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映画の感想・批評など


『Amy(エイミー)』
耳が聞こえない、話せない少女の物語。だけど実際は特異な症例で歌う事で会話ができたのだ
幼い少女の自責の念が生んだ悲劇だけど、歌う会話は世界観を明るくさせた。
温かい交流が描かれていると思う。劇中の『You & me』は優しくて温かくて好きな曲です

ARMAGEDDON(アルマゲドン)』
先に公開された『DEEP IMPACT』と内容はほぼ同じ
だがこちらの方はひとつの家族にヒューマニズムを絞っている。CGによる映像美もさることながら、
そこに隠れて極限状態での家族愛を示していた。それはとても尊いもので羨ましくさえ思えた

テーマソングの『I DON'T WANT TO MISS A THING』は聴くだけで感動を思い出させてくれる

『DEEP IMPACT(ディープインパクト)』
公開当時はその映像美に驚嘆するだけだったがそれだけの映画ではない
要所要所に鏤められた、破滅までのときを過ごす人々の姿・・・
その中にいくつものヒューマニズム性を感じることができ、様々な形の愛があった
そういう意味では『ARMAGEDDON』と似たような感動が得られたように思う・・・

『FINAL FANTASY(ファイナルファンタジー)』
有名ゲームの映画化というだけで期待していたがストーリーは見当違いだったかもしれない。
CGは流石というべきだが、フルCGにするメリットがあるかと効かれると疑問は残る。
ストーリーは精神、つまり心を象徴するもので嫌いなテーマではない
心という存在、星に宿る精神・・・そして再生する地球・・・その中に地球という生命のもつ優しさ、温かさが感じられ
この星に護られているのだと実感できた。そして地球と精神的にひとつに溶けるイメージを抱けた

テーマソングも日本人起用と話題性があったが、よくテーマになじんでいたと思う

『LIFE IS BEAUTIFUL(ライフイズビューティフル)』
陽気でユーモアに満ちた出会いとその後の家族での平和な生活から一変、悲劇が襲う
絶望的な強制収容所での生活を子供に悟らせまいとする男の強さ・・・
家族を守ろうとする愛の深さ・・・。自らの死をもってして守りぬいた家族は幸せだっただろう
タイトルの通り、家族への愛は生きる美しさのひとつだと思う。自己犠牲を惜しまない愛の強さが輝かしかった

『ROMEO & JULIET(ロミオ&ジュリエット)』
現代版ロミオ&ジュリエット。ストーリーはさほど変わらないので触れる必要はないと思うが
個人的にはある人と約束をしていて守れなかった思い入れのある作品。
やはり、悲恋。くだらない派閥争いと僅かなすれ違いで幸せになれなかった二人を哀しく思う。
運命的な、すべてを平和にできるようなそんな愛だったからこそなおさら痛む

『SLEEPERS(スリーパーズ)』
4人の少年の犯してしまった過ちとそれに対する重すぎる犠牲(虐待)
少年院上がり(スリーパーズ)の4人の復讐劇だが、着目すべきは話の展開ではなくて、
その少年の間にある友情だろう。すべてはラストシーン間近の4人での最後の再会・・・
復讐という絆が強くしたのかもしれないが、そのいつまでも変わらないような真の友情は羨ましく思えた。

『THE MATRIX(マトリックス)』
最新の映像技術にはただただ感心するあまり。
現実では不可能な戦闘シーンを完璧に表現していて爽快感があった
3部作という事で続編にも期待

『THE SHAWSHANK REDEMPTION(ショーシャンクの空に)』
希望を代弁するような映画。刑務所はさながら絶望の場所でしょう
そこで十数年という時をかけても絶望にすべてを失わず希望は抱き続けることができる。
それはきっと生きるという事と同じなのだと思う。
現実社会も何かに束縛され続け、自由がないところは同じ
それでも・・・希望という名の下に自由になる事はきっとできるのだと思う
希望は・・・心が空のように澄んで輝きを抱き始める

『TITANIC(タイタニック)』
書くまでもないことなのかもしれない。当時の豪華客船の様子とそこに集う人々の生き様を描き
氷山の衝突による沈没という極限の状態を再現して見せた作品。助かりたいとボートを求めるもの、
運命を知って、最後までかなで続けていた音楽隊。様々な人が彩りを与えていた。
その中でも数奇な運命から出会い、恋に落ちた二人が貫いた愛はとても強く・・・
最後に老婆が語った事からも、死さえも二人の真実の愛を裂けなかったのだろう。
愛し合うという事もまた・・・人が生きるという事。不幸な結果となったが、その愛は永遠であると信じたい


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