壊れ続けた日々


あの日から・・・少しずつ、緩やかに滑り落ちていた

狂気を知った、知らずに交わした現実との決別

意味なんてない、ただ・・・そうありたかっただけ

心が歪む、その前に傷つけて

心から自然におかしくなってく・・・

おかしく・・・なってく?



ここで見つめ続けたのは何だっただろう

この、血だらけの手を伸ばして、掴もうとしたもの・・・

今はもうわからない

それが、あの日選び損なったもうひとつの道であったとしても・・・



あるのは高らかな笑い声・・・ただ、それだけ

頭の中に響く声、振りほどきたかったものが次第に心地よくなる

それが、聞き慣れる事もない僕の声・・・

・・・僕を笑う声・・・

口元だけで形作る、不器用な笑顔の『大丈夫・・・?』

2000.2.20

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