2.LRA Kill 40 in Southern Sudan http://allafrica.com/stories/200407260109.html Kampala(ウガンダ) ウガンダの反政府勢力神の抵抗軍(LRA)が、スーダン南部のMotiという小さな村を7月23日の早朝に襲い、7人のスーダン人民解放軍(SPLA)と含む約40人を殺害したと、教会リーダー及びSPLA職員が語ったという。南部アフリカを支配するSPLAは21年来の内戦に終止符を打つために、スーダン政府と和平協定に署名していた。一方、他の市民軍赤道の防衛軍(EDF)はスーダン政府軍がLRAを支援していると主張している。
コメント 国連のアナン事務総長はスーダンの事態を打開するために、アフリカのリーダーと会談する予定だ。また、国境なき医師団などのNGOがスーダンの現状に世界が目を向けるように、アピールを出している。日本でもスーダンの虐殺が報道されている。スーダンの内戦は長い間行われてきた。この間、世界はスーダンのことなど忘れていた、いや、存在しているという意識さえなかったかもしれない。最近では、98年にスーダンの首都ハルツームの医薬品工場をイラクと協力して毒ガスVXを造る工場だとして、米軍が攻撃した際に注目されて以来だ。この年の8月にケニアとタンザニアにある米国大使館爆破事件が起きたが、その犯人をかくまっていると米国からスーダン政府は警告を受けていた。
スーダン北部はイスラム教徒、南部はキリスト教徒とアミニズム信仰者が占め、南北での内戦が行われ、米国が南部の反政府軍を支援したために、内戦が長引いてきたという指摘をする人たちもいる。ここにあるのはポスト冷戦の内戦構造なのだ。そして、一番の被害をうけるのは冷戦中であろうと、ポスト冷戦であろうとも同じくそこに暮らす主義や主張を声高にしない人たちだというのがやるせない。 (all
Africa.com The Monitorより) |