ドラえもんのソフトと言えばエポック社だが、これはエポック社が出す初のドラえもんのゲームである。
...と同時に、初めてドラえもんが動き回るちゃんとしたゲームとして、当時もてはやされた傑作でもある。
(それ以前にリリースされた、アルカディアというハードで発売された「ドラえもん」は御世辞にもドラえもんらしくは見えない。)
1.現代編
のび太としずかちゃんは、タイムマシンを使って別の時代に遊びに行く計画を立てていました。それを知ったジャイアンとスネ夫は、自分達も連れて行くようにお願いしたものの、定員オーバーを理由にドラえもんに断られてしまいました。それに気を悪くしたジャイアンは、タイムマシンをバラバラにして近所の空家に隠してしまいました。のび太とドラえもんは、タイムマシンを取り戻すために、ジャイアンとスネ夫の待つ空家へと向かうのであった。
ここでは、ジャイアンに奪われた10個のタイムマシンの部品を集める事が目的です。
この面ではジャイアンに殴られる以外にミスになる事は無いので比較的簡単な面です。
但し、ネズミに触れると一定時間動けなくなるので注意して下さい。
キャラクター紹介
ドラえもん:言わずと知れた国民的キャラ。こいつを動かして全面クリアを目指して下さい。
のび太:ご存知有名ダメ少年!ゲーム内では、ドラえもんが取りに来るまで部品を持っていてくれるので結構イイ奴。
しずか:のび太の将来の花嫁。本編ではイイ娘なのに、ゲーム内では部品だけ置いて去って行くのでなんかムカツク!
スネ夫:独特のヘアースタイルと狐顔が印象的なキザ男。画面内の部品を持ってっては隠すイヤな奴!
ジャイアン:タイムマシンを奪った近所のガキ大将。こいつに殴られると1ミス。ダミ声攻撃が無いのが不幸中の幸い。
部品を届けてくれるのび太。 彼を上手く活用しよう。 ジャイアンに触れると1ミス! |
折角の部品を奪い去るスネ夫。 取られる前に取り返せ! |
ドラミちゃん、道具を持って登場! どんな効果があるかは使ってみての御楽しみ! ジャイアンが出てきた状態の場合、 まだ当たり判定はありません。 |
2.古代編
タイムマシンの部品を全部取り戻した、ドラえもんとのび太。仕方なくジャイアンとスネ夫も参加メンバーに加える事にしました。
そして、しずかちゃんも加えた全5人でタイムマシンの旅へと向かいました。しかし、定員オーバーに加えてさっきジャイアンに分解されてばかりという条件も手伝ってか、タイムマシンが暴走!ドラえもんを除く4名が別の次元へと飛ばされてしまいました。それを追うドラえもんは古代の世界へとやって来ました。果して行方不明の4人は見つかるのか?
ここから少し難しくなります。
ここでは、あらゆる敵キャラクターの妨害を避けて、仲間4人を救出して下さい。救出したらどこでもドアまで連れ戻して下さい。
見事4名、どこでもドアまで連れ戻せればクリアーとなります。
キャラクター紹介
原始人:ほら穴から登場。ドラえもんをしつこく追い回してはオノを投げつけてきます。触れると1ミス!
ティラノサウルス:画面の中段と下段に登場。ドラえもんを追い回しはしませんが、図体がデカイので厄介です。
プテラノドン:画面上段に登場。時々止まったりもしますが、基本的にドラえもんのいる方向に移動するので厄介です。
原始編では、4人の仲間をここに連れ戻すのが目的となります。 | スモールライトの効果で小さくなったティラノサウルス | 同様、ミニプテラノドンとミニ原始人。 ミニ原始人が怪しいマスクマンに見えるのは気のせい? |
3.未来編
4人を無事探し出したドラえもん、今度は未来の世界へと旅立ちましたが、またもやタイムマシンの暴走が起こりました。しかも今度は仲間4人のほかに、タイムマシンのパーツまでもが何処かへと吹っ飛んでしまったのです。未来の世界に不時着したドラえもんは、再び行方不明になった4人と、なくなった部品を探さなければなりません。はやく現代に帰りた〜い!
最後の難関といっても良いでしょうか。ココでは部品10個と仲間4人を同時に取り返さなくてはなりません。
未来人や隕石、UFOがドラえもんの行く手を阻むので、それを上手くかわして部品と仲間を全て取り返して下さい。
未来編では、部品と仲間を全員集めるのが目的。結構シビア!? | UFOのビーム攻撃。 ドラえもんが真下に来た場合、100%こいつを食らいます。(^^; |
ゲームクリア画面。 真っ暗画面にのび太の机がイイ味だしてます。FC版のEDよりイイかも? |
4.ボーナスステージ
全3面クリア毎に、ボーナスステージがあります。
内容は15パズル。最初は簡単ですが、回を重ねるにつれ難しくなります。
そう言う点ではかなり良心的な作りだと思います。(ボーナス点:クリアTIME×10)
他に15パズルを扱ってるゲームとして、SFCの「クレヨンしんちゃん・嵐を呼ぶ園児」と「スーパーリアル麻雀PVパラダイス」がありましたが、前者はややムズ、後者は激ムズで、フラクトレーションをかなり溜めた記憶があります。SKV「ドラえもん」の様に、段階毎に難しくする設定は今思うとかなり好感が持てます。(^^;