知らない街


見慣れた街並みが・・・消えていた

住み慣れたはずのこの街も

時が止まっていたわけじゃなく、少しずついつのまにか変わっていたんだね

この道も、この景色も、少しずつ変わっていく色に気づかないまま

通り抜けて、ふと振り返れば知らない街

思い出の空き地も、西日を受けて輝いた景色も・・・

全てが移ろい、過ぎ去った時の中にだけ置き去りにされていく

たとえ、哀しみにくれようとも、街に懐かしい面影はない

2000.9.4

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