to the END


終わりへと・・・

唯・・・終わりへだけ・・・

呼吸するたび・・・鼓動を打ち鳴らすたび・・・

時に逆らう事もできず・・・

抱きしめた身体さえ貫いていく・・・

死という甘美なる終わり・・・



誰もが・・・逆らう事を赦されず・・・

終わりだけを焦がれて・・・



あぁ・・・あの時の僕は・・・

何を見ていられたのでしょう・・・?

今ではもう見つけられないもの・・・

それでも、あの時の瞳は終わりなんて知らなかった

唯・・・希望に満ちた未来を莫迦らしく見つめていたのでしょう

今ではもう・・・何も要らないと気付き

そして・・・奪われた希望と・・・、植え付けられた絶望が・・・

見つめさせる・・・、唯・・・終わりへと・・・

2001.11.27

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