血
甘い痛みを刻み込む・・・
そして・・・零れ落ちる血・・・
こんなものが、今まで、
僕を僕として生かしてきたの・・・
そして、こうしていつか、なくなってしまうなら
生きる事さえ叶わない・・・
今はこうして、この身体に流れていた血を見つめては
終わりまでの日々に焦がれる・・・
血を見るのは好き・・・
でも、血の匂いは嫌い・・・
左手にしみついた匂いと傷痕・・・
もう、消えはしない
終わりまで・・・目を背ける事さえできずに・・・
2001.7.12