫特別講師から走行前の注意点などの話がありました。

 昼食をとった後はお待ちかねの実技走行です。最初は「Jターン(1時間)」をやりました。助走区間で3速80キロまで加速して、目標においてあるパイロンに向かってブレーキング。ヒール&トウで2速に落としてブレーキを残しつつステアリングを切り180度周って脱出するというものです。要するにコーナーへの進入とヒール&トウを練習するわけなんですが…、なんと言うかどうも上手くできません。やっぱり真っ平らなところにパイロンが立ててあって「ここがコーナーだと思って…」と言われても、どうにもイメージ湧かないというか、目測ができないというかで、10回位やりましたが最後までギクシャクしたコーナリングになってしまいました。う〜む、先が思いやられるな〜(-_-;)。

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 次は「北ショートコース走行(1時間)」です。と思ったら雨が降り出してきました。「ついに来たか。去年に続いてまたしてもウエットで北ショートになるの?」と思いましたが、降ったりやんだりといった状況で、路面は湿ってはいるものの水が浮いてくる程までは行きませんでしたので、次第にラインは乾いてきてくれました。
 2〜3周先導走行でラインを確認した後、2班に分かれてフリー走行に入ります。1班目はTypeRやチューンドカーに乗った常連さんたちで、僕は2班目のその他組みになりました。tamacatさんも一緒です。「最初は抑えて走ろうかな」と思っていましたが、目の前にtamacatさんが走っているからには遅れをとるわけに行きません。最初から必死でついていきました。2周…5周…10周走っても差がほとんど変わりません。高速コーナーでは僕が必死の突っ込み&綱渡りコーナリングで何とか差を詰めますが、タイトコーナーのインフィールドではtamacatさんのTypeSの回頭性が抜群で付いていけません。結局最後までテールツーノーズのまま走行を終えました。
 走行後、(清水さん→)「tamacatさんとYASさんってズーっと一緒だったけど、どっちかが抜きたくって詰まってたって訳じゃなかったんでしょ。」(YAS→)「ええ、そうなんですよ。2人ともいいペースで。面白かったですよ。(^-^)」(清水さん→)「やっぱりそうか。最初、どっちかに前に出すように無線で指示しようかと思ったけど、そうじゃないかと思って途中でやめたんだよ。」さすがプロ。よく見てくれてます。今日は肩慣らしなので、タイム計測は無しです。本番は明日。北コース走行が2時間枠で予定されてます。o(^o^)o

 次が本日最後の実技メニューの「ロードコース(フルコース)走行(1時間半)」です。3班に分かれてインストラクターの先導で5〜6周。そのあと先導車が外れて、参加者のみでグループごとにお互いを引っ張りながら残りの時間を走るというものです。こう書くとおとなしく走るように聞こえそうですが、最初の先導走行からいきなりのハイペース!ダウンヒルストレートではリミッターに当たりそうなくらいまで引っ張って先導してくれちゃいます(^^;。
 「さすがはアドバンス。よっしゃ〜、一丁がんばっちゃる〜。」と思ったのは一瞬でした。先導車のブレーキングが激しくなり出した2周目の1コーナー、ブレーキング時にYAS号のフロントセクション全体から異常な振動が!!「ブレーキジャダーだ!」ハイスピード&ストップ&ゴーのもてぎロードコースでブレーキトラブルは致命傷です。即ピットインして僕のロードコース走行は終わりました。

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 皆さんがグループ走行している間に、インストラクターの森さんにYAS号に乗ってもらい、症状を確認してもらいました。(森さん→)「確かにこれはジャダーですね。考えられるのはもちろんローターのトラブルもあるけど、パッドが減ったことによって熱がキャリパーにまわっちゃってる可能性もありますね。それなら冷やせば直りそうだけど。」はぁ〜そうですかぁ。北コースでは気にならなかったのに…。(森さん→)「それから…」はい?「クラッチも終わっちゃってるね。」え?「おっかなくってヒール&トウもできなかったですから。」や・や・や・やっぱりぃぃっ。先週マグ号に乗ったときに「もしかして」とは思ってはいたものの、徐々に症状が進む部分なので「まだ大丈夫かな」とタカをくくっていたんですが…。あああ〜そんなぁ〜(ToT)。自分のメンテ不足とはいえ、これでは明日のメニューは完璧に無理でしょう。見学?それとも帰っちゃおうか…。初日終了後の夕食パーティーでも頭の中はそればっかりが渦巻いていて、せっかく上原さんが駆けつけてくれて楽しい話をしてくれていたんですが、ほとんどが上の空になってしまっていました…。

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翌朝、気分を切り替えた僕は、結構元気にバイキング形式の朝食を山盛りで食べていました。夜の間に冷静に考えたんです。「明日のメニューの中でブレーキとクラッチに厳しい走行は半分くらい。のこり半分はYAS号でもなんとか参加できそうだ。厳しいメニューは何とか頼み込んで広報車を貸してもらうしかない。去年マグさんも借りてたし(状況は全く違うけど)、ダメモトでお願いしてみて無理なら見学すればいいや。」

2日目最初は西コース(GPコースの最終コーナー〜ホームストレート〜1コーナーを使ったショートカットコース)で「高速ブレーキ&コーナリング(1時間)」です。これは…、完璧に無理ですね(^^ゞ。早速広報車をお願いするしかないでしょう。実は昨夜のパーティー帰り際に、NSX販売トップの稲田さんに丁重ぉ〜にお願いしてはあったんですが、今朝はまだ一度も会ってません。探したんですが見つからず、仕方なくYAS号でみなさんと一緒にGPコースのピットまで行きました。
 ピットに着いて車から降りると、インストラクターの飯田さんがやってきて「YASさん、よかったですね!今朝、清水さんも頼んでくれてたんですよ。」え?ということは、貸してもらえるんですね。\(^o^)/ よーしこれで今日もがんばるぞ〜!! でも、YAS号でできるものは最大限がんばる事にしました。だって、やっぱり自分の車でやるのが一番だと思うし、貸していただけたとはいっても1000万オーバーの車をお借りするわけで、もし壊しちゃったらと考えると背筋が寒いですから。

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 お借りしたのは広報車のイモラオレンジTypeS(以下みかん号)。去年マグさんも乗った車です。乗り込む前に、最初慣れるまでは抑えて走ること、ブレーキがすでにスポンジーになっているのに気をつけることなどの注意を受けて、皆さんの一番後ろについてコースインしました。「西コース走行」は、前半は1コーナーを回ったところの裏のストレート中央で一度停止し、間隔を空けて1台ずつスタート。1周して戻ってきて、また並ぶといった形でしたが、後半は完全にフリー走行になりました。前半でみかん号に大分慣れた僕は、フリー走行に入って「1000万の車をお借りしている事」をすっかり忘れてしまいました。だって、すっっごく気持ちい〜んですもん(#^^#)。最終コーナーを回ってホームストレート、2速から3速→4速と加速して行く時のパワー感の気持ちいいこと〜(ToT)。3.2Lの動力性能はスッゴイですね。YAS号とは全然違いますよ。昨日までバカッパヤに思っていたRやチューンドの常連軍団を、わずかながら直線で追い上げることができます。でも、ブレーキは既にエアが入ってるので、加速中に左足でブレーキペダルを数回軽く踏んどいて、タッチを確保した上でフルブレーキング!…それでも止まらない〜(*_*)!!ってな事も数回ありましたが、なんとかコースアウトせずに済みました。

 次はオーパルの「スーパースピードウエイ先導走行(30分)」です。ここでは、みかん号は先導車として走るので借りることはできませんし、その次の北コースへの移動の途中でのメニューでもあるので、YAS号での走行となりました。「まあ30分と短いしオーパルだから大丈夫だろう。」と思ったのはやはり浅はかでした。体験走行と言っていたんですが、先導車はきっちりリミッターまで引っ張ってくれちゃいます。そして、第3ターンでの唯一のブレーキングが、リミッターからの超高速ブレーキなんです(ToT)!!「ひ〜!ジャダーが〜〜!!」でも、ハードブレーキではなく、速度調整のブレーキなので何とか耐えられる範囲内でした。(1時間枠だったら途中でリタイヤしましたが。)

さあ、次はお待ちかねの「北ショートコース走行(2時間)」です。今日は昼食までの2時間とたっぷりの時間が取られています。インストラクターの方と相談して、最初YAS号でいけるところまで走ってみる事にしました。昨日はとりあえず問題なかったですからね。始めの1時間弱ほどは、3グループに分けてグループごとにフリー走行をして、残りの時間は完全なフリー走行となりました。グループはまたtamacatさんと同じ2グループ目です。今回お友達になったTypeR乗りのTKさんも一緒です。TKさんは遠路石川県からご夫婦で前泊後泊含めて3泊4日での参加です。実はこのTKさんのTypeRには物凄いオプションがついているんですよ。

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ね、凄いでしょ。シートがぼ〜んと飛び出しちゃうんですよ(*_☆)\(-_-メ)バキッ!TKさん曰く「NSXのルーフはF16を模しているって事ですから、雰囲気出るかと思って…。」だそうです。いいですね〜。こういうシャレは大好きですよ。(^-^)

ここからKakepiさんとまー目さんが遊びに来てくれました。Kakepiさんは標準オプションの一眼レフを手に、まー目さんはデジタルビデオをもって来てくれました。こりゃあ張り切らないといけませんね(^-^)。
 最初のグループ走行でとりあえずYAS号の調子を見ます。このコースは引っ張ってしまえば全部2速で周れるのでクラッチは大丈夫そうです。ブレーキのほうもマックススピードが低いので、大きな振動は出ません。「なんとか大丈夫そうだ。」
 自分のグループの走行を終えてピットに戻ってくると、清水さんが近づいてきました、「僕が助手席に乗るから、そのまま同乗走行しましょう」は〜い(^-^)。清水さんを乗せてピットアウトします。走行中に清水さんがリアルタイムで指導してくれるというわけなんですが、去年のベーシックの時もそうでしたが、清水さんは徹底的におだてまくり作戦の指導なんです。「今のブレーキングのタイミングでいいよ〜。お!うまいね〜。いいよいいよ〜。もー言うこと無しだね〜。」ちょっとちょっと、なんか言ってくださいよ(-_-;)。
 でも、おだてに弱い僕は結構いい気分になっていた時に、清水さんが「ん?なんかガソリン臭いぞ。ピットインしよう。」え?そういえば確かに室内にガソリンの匂いが…。ピットに止めて、下回りを覗き込むと…、タンクの下あたりからポタポタと5秒に1滴くらいのガソリンが垂れているではないですか!ええぇ〜!?なんで〜??(*_*) 下回りを打った記憶なんてないのに…。なんでも、ガソリンをオーバーフローさせる部品があるらしいのですが、暑いし高回転まで使って走っているのが原因でのオーバーフローだろうということでした。冷やせば止まるだろうとの事ですが、つまりはYAS号はここでリタイヤということになります。

となればみかん号に乗り換えです。北コースをTypeSで攻められるなんて、まさに災い転じて福です。こんなこと滅多に体験できることじゃありません。さっそくみかん号でコースに飛び込みます。
 TypeSってすごいですね。先程の西コースでは動力性能にビックリしましたが、この北ショートコースではタイトコーナーでの回頭性が際立っています。ベスモなどで聞いた通り、確かにオーバーステア傾向ではありますが、テールが流れてもクーペのような恐怖感がなくガンガンアクセルを踏んでいけます。すべることは前提として、アクセルコントロールですべりを調節して走ることができます。同じ事をクーペでも出来ない事はありませんが、非常にリスキーな走りになってしまいますし、恐怖感が勝ってしまって僕はやりたいとは思えません。
 Sはクーペとは全く別次元の操縦性を持っていました。とても扱い易く、とても楽しく、とても速い。三拍子揃った、僕にとって理想的な操縦性でした。「Sってこんなに凄かったんだ…。」もう猿のように走りつづけました。滑らせれば楽しいし、グリップで走ればタイムが出る。欲しい…。でも買える訳ない。中古のYAS号を買うのだってやっとなんですから。そんなことを考えながら走行時間を終えてピットに戻ってくると、清水さんが声を掛けてくれました。「充分に乗れてたよ。Sに買い換えちゃった方がいいんじゃない?」あ・悪魔の囁きですよ〜それは(^^;。

昼食の後、最後のメニューの「超低ミュー路でのパイロンスラローム」と「定常円旋回」をやりました。定常円旋回は初体験です。オーバーステア体勢に持ち込むまではできるんですが、そこから維持するのができませんでした。清水さんのデモ走行を見ていたら簡単そうに見えたんですが、と〜っても難しいです。今度、これだけのショートプログラムをやりに来て見たいです。

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すべてのメニューを終えて、閉講式を済ませた後tamacatさんご夫妻、Kakepiさん、まー目さんとパドックにある喫茶店でしばらく盛り上がりました。TKさんご夫妻もやってきて、本当に楽しい一時を過ごしたあと帰路に就きました。心地よい疲れと共に、首都高の渋滞に向かって…。

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翌日、昨日の心地よい疲れは、強烈な筋肉痛に変わっていました(^^ゞ。しかし、ジッとしているわけには行きません。YAS号を入院させなければいけないんです。ディーラーには昨日のうちに電話しておいたので、あとは持っていくだけです。あ、それと、車置いてきちゃうんですから帰りの足が…。プルルルルル、ガチャ「あ、マグさんですか?YASで〜す。今日おひまですか?ホントに本当に、何にもする事がないってくらいヒマですか?」「まあ、ヒマですよ」助かった〜。ほんっとにありがとうございます。マグさん。<(_ _)>

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ということで、マグさんを誘ってオートテラス府中南店に行きました。昨日の症状を話し、クラッチとブレーキの見積もりをお願いしました。クラッチは単なる消耗ですから、クラッチ板、ケース他の交換で普通に済みますが、ブレーキジャダーの方はローターのゆがみを測定してもらいました。その結果、ホンダが設定している限界値のギリギリだったそうです。このため高速度域に限ってブレーキジャダーが出ていたものと思われます。相談の結果、ローターを研磨することにしました。さらに、ブレーキパッドは残っていたんですが、完全に焼けてしまっており、ヒビも入っていました。当然交換が必要です。ついでにキャリパーのオーバーホールもやってもらうことにしました。

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そして、もっとも厄介と思われるガソリン漏れの件ですが、某筋を経由して、世界で一番NSXのエンジンに詳しい「O」さんにご相談したところ、色々なケースを教えていただきました。中でもYAS号の場合に当てはまりそうなのが…

< キャニスター(活性炭のガソリン蒸気トラップ)のオーバーフロー>
エンジンルームのフューズボックスの下あたりにある、黒い円筒状の部品で下にオーバーフロー用のチューブが付いていて、そのチューブからガソリンが垂れる。
  原因 1.:パージ不良
通常インマニ負圧でガソリン蒸気を吸い込んでパージしているが、負圧チューブが、外れて蒸気が溜まりすぎで、オーバーフローする。
  原因 2.:大量のガソリン蒸気の異常発生
冬用のガソリンのままで、又はメタノール等 特殊な揮発性燃料を入れて、いきなり真夏の熱でタンクがボイリング状態になった場合。または、排気系の改造で、ガソリンタンクに排気熱がかかった場合。

これの原因1の方のセンで調べてもらうことにしました。つまりは、かなりヤバイということですね。北コースの後は何ともなかったので大丈夫なのかなと思っていたんですけど…。かなり危険なのでスグに直すようにとの事でした。う〜む、帰り道で煙草を吸ったのが今となっては恐ろしいばかりです…。

予定としては今週土曜日には全ての作業が終了することになっていますので、結果は来週ご報告できると思います。そ・れ・と…せっかく入院させるんですし…、おおっと、ここから先は来週までのヒ・ミ・ツ(^-^)。

 

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