死にたいと願った僕は、それでも微かに未来を見つめた
流れゆく時は止まる事なく、緩やかに過ぎ去るもの
刻み込む鼓動と共に、僕の心に降りつもる
それは、時として優しく、激しく僕の心を揺さぶってきた
大切なものを見つけては心に深く刻みつけ
それでも気づかずなくしていく事に痛みを感じて・・・
だから、生きる事の痛みに気づくのに、そう時間はかからなかった
けれど、生きる事の意味を知るのにはどれだけの時を費やすのだろう
今はまだ・・・、それでも、この純粋な想いだけは裏切らないで
この想いが生きるのなら、死ぬわけにはいかないの
何度も負けそうになって、左手に傷は増えるけど
心の痛みにたえられなくて、少しずつ視界は歪むけど
今はまだ・・・
ずっと、綺麗なままで死にたいと願ってた
ずっと、いつまでも眠らせてと祈り続けた
生命ってなに・・・?生きる事ってなに・・・?
その答は、今もまだ見つからないまま・・・
それでも僕は・・・
2000.5.14