僕≠僕
現実から少しずつ心がズレていく
君といたのも・・・、心に誓った生命の輝きも・・・
すべてが僕から遠ざかる
この僕が・・・今、ここに生きている・・・
そしていつか・・・長い一瞬を越えて、僕が・・・死ぬ・・・
僕は死ぬ・・・、それなのに、心は離れたままなんだ・・・
心は・・・現実を拒絶しはじめていた気がした・・・
ここにいて、こうして生きているのは確かに僕のはずなのに
誰かの人生を見ているかのように、遠くにいる心・・・
それは僕のものじゃない
痛みを感じる身体・・・その身体を見つめた心・・・
それは僕のものじゃない
痛みも・・・苦しみも・・・哀しみも・・・
死さえ拒絶して・・・
身体から心は・・・
2000.3.19