For You 〜to the sky〜
君が心に抱えてる、止む事もない、鈍い痛み・・・
いつからか、緩やかに心を刻みはじめた
傷口なんて見えはしないから、
痛みを抑える事さえ出来ないの
いつまでも、終わらないような痛みに途惑いながら
不安の中で、君はいつも願っていたね
あの頃にもどれたらと・・・
叶わないのなら、もう終わらせてと・・・
そう・・・心に痛みさえ届かなければ
今でも君は、微笑んでいたのかもしれない
今では・・・呪ったその痛みさえ求めて
君はまた、壊れてゆくのに・・・
ただ見ている事しかできない僕・・・
君のように、壊れてゆくの・・・
そうして二人で・・・
いつか、終わりしか見えなくなるの・・・?
僕は・・・そんな事望んでない
君には心から笑ってほしい・・・
君の事、何も知らない僕だけど・・・幸せでいてほしい
お願いだから、独りで傷つかないで・・・
独りで痛みにふるえないで・・・
叶うのなら、その痛みを受けとめてあげたいけれど
君の心を優しく癒してあげたいけれど・・・
君の側にはいけないから、僕には届けられない優しさだから・・・
君の声を見つめる度に・・・
痛む心を想う度に・・・君の心の幸せを祈るよ
君の痛みから目をそらさずに、その心を見護ってゆくよ・・・
いつか・・・、その心が輝きますようにと、この空に今日も祈る
それが、僕にできる僅かな事
今・・・君のために
2001.5.11