週間報告(01年01月)

1/3(水)
 さて今週は、年も改まり新世紀に突入しておりますが、YASの週報はいまだ相変わらず2000年…(^^ゞ。今週はアカデミーが終わった翌日10月10日のご報告です。

朝です。目が覚めました。
  「う〜ん、たるいけど会社いかないと…」
起き上がろうとして上体に力を入れたところ
  

「ぐぁああああっっl!!」
く、首が痛ひ〜(T_T)。これがムチウチってやつか…。首が曲げられません。特に首の左側面の痛みが激しく、ちょっとでも左に首を傾けようものなら飛び上がりそうなくらいの痛みが走ります。ダメだこりゃ、医者に行かないと。会社は…休もう。この時になってはじめて事故後にNSX−Rに乗ったことを後悔しました。きっとダメ押しだったことでしょう。(-_-;)(直後はアドレナリンが大量放出状態で痛みを感じていなかったんでしょうね)

 医者での診断結果は「頚椎捻挫」ムチウチですね。神経には損傷がないとのことですので、しばらくの間おとなしくしていれば治るそうです。とりあえず一安心。どうせYAS号がないですから、当分おとなしくせざるを得ませんもんね。

 YAS号の方は1週間ほどたって修理の概算見積もり書がでましたので、いつものオートテラス府中南に貰いに行きました。
  

「260万!!!???」
さすがNSXプライス!ほとんど外装のみですよ。とはいっても右側全面に、前後バンパー、ウイング、ウインドウ前・右・後三面などなど入っていますので、パーツリストと照合してみると確かに納得のいく金額ではありました。でも、この金額なら…インテR買えますね(^_^;;。

 ところで、概算見積もりの中に見慣れない項目を発見しました。
   

<高速走行テスト>
へぇ〜、こんなこともやってくれるんですねぇ〜と進藤さんに聞いてみると「栃木ボディーサービスなので、すぐ近くにNSX生まれ故郷のテストコースがありますからね」との事。おおぉ!なんかすっごいぞ〜!!確かリフレッシュプランでも高速走行テストってのがあったような…。う〜む、この項目だけですっごい満足感。そうだ!もしかして、事故する前より良くなって帰ってきたりして\(^o^)/。あ、でも右側だけかぁ…。いっその事ハデにスピンして左側もぶつけとけばなぁ(*_☆)\(-_-メ)バキ!イイ加減ニセイ!

  【進藤さん】「ところでYASさん、近々車をお使いになるご予定がございますか?」
  【YAS】「はぁ、フィエスタ(11/18・19)には行きたいと思っていましたけど…。」
  【進藤さん】「やはりそうですか。実は電話がありまして、フィエスタまでには絶対に仕上げるようにとの指示を受けております」

稲田さんだ!アカデミーの帰り際にポロッと「フィエスタに行きたかったんですけど、これじゃあ間に合わないですね…」と言ったのを覚えていてくれたんですね<(_ _)>。栃木サービスの方でもそのつもりで動いてくれているとの事でした。でも、しっかり仕上げてもらうことが最優先なので「間に合わなければ友人の車で行きますので、じっくりやってくださいね。」とお願いしました。普通に考えたら1ヶ月ではとてもムリだと思いますし、今回は修理のほかにちょっとしたモデファイもお願いしてましたので。そのモデファイはですねぇ…、見積もりを見た時点で即座にひらめいてしまった思いつきです。だって、○○が使えるので、クーペのパーツ代と工賃は出してもらえるんですから、そしたらパーツの差額だけでアレがつくじゃあないですか\(^o^)/。転んでもタダじゃあ起きませんよ(^ー^)ふっふっふ。<アレ>については、また次回にでも…(バレバレ?(^^ゞ)。

【<注>○○については、反響があまりに大きかったため伏字とさせていただきました<(_ _)>。事前によく話し合い、確認しておくのが重要です。僕のようにアカデミーでも出してくれたのはかなり特殊な例だと思います。あくまでケースバイケースの例外事項ですが、NOMベーシックならOKしてもらえる確率は高いようです。興味のある方はYAS宛メールにてお問合せください。】

1/10(水)
 さて今週は、11月17日(金)にYAS号が復活しましたので、いつものパターンで仕事帰りに京王線に乗って引き取りに行きました(栃木ボディーサービスからいつものディーラーに陸送してくれていました)。オートテラス府中南店に到着すると店頭にぴかぴかに洗車されたYAS号の姿がっ!おおぉ〜すっかり元通りです(T T)。新品パネルに交換されたボディー右側のきれいなコト、すべすべです。前のままの左側と比べると…う〜む(^_^;;;。運転席側ドアを開けてみると、おお〜!あけたときの”バクッ!”て音がまるっきり新車の音です!ドア周りのゴムも交換されているので、かすかに新車のかほりも!!そしてそして、そろそろ動きのヤバそうだったパワーウインドウも元気に動くようになりました!(^o^)vふふふ、いいぞいいぞぉ〜。
 イジりまわしてたら見つかってしまったようで進藤さんが出てきました。お礼を言いつつ店内に入り、最終確定の請求書明細をみせてもらいました。

   3,325,040円!!!!

 見積もりよりも上がる可能性があるとは聞いていましたが…ははは(^_^;;;引きつった笑いしか出ませんでした。当初の予定より増えたのは足回りのアーム類で、右側前後とも交換されていて金額増加分のほとんどを占めています。外見上は問題なかったそうですが、ちょっとでも不安がありそうな箇所はすべて交換してくれたそうです<(_ _)>感謝!
 ただ反面で「右サスのブッシュだけ新品で、左は10年モノ」というのが不安要素ではあります。でも、NSXのブッシュはアームと一体パーツだそうですので「それじゃあ左のブッシュも新品に」なんて軽々しく言えません。とっっっっても高価な買い物になってしまします(もしかしたら100万近く?)。僕の経済力ではこのまま乗るしかありません。まぁ、僕なんぞにブッシュの劣化による乗り味の違いが分かるかどうか怪しいモノですし、またスグに左をぶっつけちゃうかも知れな(*_☆)C=(-_-メ)○○屋ぱ〜んち!

 さて、前回ちょっとお話しましたが、今回ついでにちょこっとイジりました。見積もりにフロント&リヤバンパーとウイングが入っていましたので、Type-R用の軽量化パーツに入れ替えてしまうことにしました。

・フロントバンパービーム(R用) ¥80,300 (クーペ用¥33,400)
・リヤバンパービーム(R用) ¥75,000 (クーペ用¥33,400)
  【フロント・リヤともにクーペはスチール製。Rはアルミ製で軽量化】

・リヤスポイラー(R用) ¥118,500 (クーペ用¥97,900)
  【Rは低比重SMC素材(??)使用で軽量化】

 (クーペ用の部品代と工賃は○○でカバーしてもらえるので、僕の出費は部品の差額分です。)この効果は、NSX-Rのカタログによると「オーバーハング部の軽量化はヨー慣性モーメントを低減させ、回頭性を向上させる」んだそうです。アカデミーで乗ったNSX-Rが、コーナリング中に前後の長さが短く感じて真四角の車に乗っているように感じたのはこのせいかも…と思っていたので、期待度満点です(^-^)。まあ、ツワモノな方になるとバンパービーム自体を取り外してしまっている方もいるそうですけど、僕はぶつかったときの事が心配でしたのでR用を選びました。リヤスポもアフターのカーボン製GTウイングの方が軽いとのウワサもありますけど…、まだしばらくはオリジナルのスタイルで行こうと思います。羊の皮を被った狼仕様なんてのもイイですよね(^_^ゞ(なんちゃってR仕様まっしぐらとのウワサもありますが(^_^;;;)
 尚、今回の変更で、フォグランプが付けられなくなりました。フォグの固定アームがバンパービームから出ていたらしく、もともとフォグが無いRのバンパービームには固定用アームが無いのだそうです。ただでさえ暗いライトがさらに暗くなってしまいますが…まあ、最近夜はあまり飛ばさないので問題ないでしょう。軽量化にもなるし。それとフロントタイダウンフック(¥4200x2)や、リヤのバンパーアブソーバー(¥7000x2 これは例の発砲スチロールかな?)もR用への交換が必要でした。

 さあ、これでフィエスタに行けます\(^o^)/。でも、フィエスタ初日の11月18日(土)は所用があったので、久しぶりにテストコースに行ってきました。

001118testcourse01.jpg (42389 バイト)

 紅葉真っ最中のテストコースを流すと、いつものパーキングによしいちさん発見!お久しぶりです〜。よしいちさんのNA1改/3.2L&6速号には以前にオーダー待ちだと言っていたGTウイングがついていました!でっかくって大迫力!いままで見たことのないモノでした。メーカーを忘れてしまいました(^^ゞが、オーダーメイドの汎用ウイングだそうです。しばらくお話させていただきました。こんど写真とらせてくださいね(^o^)/

1/17(水)
 さて今週はフィエスタレポートの予定でしたが、どうにも準備が間に合いそうに無いので急遽変更(^^ゞ。久しぶりにF-1の事を書いてみます。

 先日はじめて「F1川井塾」という番組を見ました。これはフジTVのスカパーチャンネルで放送されている「F-1ピットレポーター川井一仁さん」の番組で、川井さんならではのマニアックな情報を伝えてくれる番組…のようです。何しろはじめて見たもので(^^ゞ。年末に地上波で見逃した「2000年F-1総集編」のスカパーでの再放送前にやっていたので一緒に留守録したんですが、これが大当たりでした!
番組に出演するのはたったの2人。塾長の川井さんと特別講師の津川哲夫さんだけで延々1時間番組をやります。深夜番組みたいですね。このときの企画は津川さんがイギリスにあるベネトンのファクトリーを見学に行った際の映像をふんだんに使いつつ、津川さんが細か〜く分かりやすく解説してくれるというものです。

 工場内の映像、まずは3D-CAD。すべての部品はCADで設計され、組み付けの妥当性からデザイン変更、果ては空力の検討まで出来てしまうんだそうです。さすがに空力は最終的には風洞を使うそうですが、ボディーワークだけでなく細かな部品に至るまですべてCADで設計・検討されるそうです。さらに、そのデータをもとにLANでつながれた工作機械が自動でアルミやチタンを削り出して実際の部品を作ってしまうんだそうです。ドリルのようなものやワイヤーカッティングマシン(細〜いワイヤーに高電圧のプラズマを流して溶解カットする機械。アルミやチタンの塊がチーズのように切れてました。)での工作過程を説明してくれてました。ワイヤーカッティングマシンは1台数億円するそうですが、それが何台もあって作業の精度と時間短縮に貢献しているそうです(対照的にエキマニなんかは職人さんがコンコンとハンマーでたたいて作ってたりもしてましたけど)。

 自分の考えとしては、何でもモノを作る際には2つの条件をクリアしないといけないと思ってます。当たり前ですが「設計するセンス」と「実際に作る技術」です。音楽に例えると「作曲するセンス」と「演奏する技術」でしょうか。でもこれだと設計したものがそのまま製品化できるわけですから技術的限界はどんどん上がっていて、となると「設計のセンス」の重要性が上がっていっているわけでしょうね。でも、ニューウェイさんやバーンさんといったトップデザイナーはCADが使えないので、いまだに鉛筆で図面をひいているんだそうです。う〜む、なんか普通の会社と同じような光景が目に浮かびますね。(パソコンが苦手な上司達(^_^;)
 あと、アルミハニカムにカーボンやケブラーを貼り付けていたり、カーボンで型取りしたエンジンカウルをでっっかいお釜で焼いてたり、どれもこれもマニアックな映像でした。でも、それを見て喜んでいる自分も十分マニアックなのかなぁ…(^_^ゞ。とはいえ多くの人に見てもらいたい内容でした。地上波でやってくれればいいのに。

 さて、2000年のF-1グランプリも相変わらずシューマッハとハッキネンの対決でしたね。ここ数年は完全にこの2人が頂点で君臨しています。以前のセナ・プロ時代からアクティブサスのウイリアムズ時代を経て今はミカ・シュー時代でしょうか?この2人のバトルには誰もついていけなかったですもんね。(注:あくまで僕の見た目ですのでご了承を<(_ _)>)

 この2人以外の関心事といえば、なんといってもBARホンダでしょう。開幕戦からいきなりセカンドグループに食い込んでそのまま定着しちゃいましたからね。前年最下位のチームが急にウイリアムズやジョーダンと競り合ってしまうんですから、やっぱりホンダって凄いんですねぇ。
 ホンダも凄かったですがビルヌーブも凄かったですね。フェラーリやマクラーレンとサイド・バイ・サイドでバトルしたり、数々のロケットスタートを決めたり。コーナー進入で2台並んでブレーキング競争して止まりきれずにオーバーラン(^_^;なんてのも多かったですが、こういうのって分かりやすくていいじゃないですか。F-1ドライバーともなると皆さんクレバーに駆け引きしてるのかもしれませんが、なかなかその駆け引きが表に見えてきません。だからこそビルヌーブの「止まりきれなかった〜負けた〜!」っていう分かりやすさが凄く新鮮でした。でもレース中の「ドライビングスクール」開講は…、まあ前半戦の車の特性を良く表していたということでしょう。後半戦は車体の開発が進んだのか「とおせんぼ」状態はなかったですもんね。

 対してアーバインがまったく目立ちませんでしたね。ジャガーはどうしちゃったんでしょう?スチュワート時代はあんなに活躍してたのに。2000年はジョーダン、ウイリアムズ、ジャガーのセカンドグループ争いを予想していたのでちょっとがっかりでした。今年は復活してもらって、ジャガー(フォード)、ウイリアムズ(BMW)、BAR(ホンダ)とベネトン(ルノー)あたりで激しくセカンドグループ争いをして欲しいです。で、ジョーダン(ホンダ)は今年こそトップ2に食い込む活躍をしてくれればいいなぁと思うんですがどうでしょうね?

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