終末の詩 U 〜 血の旋律 〜


歩いて・・・歩いて・・・歩いて・・・

見えない道・・・1つだけの道・・・

歩いてきた・・・その道の影は闇にかき消され・・・

終わらない今日の中で見失う

歩くたびに・・・何かを忘れて・・・

僕の身体が欠けてゆく

砂になって崩れ堕ちる僕の破片・・・

僕だったモノが消えてゆく

僕は誰・・・?僕は誰・・・?僕は誰・・・?

僕は・・・独り・・・?



怖い・・・怖い・・・怖い・・・

痛い・・・痛い・・・痛い・・・

誰もいない・・・僕がいない・・・

何もわからないままで・・・僕は闇にふるえて・・・

終わらない痛みの中で僕を見失う

鏡に映る知らない僕・・・

歪んだ顔が乾いた涙を流す

ふるえながら抱きしめた・・・僕の身体・・・

紅い傷痕は癒されない

誰もいない・・・誰もいない・・・誰もいない・・・

僕は・・・誰・・・?



見つからない・・・見つからない・・・

僕は・・・消えてゆく・・・

夜は・・・血が流れて・・・紅い血は・・・僕を狂わせて・・・

僕は・・・死ぬの・・・?

ずっと・・・眠らせて・・・いつまでも・・・眠らせて・・・

この世界に・・・さよならを・・・

 

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