Summer sea Beginning
握り締めた砂が風にのる
視界の果てに空と海がとけこんで、雲はいつの夏も変わらないまま
波間に煌く光、強い海風、うねる波、
ここでは時が止まっているみたいで
暑い日差しと吹き抜ける風がまた生まれてくる
暑い季節だけ閉じ込めたかのような海は
いつまでも夏を奏で続ける
熱い砂の上に裸足で跡をつけていく
遮られる事のない視界の果てにあるのは、広く、青く澄んだ世界・・・
眩しいくらいの光、それを癒す清涼の風、繰り返す波の音、
ここで、また・・・時がつながり
あの暑い日の先に僕らは・・・いた・・・
この海で・・・また、夏が続いていく
もう、あの日の夏は思い出の中に・・・
けれど、新しい夏が・・・ここから始まる
2001.7.11