この身体を縛りつける・・・

自由に翔ぶ事を忘れさせる見えない枷は・・・

生きることを運命られた時に・・・

切り落とされた翼・・・

その錆びついていく鎖が・・・

僅かな動きさえ・・・僕から奪ってゆく

もう・・・どこにもいけない

そしていつか・・・この呼吸さえ・・・



赦しだけをこい続けていた・・・

胸の前で手を握り合わせていた・・・

それがたとえ、まがい物の祈りでも・・・

聞き届けてはくれないだろうか・・・

運命られた罪は重く・・・罰を受けるのに

罪を重ねる事しかできず・・・

この地に堕とされて・・・、償いの日々に縛り付けられて

翼のない違和感にも慣らされた頃、

翔び方も・・・もう忘れてしまったの・・・?

何処にもいけない・・・

見えない枷が・・・重く、縛り付ける・・・



けれど・・・空へと堕ちるのなら・・

僅か刹那でも・・・空に僕はいるの・・・

翼は失くしてしまったけれど、

生命を賭して・・・空を翔けるのなら・・・

この枷を消して・・・刹那の自由を・・・

2001.10.4

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