COZY POWELL FOREVER TOUR

(渋谷ON AIR EAST '98.11.16)


[MEMBER]

  厚見玲衣(Kb) 樋口宗孝(Ds) 二井原実、生沢佑一(Vo) 高崎晃(G) 山下昌良(B) 

[GUEST PLAYER]

   寺田恵子(Vo) はたけ(G) 鮫島秀樹(B)


[SET LIST]

〜BGM 1812 OVERTURE〜

1. KILL THE KING  (NIIHARA &IKUSAWA)

2. WAR PIGS  (NIIHARA &IKUSAWA)

3. TAKASAKI G.SOLO

4. MISTREATED  (IKUSAWA)

5. CATCH THE RAINBOW  (IKUSAWA)

6. STIL I'M SAD  (NIIHARA)
〜Include KB SOLO by REI ATSUMI

7. HIGUTI'S DRUM SOLO '1998

〜Tribute to Jon Bohnam Corner〜

8. BLACK DOG  (NIIHARA)*

9. DAZED AND CONFUSED  (IKUSAWA)*

〜Tribute to Ian Paice Corner〜

10. BURN  (NIIHARA &IKUSAWA)

11. LONG LIVE ROCK'N'ROLL  (NIIHARA &IKUSAWA)

12. STARGAZER  (NIIHARA)

13. A LIGHT IN THE BLACK  (NIIHARA)

〜ENCORE〜

14. SDI  (NIIHARA)*

〜ENCORE  (with Guests)〜

15. LOST IN HOLLYWOOD**

16. ALL NIGHT LONG**

(* without REI ATSUMI,
 ** with HATAKE,SAMEJIMA,TERADA)


 この日はCS-WOWOWの録画と、ライブアルバムのレコーディング(SUPER RPCK★SUMMIT 〜CozyPowell Forever Tour Live In Tokyo 〜 /1999.1.21発売 )があり、個人的にも思い出深いライブとなりました。

 オープニングは「1812 OVERTURE」をBGMに、二井原さん生沢さんがブルースブラザースを意識した全身黒ずくめの衣装で登場! 玲衣さんもこの日は黒いブラウスに黒のパンツ、黒いモコモコした帽子をかぶっていて、相変らずとてもお洒落です。(*^_^*) 

 1曲目はいきなり迫力の「KILL THE KING」でエンジン全開! 演奏する様はまさに圧巻。往年の名曲を日本のトップミュージシャンが演奏するという、とんでもない豪華な内容にとにかく感動しまくり。少々キーボードの音は低めではありましたが、ばっちり歪んだオルガンサウンドが冴えておりました。(後から発売されたCDを聴いてビックリ!会場で感じられた以上にあらゆる技でオルガンを弾きまくっておられました。)「WAR PIGS」でもバリバリのオルガン・サウンドは健在! 続いて名ギタリスト・高崎晃さんによるギターソロへ、となる筈がなんとギタートラブルでライブを最初からやり直しというファンとしては嬉しいハプニングがありましたが、とても独特な高崎ワールドなソロを展開。続いて生沢さんが登場し「MISTREATED」「CATCH THE RAINBOW」を熱く激しく唄い上げ、その姿、その声に会場にいる誰もが息を飲み、引き込まれるように聴き入っていました。変わってボーカルは二井原さん「STIL I'M SAD」では玲衣さんの豪華で華麗なキーボードソロ・コーナーがあり、約4分半もの間、たった1人で、右手でオルガンやmini moog、シンセなどを次々と弾きまくり、その間、鍵盤1つずつにプリセットされたドラムのそれぞれの音を左手で弾くという、まるでドラムを叩いているような、そんな迫力の神業を披露してくれたのです。これは1990年に武道館で行われたVOW WOWのライブでも披露されたソロ曲です。こんな素敵な曲にもかかわらず、曲名が無いのは何故ですか?玲衣さん(笑)。そして、続いては本日のメインイベントである樋口さんのパワフルなドラムソロ! 更にJon Bohnam のトリビュートも考えてるとのことで二井原さんがヴォーカルの「BLACK DOG」 と、代わって生沢さんヴォーカルの「DAZED AND CONFUSED」。残念ながらこの時、玲衣さんはお休み。終わると二井原さんが再び登場し、なんと生沢さんと二人で漫才を始めたではありませんか! 真ん中にマイクを1本立ててすっかりその気の二井原さんに対して、生沢さんは終止照れ笑い。とても意外な2人の一面を見ることができました(笑)。続いて披露されたのはツイン・ヴォーカルで迫力の「BURN」「LONG LIVE ROCK'N'ROLL 」。バリバリに歪んだオルガンのなんと心地いいこと! 更に2曲続けて二井原さんのヴォーカル。「STARGAZER」ではオルガンのみならず、ヴォイス系やストリングス系のサウンドの多用で、曲の壮大さを印象付けてました。「A LIGHT IN THE BLACK 」では玲衣さんお約束の弾きまくりmini moog soloを披露。いつも以上にパワフルで聴きごたえ充分でした。(*^_^*) 

 アンコール1回目はラウドネスのオリジナルメンバーによる「S.D.I」。一番前に陣取っていたラウドネスファンと思われる人達の突然の乱狂振りはハンパじゃなかったです...。2度目のアンコールではシャ乱Qのはたけさん、HOUND DOGの鮫島さん、元SHOW-YAの寺田さんという豪華ゲストを迎えて、超ド迫力の「LOST IN HOLLYWOOD」と、ラストはノリの良いアットホームな雰囲気の「ALL NIGHT LONG」が披露され、大いに盛り上がっていったのでした。

 とにかく、馴染みの名曲を一流のミュージシャンが演奏するなんて、私自身今までに経験したことがなく、実際に目の前でそれを体験する事が出来てとても感激し、遥々遠方から来た甲斐があったなぁと痛感しました(笑)。観客はみな楽し気で、そして同じくらいミュージシャンの皆さんも楽しんでライブをされているように感じられ、久々に気持ちの良いライブに参加できたなと思いました。そして何より、約6年振りになる玲衣さんの生のプレイを間近で堪能できた事が、今回一番の幸せでした。(*^_^*)


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