小さな生命


どうして生命奪われていくの?

幼気なタマシイさえ、残酷に・・・

祝福された君の生命が突然消える

それが運命だというの?

それがあなたが課した答だと・・・

それならば、こんなにも安っぽい生命なら、

みんな君にあげたのに!

君の代わりになればよかった...



君は、どうして生まれてきたの?

君は、その僅かな時に何を見てきた?

僕が生きる時と君の生きる時の早さはあまりにも違い過ぎて

その生命は僕よりも早く途切れたけれど

君は、生きる事諦めなかった

生きているという事が誰かのためになる・・・

その強い、生きるという意志で



僕は、君がいた事も、いなくなった事さえ知らないでいた

僕は、生きる事の大切ささえ、認める事もできずに・・・

君が眠って僕は生きている今、

僕は君に、何を手向けられる?

君が遺した数えられないものが、

ゆっくり・・・流れ込んで...

君の生命と想いの欠片、僕も少しだけうけとめた

僕はそれを大切に抱えていくよ

そうして、生命は紡がれてゆくでしょう・・・?

・・・君と一緒に

2001.1.18

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