元 第 434 号
平成18年10月10日
八千代市立高津西保育園父母会会長様
八千代市長 豊 田 俊 郎
(公印省略)
平素より,当市の子ども行政にご理解いただき,誠にありがとうございます。
平成18年10月6日に提出いただいた質問につきまして,下記回答書のとおり回答いたします。
今後も子ども行政につきまして,より一層のご支援,ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
回答書
1.受諾法人の選考過程は非公開とされ、既存園の視察に同行を許された保護者5人も、見聞きしたことは公表できません。しかし、大切な我が子をこれから託す法人がどのようにして選ばれたのか、誰もが知りたいと思っています。差し支えのない範囲で受諾法人決定までの様子を教えて下さい。
(回答)
保育園受諾法人選考委員会における受諾法人選考過程につきましては,9月22日に応募法人の理事長・園長(予定者)ヒヤリングを行い,28日に応募法人の施設見学を行いました。また,施設見学の際には,保護者のみなさまにもお時間をいただき,ありがとうございました。法人の選考にあたって選考委員は,ヒヤリングの際には,理事長・園長(予定者)の保育に対する姿勢や八千代市が現在行っている保育の質を継続することの確認や地域子育て支援への協力についてどのように考えているかなどを聞き取りし,施設見学の際には,ヒヤリングの際に聞き取った内容と同様の保育を実践しているか,また保育にあたって子どもや職員の関係などは良好であるのか,保育環境は安全で清潔に保たれているのか等を確認しながら,視察を行い,選考委員それぞれが各項目ごとに点数をつけ,その総合得点を算出し,父母会の意見も参考としながら協議いたしました。
2.また、なぜその法人を選んだのか教えて下さい。
(回答)
保育園受諾法人選考委員会における応募法人の選考にあたって,ヒヤリング時においては法人の安定性・公共性,現在の事業評価,受諾事業への実現性・理念の3項目の視点により採点を行い,施設見学時においては実際の保育に対する評価として,職員の関係,職員の姿勢,保育のあり方,子どもの姿,保育環境・条件の5項目の視点で採点を行い,点数の高い団体から順位をつけて選考されております。今回,第1位となった法人については,総計点数だけではなく,全ての選考委員の評価が高いことも考慮し,受諾法人として決定することとなりました。
3.高津西保育園が民間園となることでのメリットを、教えて下さい。
(回答)
八千代市にお住まいの子育て世帯で,これまで子育てについて,市からの支援を受けることの少なかった世帯に対して,保育園を通じた支援を行えることがメリットとして挙げられますが,高津西保育園に通っていらっしゃるお子さんや保護者のみなさまに対しては格段のメリットはなく,他の保育園に通園されていれば受けなかったであろうご心痛につきましては,大変申し訳なく思っております。
4.民間移管完了までのスケジュールを詳しく教えて下さい。
(回答)
高津西保育園の移管にあたっては,10月中に保護者のみなさまと受諾法人の懇談会を実施したいと考えております。八千代市と受諾法人の間では,事務上の引き継ぎを順次開始してまいります。また,保護者のみなさまと受諾法人の引き継ぎは,最初の懇談会以降,継続して実施し,1月からの合同保育に向けた準備を行ってまいります。平成19年1月から合同保育を開始し,平成18年度中の引継ぎ期間は3月末日までとなっておりますが,4月以降もお子さまと保護者のみなさまの状況に応じて,保育士を派遣するなどの方法により,受諾法人とともに保育にあたり,臨機応変に対応してまいります。
5.今回、もし私たちが説明会を要望しなかった場合、保護者にはいつ、何を、どんな形で示すつもりだったのか教えて下さい。
(回答)
保育園受諾法人選考委員会の選考結果報告を受け,市が受諾法人を決定しだい,保護者のみなさまには市から説明会開催についてのお願いを文書で差し上げ,みなさまへ説明する予定としておりました。それ以外のお知らせ方法といたしましては,広報やちよへの掲載や新聞各社への報道資料の提供をしております。