空の抱擁
どんなに頑張ってもうまくいかない事もある
どんなに強がっていても、耐えられないときも来る
前に歩いても、強い風に押し戻される
気持ちだけじゃどうしようもない現実がある
そんな世界を誰もが生きていく
だから、時に俯き、空が見えなくなってしまうの・・・
俯いた視線の先・・・手の届く場所に踏みしめる大地はあって
手をふれたなら・・・温かさ溢れて・・・
その優しさに甘えて眠れば・・・
目覚める時に見つめるのはきっと澄んだ空
疲れたら何もかも無視して我侭に休んで・・・
何もないことに退屈を感じて我慢できなくなったら、また動き出せばいい
何もする事がないという事まで楽しめたらいいのにね・・・
今まで生きてきた時が止まってられないものばかりだったから
何かをしていないと不安になる
本当はそんな事ないのに・・・心が自由になる感覚・・・
現実にばかり囚われているだけが全てでもないと想う
一番難しいのは何かする事があって生かされていくことより
何もない場所で生きようとしていくことなのかもしれない
その形は個人差があってそれぞれだと想うけど、幸せ・・・なのでしょう
僕は空を見つけたい・・・そこにある心を・・・
2003.7.16