週間報告(02年01月)

1月16日(水)
  さて年が明けて2002年が始まりましたね〜(*_☆)\(-_-メ)とっくジャイ!
振り返ってみると昨年は、お会いした方の多くから「今年はサーキット行かないの?」と聞かれまくった一年でした(^^ゞ。実際、一昨年まではサーキットにずいぶん通ってましたし、週報でもその都度取り上げさせていただいたので、サーキットに頻繁にいくというイメージが定着してたんでしょうね。もちろん条件が許せば僕としてもサーキットに行きたいんですが、一昨年最後にぶつけちゃいましたからねぇ。いや、車も身体も元通りなんですが、保険がちょっと…いや、かなりキビしい状況なんです。割増人生ならしょうがないので受け入れますが、「今年度保険使ったら来年からは入れなくなっちゃうよ(保険代理店)といわれてしまったのではビビらざるをえません。よって、昨年いっぱい(今年4月まで)はのんびりツーリングに徹することに決めてました。
  その象徴的なのが北海道ツーリングです。一週間の北海道旅行で掛かった費用が大体13〜14万くらい。オーナーズミーティング行ってオイル交換したらこのくらい掛かりますから、走る代わりとすれば予算的にもちょうどでした。サーキットにばかりお金を使っていた僕は、こういう長期間のツーリング旅行をするのが始めてでしたので、とっても新鮮で楽しい時間を過ごすことができました。こういう楽しみ方もあるんだな〜と実感しました。

  ホームページを始めて3年。おかげさまで沢山の方とお会いさせていただくことができました。その中で感じた多くのことのうちで一番強く感じるのが「NSXのオーナーさん達は<NSXに乗ることを楽しんでいる>」ということでした。
  普通、同じ車種のオーナー同士が会って話をすると「どこヤッ(チューニングし)てるの?オレのはココとココと…」っていう話になって、車がどう違うかで話が終始しがちです。実際、以前の自分もそうでした。でもNSXだと、初めてお会いする方との話で中心になるのは「自分はこんな風にNSXを楽しんでいるんですよ。」という話になることが多いです。もちろんサーキットを走る人もいればツーリングを楽しむ人、イジることを楽しむ人、NSXを所有している生活そのものを楽しむ人…等々、アプローチは様々ですが、皆さん自分なりの楽しみ方を持っていて、それでいて他の人が楽しんでいるのを見ると「そういうのもいいな〜、うん、うん」と うなずいちゃうような、そういう方がとっても多いと思います。

  考えてみればNSXは成り立ちからして「実用性を切り詰めて娯楽性(走る事それ自体での楽しみ)に振った車」でしょうから、オーナーさん達も自然と車を楽しむという目的に割り切ってNSXに乗っているのかもしれませんね。さらには、実用度が低いので、敢えて実用的に使うのだって話のネタになりますしね。

  「NSXをどう楽しむか」「NSXでどう楽しむか」 この2つを目標にして今年もやっていきたいと思います。そして、その自分なりの楽しみ方をこの場でご紹介していければと思っていますので、今年もどうぞよろしくお願いします。<(_ _)>

1月30日(水)
  さて今週は、タイヤを交換してきました。今回はネオバにしようかと思っていたのですが、リヤタイヤの在庫がたまたま無かったために断念してBSのRE01にしてみました。RE01ってまだ履いたこと無かったんですよ。今まで履いていたタイヤはBSのRE711で、一昨年末に前後まとめて買いました。ちょうどRE01が出る直前で、「もうちょっと待ってRE01にすれば?」と友人からもお店の人からも言われましたが、そのもうちょっとを待つのが出来なかったんです。だって、−0.5分山でワイヤーが出てたんですもん(^^;
  ということで、恐らくこれで最後になるであろうRE711を組みました。そして、先日の日曜日にタイヤ交換ですから、昨年1年間は交換無しで済んでしまったことになりますね。別に走行距離が極端に少ないわけではないんですよ、ツーリングには行ってましたから。走行距離にして約1万5千キロ経過してフロント5分山、リヤは内側スリップサインちょっと手前といったところでした。なんでこんなにまでタイヤがもったんでしょう?一昨年なんか一年間で4セット使ったっていうのに…。

  最大の原因は当たり前ですがサーキットに行かなかったことでしょう。一昨年は筑波2回、日光1回、鈴鹿NOMベーシック1回、鈴鹿南コース1回、もてぎNOMアドバンス1回、もてぎNOMアカデミー1回……。うわぁこんなに行ってたんだぁぁ!これじゃぁ4セットでよく持ったって言っても良い位かもしれませんね。
  4セットで済んだ理由は、街乗り用とサーキット用のタイヤを分けたのが大きいです。純正ノーマルの15、16インチホイールにRE010でサーキット用、R用ホイールの16、17インチにRE711を組んで街乗り用に使っていました。この体制でRE010が3セット、RE711が…あ゛!交換1回だから2セットで合計5セットだ!ひぃ〜(@_@)、よくまぁこんなにタイヤ買えたもんだなぁ〜。(でも、その最後のRE711が1年間持ってしまったわけですから、ほぼ4セットと言ってよいと思います。)そうは言っても、RE010についてはもう1セット買っておけばよかったと思っています。雨のもてぎNOMアカデミーの前にタイヤを交換していれば…。まぁ今更後悔しても仕方ないですね。

  この一昨年の事は例にはならないでしょうが、普通5千キロでリヤタイヤ交換というのが通説になっているのは有名な話だと思います。それが約3倍ですからとってもお徳\(^o^)/。まあ、3倍はオーバーですね(^^ゞ。純正のRE010とBS RE711では持ちが倍くらい違うように思います。これまでRE711で1万キロに届くかな〜くらいまでは走れたことがありましたので。それと比べると約1.5倍といったところでしょうか。おそらくコレはアライメントの違いが大きく影響したものと思います。

  一昨年までのYAS号は、S足に交換したときに合わせたR標準用のアライメントのままずっと通していました。色々変えてセッティングを出すほどアライメントにお金を掛けられないし、失敗して再調整ってのもキツイしで、ずっと同じ値にあわせていました。R標準用といっても、本来まったくといっていい程違うRとあわせても効果は?ですが、S足にした当時はなんにもわかっておらず、R用が速くなるセッティングだ!と思い込んでいました。しかし「根本的にピッタリあわせるのはムリ」とのことでしたので、近づけられる所はなるべく調整して貰うことにして、個人的にトー角だけこだわることにしました。問題のリヤのトーはR標準用がイン6mmなんですが、実はクーペも同じ6mmなんですよね(^^ゞ。結局変わってなかったわけで、恥ずかしい話です(^_^;。 で、タイヤ長持ち設定の現在はイン4mmになっています。この−2mm差にどうしてなったかと言うと、全くイジらなかったからです。

  はぁ?なにそれ?と、お思いでしょうが、いつのまにか なって…(*_☆)\(-_-メ)ウソツケ!! ウソじゃないんですけど(^^ゞ。説明しますと、YAS号が一昨年秋もてぎでの事故の修理から帰ってきたらイン4mmになってたんです。Honda栃木ボディーサービスに修理してもらったのに標準値から勝手に変えられた…というわけではありません。実は、このイン4oというのも正しいクーペのリヤのトーイン値なんです。

  僕が持っている資料を引っ張り出してみると、<サービスマニュアル・NSX・シャシ整備編・’90−9>ではリヤのトーインは6o±1oになっていますが、<サービスマニュアル構造・整備編(追補版)NSX/NSX-R・'94−2>ではトーイン4o±1o になってます(ちなみにRは6o±1oのままです)。追補版を全部持っている訳ではないので、いつから変わったのかは判りませんが、途中で変更があったんではないでしょうか?そして、実際に変更後の値で走ってみての実感は<トーイン4oはタイヤ長持ち設定>だと思います。

  理屈で考えても、タイヤを路面にこすりつける抵抗が減るわけですから当然ではありますね。でも、Rがイン6oのまま変更がないわけですから、コーナリング性能的には落ちているのかも知れませんけど、通常の街乗り&ワインディング程度の範囲では全く問題なかったので、サーキットをガンガン走る人でなければ経済的におすすめのセッティングだと思います。災い転じて福と成す?意外な発見があったタイヤ交換でした。

※※タイヤの磨耗等はYAS個人の経験の範囲内で感じた事を書かせていただきましたので、タイヤのコンパウンド等々正確なデータを基に書いているわけではありません。<YASの場合は>ということで参考程度にお考え下さい。<(_ _)>

 

【各タイプのアライメント標準値比較表】
<NA1 110〜>の部分は実際にはNA1 100途中からの変更。(情報:赤ブーブーさん、TAKAさん)
<TypeS>の値については、麒麟さんHPからの引用。他については、サービスマニュアルからの引用。
<S-Zero>はTypeSと同じ値だそうです。(情報:TAKAさん)

NSX(NA1 100)

NSX(NA1 110〜)
NSX(NA2 100〜)

NSX‐R(NA-1)

NSX‐TypeS
NSX S-Zero

キャンバ角 −0°20′±30′ −0°45′±30′ −0°30′±10'
−1°30′±10′ −2°00′±10′
キャスタ角 +8°00′±15′ +8°14′±15′ +8°15′±15'
トータルトウ アウト2.0±1.0mm
イン6.0±1.0mm イン4.0±1.0mm イン6.0±1.0mm

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