BIBLE
大切に胸に抱えていた聖書は神の記述
いつか・・・その意味を失くして・・・
神は死んだと声がした
両手で握り締めていた十字架は神の救い
祈るべき神は死に・・・
福音が降り注ぐ事はなかった
それでも人は祈り続ける
祈るべき神のいない世界で・・・
癒される事のない罪と罰を抱えて・・・
唯一・・・光となる希望を見つめて
そう・・・心に響くのは神の声であり
赦されて生きる事だった・・・
心に抱きしめたのは容なき聖書
たとえ世界に神の救いは失われても
誰もがすべてを救い・・・癒し・・・
大切なものを愛してゆく
すべての心に眠る聖書に生きる事を赦された
そしてすべての心に・・・
・・・終わらない生命の輝きを・・・
2003.7.14