YASの週報

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10月23日(水)

     さて今週は、待望の新型NSX-R試乗をしてきました。大井貴之さんのD-Rights主催の「NSX-R試乗体験スクールinもてぎ南コース」に参加してきました。これならちゃんと参加料払うスクール形式だから僕が試乗しても肩身が狭くないです。(^_^)

 当日集合場所のもてぎアクティブセーフティー・トレーニングパーク(以下ASTP)に集まったのは総勢24台。約20台がNSXで他車種の方は、R32GT-R2台、ポルシェ1台、S2000 1台だったと思います。

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 14時からASTPの教室で座学…というか新型NSX-Rの販促説明会(by上原さん)を聞きました。もう既に全国行脚中の上原さんは自ら「R行商人」と称して、ちょっとキツめの冗談交じりで楽しく説明してくれました。曰く、新型Rはサーキットタイムにこだわって作ったそうで、人間を固定して新旧Rのラップタイムを比較すればタイムで確実に差が出るとのことでした。

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で、座学が終わって北の端っこのASTPから南の端の南ショートコースまでもてぎを横断。

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 おなじみ まっ平らな南ショートコースに到着。だだっ広いアスファルトに某ARTA監督のAさんが線を引いただけという「コースアウト→ノーダメージ」の貴重なコースです。(例外有り)

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 試乗用の新型Rを囲んで大井さんによる走行説明&諸注意。でも、みなさんRが気になる様で、目線がRに行っちゃってますね。

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説明中の大井さん
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 総勢24台を、自分の車で走行するグループと試乗グループの2グループに分けて、2時間枠(16時〜18時)の走行となりました。試乗は新型Rが2台あるので、1台は自分で運転(2周)、もう1台は大井さん運転の助手席試乗で限界域を体験(2周)とのことでした。

 僕は自分の車で走行が先でした。もてぎ南を12台で走行となると渋滞は必至なので、最終コーナー付近で順番待ちストップアンドゴーの1台ずつ間隔を空けての走行でした。スクールでは良くある方式ですね。走行ラップ数は少なくなるけど、他の車に詰まらないので、台数が多いときはこのほうが練習になると思います。でも、走行は約2年ぶりでボロボロだったので割愛(^^ゞ。

 

 ということで、新型R試乗です。インストラクターの平さんが助手席に乗る試乗車の運転席に乗り込みます。すっかり陽が落ちていたからか、第一印象で、インパネのオレンジがやけに明るく感じました。これ、変わってましたっけ?シートベルトを締めて、ストロークの短いクラッチを踏んで、これまたストローク短いシフトを1速に入れて発進…

ワオオオオンンン!

 「へ?何このアクセル?」

 街乗り感覚でゆっくり発進するつもりでアクセルを「ちょこん」と踏んだら、イキナリ2000回転くらいまで回ってしまいました。びっくりしてクラッチ繋げませんでした(^^ゞ。そういえばアクセルは、短いストロークで回転が立ち上がるように変更されていたんですね。さっき上原さんが言ってましたっけ(^^ゞ。これだと他のNSXから乗換えればレスポンスよく感じますけど、街乗りはシビアそうですね。街乗りも渋滞も走るYASにはちょっと向かないかも…。慣れないアクセルにてこずって、ガックンガックンしながら発進しました。

 助手席の平さんから「1周目はまず8割ぐらいに抑えて」と言われてしまったので、とりあえず直線で抑え気味に加速してみました。TypeSの 野太いサウンドで力強い加速 とはちょっと違った感じで、音も回転も軽〜い感じで加速していきます。シフトチェンジしてもほとんどピッチングしないし、リニアモーターカーみたいな感じ。ちょっと例えが違いすぎるかもしれませんけど、なにかプラスアルファでアシストモーターでも付いているような軽い加速感でした。これがバランス取りの成果ってことでしょうか?ファイナルも変わってるんでしたっけ?にしても、ずいぶんと違うモンですね。

 タイトコーナー区間に入ると思ったほど足が硬くなくてちゃんとストロークしてます。旧Rだとアンダーで苦労しそうな細かいコーナーもスイスイ曲がっていきます。低速コーナーでも扱いやすそうですね。

 2周目、直線でフル加速。大きい1コーナーをハーフブレーキで入って2コーナー手前でハードブレーキ&シフトダウン。(これをYAS号でやると、2コーナー手前のブレーキでリヤが出るので、止めるためのカウンターが必要になります。ブレーキ+カウンター+シフトダウンになって難易度が高く、僕の腕だと成功確立は約2割…(^^ゞ。よろけるか、最悪スピン→コースアウトで、ここ、もてぎ南コースでないと練習できない禁断の技 (^^; YASが下手なだけって話も…) でも、新RでYAS号と同じスピードで入っていくと、リアなんかこれっぽっちも出ません。普通にブレーキングしてシフトダウンで回っていけます。これって…、限界域が違うってことか…。

 この2コーナーの影響で、続くタイトコーナーでは限界まで出そうと頑張ったんですけど、運転が荒くなって細かいオーバーが出たり入ったりの繰り返し。ほとんど多角形コーナリングになってしまってボロボロでした(-_-;)。

 以上で2周終了。なんか判ったような判らなかったような…。ま、2周じゃあこんなモンかな。

 

 つづく大井さんの助手席体験では、ブレーキがむちゃくちゃ凄く良く効くのが印象的でした。1コーナーでフルブレーキングしてくれたんですけど、「YAS号だって赤パッド入ってるのに、この差は何っ?」って位、効いてました。赤パッドの値段が半額になったそうですし、これは買い!パッド流用決定\(^o^)/
 あとは…、助手席じゃあ判りませんでした<(_ _)>。

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 走行終わって、ASTPに戻って、シメのお言葉いただいて終了です。この後オプションの食事会に参加してから帰りました。

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 新型R…、凄い車です。今回小さなコースのもてぎ南でしたので、空力とかの効果は判らずじまいでしたが、別格の車だということは良くわかりました。本当に貴重な体験をさせていただくことが出来ました。関係者各位様ありがとうございました。<(_ _)> YASにはとても買えませんが、こう言う試乗会は啓蒙活動としての効果は非常に高いですね。

 Rはやっぱり凄いです。


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