独り W


独りで生きるという事・・・

選んだのは僕だったはず・・・

時に、独りの夜は怖くて、

寂しくて・・・狂おしいほどに

誰かを想うけれど・・・

この心が壊れるまで、痛みを刻むけど・・・

僕にはそんな資格もない

忘れたの・・・?傷つける事しかできない事を・・・

僕は独りで・・・これからも独りで・・・

優しさにはふれられない

この心の偽りの愛なんて信じては駄目・・・

誰からも愛されはしない・・・

この血にぬれた腕を、刻み込まれた狂気の証を

優しくふれてくれる誰かはいないの・・・

だからこの痛みのまま、狂想へと堕ちてゆく・・・

そして、この終わらない夜の中で・・・

独り・・・眠り続けるの・・・



この心に刻まれた絶望は・・・

鋭い痛みを伴って、

狂気に蝕まれた心は、いつのまにか死んでいたの・・・

心さえなくした僕に君は要らない、

君の痛みもわかってあげられなくて、

君の心に痛みしか贈れない僕に、

君といる事はできない

そう・・・さよならだね・・・

そして、僕は独り・・・眠り続けるの・・・

2001.7.23

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