独り U


この夜には誰一人いないようで

この空の下、目をとじて立ち尽くした

誰かに向けたその声は響かず

冷めた風だけが、この心まで届いた

深く、暗い空には、いくつもの光の粒の煌き

幾千もの星々がとても淋しそうに輝くのは

寄り添うものもいないから・・・?

その色は雪のようで・・・消えてしまいそうな儚さと共に

この夜に独り・・・、僕は独りで・・・

2000.11.22

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