桜の瞬間(とき)


少しずつ、和らいでいく寒さに春の訪れを感じて

木々もまた彩りはじめる

少しだけ眠くなる昼下がり、風も心地よく感じられる

『 また春が来るね 』

そんな言葉を繰り返しては、過ぎていく時・・・

その光が暖かくて、生命が芽吹く、季節が巡る

冷たい季節を越えた街は、何もかも優しい色に・・・

いつもと同じ、この季節だけど、少しだけ新しい風が吹く

そして・・・

また桜が街の色を変えていく

2000.3.12

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