慟哭 W


僕は僕を止めてしまいたい

僕を時間の鎖から解き放って

僕を硝子の中に閉じ込めていたい

僕は時を重ねて・・・

ここまできてしまっていた

子供でいられない

大人になるときが迫ってくるけど

僕は耐えられそうにない

割り切ろうとする・・・大人に見せようとする心・・・

だけどそれは偽りで

本当は・・・こんな世界が嫌なんだ

もっと子供のままでいたかった

弱い僕を護っていてほしかった
(強くなる事を放棄してきた・・・?)
辛いのも苦しいのも全てが嫌だった

どんな事からも逃げていたかった

そして・・・僕が幸せならきっとそれでいいんだ・・・

本当の僕はこんな奴・・・
(みんなをだましたんだろうな・・・)
そう思う僕を嫌になるけれど・・・

嫌になる事がただの言い訳になってしまってる

そう思う事で自分を許しているのか・・・

本当にこれが僕なの・・・?

どこまでも自分を許してしまう・・・許せないでいる僕が・・・?

・・・わからなくなる!!

自分の想いさえ偽り・・・?

どこに僕の想いがあるの・・・?
(そんなものはないの・・・)
もう・・・疲れた・・・

楽になりたい・・・

・・・・・

このメッセージは何・・・?

・・・・・・・

こうやって救いを求める自分は許せない!!

誰も支えないで・・・誰も助けないで・・・

誰も救わないで・・・

そして・・・一方的に求める優しさ・・・か

痛みの走らない心にも・・・嫌になる

心を引き裂いてでも感じさせたい痛みと罪・・・

僕が持つ・・・偽りの優しさも・・・虚栄も・・・

感情も・・・全てを消して・・・

本当の優しさ・・・見つけたかった・・・

でも・・・耐えられないから

いつまでも・・・眠りつづける事も出来ないから

誰か・・・僕を殺して

1999.2.20

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