狂想


この痛みは、想いは、いつか癒されるというの・・・?

見えない傷が、強く生きるのを邪魔する

どこにも行けなくて・・・、この場所でわからないものに脅えてる日々

残酷すぎる、この時がもたらしたもの・・・

血とクスリと狂気へのトビラ

ズキズキする、渇く事のない傷が熱と共に心まで掻き乱す

本当の世界が見えなくなる、この瞳まで濁っていく

必死で抗ったのは堕ちていく感じ、

それが好き・・・?それとも嫌い・・・?

おかしくなって涙で笑う、ただ、全ての音が消えればいいと・・・

雑音に満ちた街で不協和音に狂わされる

だからここで・・・耳を塞いだままの僕は

それでも止まない耳鳴りの中でこのまま少しずつ息を止める

いつかは真っ白な世界に降り立てると・・・そう願いながら

2001.2.15

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